2019/6/1

4829:シンメトリー  

 「響工房」のフォステクス製のフルレンジスピーカーから、新鮮な響きの音が流れ始めた。フルレンジスピーカーはバックロードホーン型のエンクロージャーに納められている。

 そのスピーカーに接続されているスピーカーケーブルは、修理を依頼していたMarantz Model2の8オームの出力端子に接続されていた。

 プリアンプはラックスマンのCL36。CDプレーヤーは同じくラックスマンのD500である。実は「響工房」の井村さんは長年ラックスマンでオーディオ機器の修理を担当されていた。

 Model2の修理は完了した。これでしばらくは「長い不在」はないはずである。我が家のMarantz Model2は購入してから4年以上の年月が経過した。

 購入時のコンディションがあまり良いものではなかったので、Model2は4年の間に何度かの入退院を繰り返した。我が家の「問題児」でもある。

 そんな手のかかるModel2の何度目かの入院は、今日終わった。動作が安定していることをCDをほぼ1枚聴き終えて確認した。

 フォステクスのフレンジユニットとバックロードホーンの組み合わせというと長岡鉄男氏の設計した様々なスピーカーを思い浮かべる。

 当初はフォステクスのユニットの持つ紙臭さが鼻についたが、その後の試行錯誤によりそれを克服し、さらにバックロードホーンのエンクロージャーにもいろんな調整を加えて、バランスよく鳴らすまでに、3年ほどの時間が必要であったとのこと。

 「そうですよね・・・オーディオってそういうものですよね・・・ポン置きでは鳴らないものですよね・・・」と、共感しながらしばしの時間オーディオ談議をした後、2台のMarantz Model2はBMW 523i Touringの荷室に慎重に納められた。

 埼玉県ふじみ野市にある「響工房」から我が家までは車で45分程である。いつもよりも慎重に運転しながら自宅を目指した。

 自宅に着くと、1台づつ車の荷室からリスニングルームにModel2は運び込まれた。そして、YAHAMA GTラックの下段にそれぞれ綺麗に収まった。

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 これにより、我が家の3台のGTラックは満室になった。そして、シンメトリックな構成が再び完成された。

 私はシンメトリー好きである。オーディオ機器のデザインもシンメトリーなものの方が落ち着く。真ん中のGTラックの上段に鎮座するMaranzt Model7のデザインもシンメトリックである。

 しかし、よく見ると完全なシンメトリーではない。ぱっと見は綺麗なシンメトリーであるが、右4つのノブが左の4つのノブよりも微妙に小さい。

 もちろんこれはあえてそうしているわけで、インダストリアルデザインナーでもあったソウル・B・マランツのセンスの良さを感じさせる。

 我が家の3台のGTラックにより構成されたシンメトリーも、左右で微妙に異なる。右の上段はORACLE Delphi6であり、左の上段はORACLE CD2000であり、共通のデザインテイストではあるが、デザインは異なる。
 
 真ん中の中段に置かれた2台のORACLEの電源部もCD2000のものの方が少し大きい。「この微妙なずれが良いんだよな・・・」と、ほとんどの人にとっては全くどうでもいいことに対して悦に入ったりしている。

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 2台のTANNOY GRFは部屋の両コーナーに置かれているので、当然の結果としてシンメトリーである。しかし、これも微妙に異なる。

 モノラル時代に製造販売されたGRFは、それぞれ明らかに製造された年が違っている。エンブレムが左右で違ううえ、ネットワークの取り付け位置も異なっている。

 きっと音質も微妙に左右のスピーカーで異なっているはずである。「まあ、それも含めて良いということにしておこう・・・人間の耳だって左右で感度が微妙に違っているかもしれないし・・・」と思うことにしている。



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