2019/5/1

4797:247km  

 大沢駐車場には、トイレと小さな売店がある。寒さに震えながらトイレを済ませ、売店でフランクフルトを購入して頬張った。

 大型バスは大量の中国人を運んできていて、トイレも売店も中国語が飛び交っていた。5合目まで行く予定だったのがここで足止めされたようであった。

 メンバー全員が走り終えてから記念撮影をした。皆寒さに震えていたので急いで降りることになった。早く標高の低い地点に移動したかったのである。

 4合目からの下りは、極寒であった。冬用のグローブをしていても指先の感覚がなくなってくる。体中の筋肉が寒さで強張った。

 その冷たい空気の中を隊列は下っていった。「樹海台駐車場」まで下っていって、そこで一息入れた。

 ここまで下ってくると気温も随分と違う。ほっと一息入れながら、この駐車場から見える素晴らし景色に目を細めた。

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 そして、さらに下っていった。料金所まで下ると気温は普通のものになり、感覚がなくなっていた指先にも血流が戻ってきた。

 帰路も長い。下り基調であるので少し気は楽である。上り返しはあるにはあるが、長い上りではない。まずは山伏峠の上り返しである。これを越えると後は疲労との戦いとなる。

 山中湖を抜けて山伏峠の上り返しを越えた。山伏トンネルを潜り、道志みちを延々と走った。10両編成のトレインは右に曲がり左に曲がりしながらその下り基調の道を進んだ。

 長い長い道志みちを走り終えて津久井湖方面の道に入った。途中のコンビニで休憩して残量が少なくなったガソリンタンクにガソリンを補給した。

 そして最後の行程を進んだ。尾根幹を通り、府中街道に出た。府中街道を北上して、朝の合流場所であった「競馬場西門入口交差点」で、東大和在住の4名のメンバーは本隊と別れた。

 そして4台のロードバイクは、府中街道を真っ直ぐに北上した。既にサイコンの走行距離は200kmを超えていた。

 自宅に着くころには250km近い距離になるはずであった。府中街道は軽い上り基調である。そこを4台のロードバイクは「急行」で走った。

 先頭を引いていたメンバーがハイスピードで引いてくれたので、皆最後の踏ん張りを見せた。先頭交代した次のメンバーもハイスピードでガンガン引いた。

 「これって200km以上走ってからやることじゃないよな・・・」とは思いながら、なぜか頬が緩んでいた。アドレナリン効果であろう。

 最後の最後、少しばかり私が先頭を引いた。アドレナリンの分泌量が一定量を超えると苦痛を感じなくなるのか、さらに輪をかけてぎゅんぎゅんに引いた。

 そして皆と別れる地点になって「お疲れ様・・・!」と声をかけあった。一人になっても爆走は止まず、自宅に帰りつくまでこれでもかという勢いでクランクを回し続けた。自宅に帰りつきサイコンの走行距離を確認すると247kmであった。長い長い一日であった。



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