2019/5/11

4808:イージーチェア  

 我が家のリスニングルームには三つのイージーチェアがある。普段オーディオは一人で聴くので、椅子は一つあれば足りるのであるが、北欧ヴィンテージ家具の魅力に嵌まってしまった私はついつい欲しくなってしまったのである。

 三つのイージーチェアはいずれも1950年代から1960年代前半にかけてにデンマーク及びオランダで製造されたものである。既に製造から50年以上の年月が経過している。その間複数のオーナーにより所有されたものであろう。

クリックすると元のサイズで表示します

 三つのイージーチェアは、それぞれデザイナーが違う。写真の奥、TANNOY GRFの近くに置かれているものはアルネ・ヴォッダーがデザインしたものである。チーク材を贅沢に削りだしたアームの造形美が特徴的で、両サイドのエッジのデザインが航空機の翼を連想させる軽快さを醸し出している。

 真ん中に写っているのが、カイ・クリスチャンセンがデザインしたものである。製品名は「ペーパーナイフ・ソファ」。ペーパーナイフに似た形のアームが特徴で、製品名の由来でもある。シンプルなデザインでイージーチェアの原型のような佇まいを有している。

 そしてもっとも手前に写っているのが、アクセル・ベンダー・マッセンがデザインしたイージーチェアである。前の二つがデンマーク製であるに対して、これはオランダ製である。

 木部はアームがチークで脚部がオークのコンビネーションの組み合せ。アームが背面までぐるっと回るデザインが特徴的である。背もたれが背中を包み込むような独特の形状をしていて安定感がある。

 三つあるので、適当にローテーションしながら使っている。最近はアクセル・ベンダー・マッセンのデザインのものを使うことが多い。

 これはどちらかというと癒し系のデザインである。形状や座り心地がまったりとしているのである。春の季節にふさわしいのかもしれない。

 これらのイージーチェアはチークやオークといった木が上手に使われている。木部とクッションの組み合せが醸し出す雰囲気は、目にも体にもしっくりと馴染むものがある。

 金属フレームの革製ソファにも優れたデザインのものが多数存在するが、私の好みからすると、北欧ヴィンテージのイージーチェアに触手が動いてしまう。

 オーディオマニアのリスニングルームでこの手の椅子を見かけることはとても少ない。豪華な革製のソファの方が比率が高い。

 唯一の例外は高円寺にお住いの大川さんのところのリスニングルームであろうか・・・あそこには、ハンス J.ウェグナーがデザインした3人掛けソファであるGE236が鎮座していた。

 それを目にした瞬間「この人はデザインが分かっている・・・」と感心した覚えがある。生地は淡い色合いのグレーであった。

 ぱっと見は普通のソファであるが、見れば見るほどその質感の高さが沁みてくるといったタイプのソファであった。

 まあ、リスニングポイントに置かれた椅子やソファがどうであれ、音に大きな影響はないのであるが、どうせなら美しいものに腰かけて音楽を楽しみたいものである。 

2019/5/10

4807:ハイブリッド  

 Marantz Model2の修理を依頼した「響工房」から、shanshanさんのお宅は車で20分ほどで着く近さである。

 春の日差しが傾いていくなか、車を飛ばすと、夕方の5時ごろにshanshanさんのお宅に到着した。辺りはまだまだ昼間の明るさを十分に残していた。玄関脇のチャイムを押すと、いつものようにshanshanさんが笑顔で出迎えてくれた。

 リスニングルームに入ると、前回はグッドマンの12インフルレンジユニットが搭載されたヴィンテージスピーカーが置かれていたポジションには、今回新たに導入された2ウェイのトールボーイタイプのスピーカーが鎮座していた。

クリックすると元のサイズで表示します

 背の高さは一般的なトールボーイスピーカーよりも少し低めであろうか。フロントバッフルの幅は狭く、ウーファーが納まるぎりぎりの横幅である。奥行きは結構あり、そのプロポーションはとてもモダンである。

 側面は緩やかにラウンドし、フロントバッフルの上部には左右に綺麗な面取りがしてあり、音の濁りを抑え、空間表現を豊かにする工夫が見て取れる。

 ユニットはスキャンスピーク製の最高級品が奢られている。世界のハイエンドメーカーのスピーカーなどにも使われているユニットである。

クリックすると元のサイズで表示します

 ツイーターの先端は針のようにとがっていて、指で触れるとちくっと刺さりそうである。このタイプのツイーターは随分前の製品であるが、MAGICO MINIでも使われていたような気がする。

 キャビネットに納められたネットワークも贅をつくしたもののようである。ユニットとネットワークだけでも相当なコストがかけられていることが窺える。

 さらに驚いたのはキャビネットの豪華さである。フロントバッフルはなんと無垢の木が使われているとのこと・・・メーカー製ではまずないであろう。

 キャビネットの素材はブラックチェリー。オイル仕上げであるので、時間の経過とともにその風合いが変わってより濃い色合いになっていく。

 現状では明るめの茶色であり、木目も美しい。見ていて目にすっと馴染むキャビネットである。このキャビネットの響き具合はきっと良いものであろうと、見ただけでそう思わせる。

 このスピーカーは、とあるウルトラマニアの方の呼びかけで設計及び製作された。その呼びかけに応じたオーディオマニアはshanshanさんも含めて7名とのことであった。

 これだけの内容で、もしも海外のメーカーが作ったとしたなら、日本での定価はどれほどになるのであろか・・・私の予想では160〜180万円くらいであろうか・・・

 リスニングポイントに置かれたイージーチェアに腰かけるとちょうど耳の高さにツイーターがある。背面の壁からは相当離されてセッティングされている。平行法で置かれているので、音場はスピーカーの背後の空間に広がるはずである。

 一通りこの新しいスピーカーの説明を受けてから、早速CDを聴かせていただいた。CDプレーヤーはMaranztCD34。プリアンプはMarantz Model7で、パワーアンプはSD05である。パワーアンプに関しては様々な真空管アンプを使い、さらにはQUAD 405も試されたが、SD05が今のところ一番相性が良いとのことであった。

 クラシックのCDでまずは数曲聴かせていただいた。その音の第一印象は、「最新ユニットのトールボーイスピーカーではあるが音が細く冷たくならず、豊かな響きが感じられる・・・」というものであった。

 先入観かもしれないが現代型のスリムなトールボーイスピーカーは、広い空間表現、高いSN比、揺るがない定位感などには優れているが、音が細く温度感も低いといったイメージがあったが、このスピーカーはそういったことは全くなかった。

 前段機器を古いオーディオ機器が占めている。Marantz CD34とModel7の旨味成分がしっかりと音に乗り、SD05は無色透明で色付けすることなくしっかりとした駆動力で音をこのスピーカーに伝えていると思えた。

 そしてスキャンスピーク製の高級ユニットはその音を綺麗に放ち、ブラックチェリーのキャビネットはその音に豊かな響きを与えている・・・そんなイメージを持った。

 もちろん最新型のスピーカーらしく、空間表現、定位の安定性、SN比などの評価項目には高い点数をマークする。

 その音を聴きながら「ハイブリット構成」という言葉が思い浮かんだ。MarantzのCD34やModel7といった古いオーディオ機器と、SD05やこの2ウェイトールボーイスピーカといった新しい高性能なオーディオ機器を組み合わせて、様々な要素を高いレベルでクリアしながら、性能一点張りでない音楽性をも獲得しているようである。

 その後クラシック以外のジャズやポピュラーのCDも聴かせていただいた。もちろん、このスピーカーはオールジャンルに対応できる懐の深さも持ち合わせていた。

 従来使われていたグッドマンのフルレンジユニットとは対照的ともいえるスキャンスピークのユニットであるが、その高性能ぶりはさすがである。

 オーディオいじりが大好きなshanshanさんにとって、格好の素材を入手されたようである。このスピーカーは微細な調整の変化をも、すぐに音の変化として表出してくれる見事な変換器であるから、いじり甲斐は十二分にあるはずである。

2019/5/9

4806:Model2  

 リスニングルームの両コーナーに設置してある2台のTANNOY GRFの右チャンネルからだけ不定期に「ポツ!」とノイズが出るようになったことに気づいたのは4,5日前のことであった。

 この症状は以前にも体験したことがある。その時は右チャンネルのGRFを駆動しているMarantz Model2からノイズが出ているようであった。

 その時と全く同じ症状であるので、「また、Model2か・・・」と少々落胆した。念のためにプリとパワーを接続しているRCAケーブルの左右を逆に接続してみた。

 それでも右チャンネルからのみ不定期にノイズが出る。やはり原因は片方のModel2のようである。しばらく様子を見ることにした。「もしかしたら、そのうち出なくなるかも・・・」と淡い期待を抱いた。

 しかし、それはやはり淡い期待であった。20秒から30秒に1回程度の頻度で「ぽつ・・・」と小さめのノイズが、音楽に浸ろうとする気分を損ねる。

 「気にしなければ、気にしないで済むレベルではあるが・・・気になると言えば気になる・・・」ということで、重い腰を上げてModel2を「響工房」に持ち込むことにした。

 前回ノイズが出た時も「響工房」で直してもらった経緯があるので、安心である。「念のため2台とも持ってきてください・・・」とのことであったので、BMW523i Touringの荷室には、Marantz Model2が2台綺麗に並んで置かれた。

 「響工房」には自宅から車で1時間ほどで着く。Model2を工房の中に運び込んで、その状況を確認した。

 そしてしばらく預かってもらうことになった。Model2は1950年代に製造されたパワーアンプである。60年以上の年月が経過しているので、辛抱強さが求められることも多い。

 Marantz Model2は希少価値のあるパワーアンプであり、中古市場にも稀にしか出てこない。またその相場も高騰しているようである。

 私は購入した4年前はちょうど100万円(プラス消費税)であったが。現在はペアで120万円以上のプライスタグが付くようである。

 「それほどの価値があるものであるから、大切に使わないと・・・」と、思いながら作業台に置かれたModel2を眺めていた。

 「では、よろしくお願いします・・・」

 「経過はメールでご連絡します・・・」

 と、言葉を交わして「響工房」を後にした。時刻は午後4時半であった。このあともう一箇所寄るところがあった。

 それはshanshanさんのお宅であった。shanshanさんのリスニングルームには、つい最近新しいスピーカーが導入された。その新しいスピーカーを聴いてみたかったのである。

2019/5/8

4805:3分の1  

 「都民の森」は大賑わいであった。駐車場はほぼ満杯で、売店の脇に用意されているサイクルラックには、ロードバイクが鈴なりになっていた。

 ここで一息いれながら、今日の昼食休憩をどうするか話し合った。時間がない時には、拝島駅近くのコンビニまで一気に走っていき、そこで昼食休憩を取る。

 今日はペースが全体として速めで、時間的な余裕があったので、「数馬の湯」に立ち寄って、その中にある「レストラン とちの実」で昼食休憩を取ることになった。

 9台のロードバイクは隊列を形成し直して下っていった。下りは重力に任せて走っていくのでスピードがかなり出る。ロードバイクに乗り慣れていないと、そのスピードに恐怖心を感じることが多い。

 超強力な心肺機能を有する陸上部高校2年生は、上りではその心肺機能を活かしてぐいぐいとハイスピードで駆けあがっていき、おじさんローディーをおいてけぼりにするが、下りではスピードを出すことができずに、遅れてしまう。

 先頭を引くメンバーは、時折後ろを振り返りながらスピードを調整して、その間隔があまり開かないようにしながら下っていった。

 ほどなく「数馬の湯」に到着した。入り口の手前にサイクルラックがある。そこにロードバイクを立てかけて建物の中に入った。
 
 まだ12時前であったので、「レストラン とちの実」は空いていた。待たずに入ることができた。ここは食券制であるので、まずは頼むメニューを決めなければならない。

 「舞茸天丼」が定番メニューであるが、みとう団子を食べたばかりであったので、それよりもサイズが小さい「ミニ舞茸天丼」を選択した。「ミニ」と付いているが、普通の天丼並みのボリュームはある。

 談笑しながらの食事は楽しいものである。風張峠のヒルクライムを終えたので、もう厳しい上りはない。それゆえ気持ちが楽である。

 まったりとした時間を過ごした。お腹もいっぱいになり、この後昼寝する時間でもあれば、春爛漫の「天国タイム」を過ごせたが、そういう訳にもいかず、またロードバイクに跨った。

 さらに下った。トレインは下りではペースを緩め、平坦路ではペースを速めた。「橘橋」の交差点を右折して、武蔵五日市駅へ向けて走った。

クリックすると元のサイズで表示します

 気温は予報通り上がった。朝早いうちは少し肌寒いくらいであったが、昼には暑く感じた。もうすぐニーウォーマーもいらなり、半袖のサイクルジャージにレーサーパンツという軽装で走れるようになるであろう。

 季節は春から初夏に変わっていくことろである。年を取ると1年が本当に早い。気が付けば2019年も3分の1が経過した。

 3分の1のうちにはいろんなことがあったはずであるが、過ぎ去ってみると「あっちゅうま・・」である。

 今日ゲスト参加した高校2年生にとっては、この1年の3分の1はどのくらいのスピード感で過ぎ去っていったのであろうか・・・おじさん連中が感じているであろうスピード感よりもはるかにゆっくりなものであるのは確かであろう・・・感覚的には3分の1くらいであろうか・・・

 残りの帰路もハイスピードでこなした。自宅に帰り着いて、サイコンの走行距離を確認すると136kmであった。

2019/5/7

4804:風張峠  

 「山のふるさと村」への分岐点であるY字路交差点の信号は青であった。この交差点を越えると斜度はしっかりとしたものになる。風張峠の頂上までは9kmと少しの距離である。

 ここをバトルモードで走っていく。普段のロングライドで走る峠道よりも長いので、ペース配分が重要である。前半頑張りすぎてしまうと、後半で失速してしまう。

 今日は、ここまでのペースが普段よりも速く、脚の余力が心許ない状況であったので、なおさら慎重に走る必要があった。

 走り始めは200ワットを少し超える程度の負荷で走った。もちろんこのペースで終始するわけはなく、やがてペースを上げていったメンバーが次々に前に出ていった。

 その背中を見送りながら、私も中盤へ向けてパワーを上げていった。リーダーは強力な心肺機能を持つ高校生と共にぐんぐんと前に出ていき、やがて視界から消えた。

 3番手と4番手を行くメンバーはその背中が前に見えていた。中盤に入り硬直状態になりつつあった。二人の背中は等間隔に並んでいた。それぞれ100メートルほどの差が付いていた。

 中盤は230から240ワットほどの平均パワーで走った。脚は早急に削られていき、充電量は減っていったが、前を行くメンバーの背中が引き上げてくれるので、後半に入っても脚はまだもっていた。

 5kmほど上り、前のメンバーの背中がかなり近づいてきた。「追いつけそうだ・・・」そう思ってクランクに込めるパワーを増していくと、後方から迫ってきた存在に気付いたメンバーもパワーを上げる。追いつけそうで追いつけない状況がしばし続いた。

 異変が起きたのは、残り距離が3kmを切った頃合いであった。サイコンのパワーの数値が急に下がり始めた。

 200ワットを切るような数値になり、「まずい・・・脚が切れた・・・」と焦り、無理やりクランクに込めるパワーを上げようとするが、200ワットを超えてもすぐにその数値は下がり始める。

 こうなると如何ともし難い。近づいていた前を行くメンバーの背中はどんどんと遠ざかっていき、やがて視界から消えた。

 風張峠の終盤はアップダウンが繰り返される。本来はここでがしがしと漕いで前を行くメンバーを追うべきであるが、今日はそういうわけにはいかなかった。

 どうにかこうにか風張峠の頂上に達した。終盤で脚がなくなったことは残念であった。Mt.富士ヒルクライムまで1ケ月余りしかないので、もう少しスタミナをつけないと、レース本番でも終盤で失速する可能性がある。課題が見つかったヒルクライムであった。

 風張峠は標高が高い。道標には「東京で一番高い道路 標高1146メートル」と記されている。その道標を通りすぎた先でロードバイクを止めて、そこから望める景色を遠く眺めた。天気は良かったので、遠くまで見渡せた。

クリックすると元のサイズで表示します

 メンバー全員が走り終えてから、恒例の記念撮影をして、3km程下った先にある都民の森へ移動した。

 都民の森の駐車場はは満車状態であった。天気が良かったので、ローディーの姿も多かった。ここでいつもの「みとう団子」を食した。相変わらず素朴な味わいであった。

2019/5/6

4803:奥多摩湖  

 コンビニ休憩を終えて、奥多摩湖を目指してクランクを再び漕ぎ始めた。JR青梅線に沿った道をしばらく走り続けて、「将門」の交差点を左折すると、城山トンネルの入り口が見えてきた。

クリックすると元のサイズで表示します

 この城山トンネルをかわきりに幾つものトンネルを抜けていくと、奥多摩湖に達する。道は緩やかであるが上っている。

 奥多摩湖が最終目的地である場合には、トンネルを抜けていくごとにスピードが上がっていき、やがてバトルモードに突入する。

 今日は、奥多摩湖は通過点であり、その先の風張峠がバトルポイントである。なので温存モードで走るはずであるが、今日は全体的にペースが速く、温存モードという割にはかなり速いスピードで、奥多摩湖までの上り道を走っていった。

 「このペースだと風張峠の分の脚の余力が残らないのでは・・・」と少し危惧しながら走っていくと、奥多摩湖までの道のりにおける最後のトンネルである中山トンネルの中に入っていった。

クリックすると元のサイズで表示します

 トンネルの先には出口が丸い小さな光となって見えていた。その光の輪の向こう側に抜けると奥多摩湖を堰き止めている小河内ダムの大きな設備が見えてくる。

 奥多摩湖に達した。湖面は穏やかで静かであった。風はないので湖面には周囲の緑が綺麗に映り込んでいた。

 第2駐車場で、一息入れた。ここは広い駐車場である。第三日曜日には多くの「旧車」が集まる。今日は第三日曜日ないので、その手の車はあまり停まっていなかった。

 駐車場に併設されている売店でコカ・コーラを飲んだ。ここの売店にはアンリカンドッグやおでんなども売られていた。

 しばしの休息の後、風張峠を目指して走り出した。しばらくは奥多摩湖に沿って気持ちの良い景色を楽しみながら走った。

クリックすると元のサイズで表示します

 奥多摩湖にかかる橋を幾つか渡った。赤い橋や淡いオレンジ色の橋などカラフルである。そして、奥多摩周遊道路に入った。ここから12km程走ると風張峠の頂上に達する。

 「山のふるさと村」に向かう道との分岐点までは3kmほど、その交差点までは落ち着いたペースで走っていった。その交差点に設置されている信号機の色は青であった。

2019/5/5

4802:こどもの日  

 ゴールデンウィークも終盤に入った。「こどもの日」である今日は日曜日であるのでチームのロングライドの日である。

 今日は先日令和の初日に走ったコースをちょうど逆から走る予定になっていた。「奥多摩湖→風張峠→都民の森」というコースになる。普段のロングよりも距離が長めになるので集合時間がいつもよりも1時間早い。

 天気予報では雨の心配はないようであった。最高気温は25度を超えるということであったが、最低気温は10度と低めの予報であった。

 朝の5時に起きだした時には肌寒さを感じた。この季節は朝と昼の気温差が大きい。朝に合わせると昼暑く、昼に合わせると漕ぎだしの1時間ほど寒さに震える。

 サイクルウェアは前回のロングライドの時よりも一段階軽装にして、LOOK 785 HUEZ RSに跨った。ニーウォーマーであったので、朝のうちは脚がすーすーした。

 今日の参加者は9名であった。メンバーの息子さんもゲスト参加していた。現在高校2年生で、6月に行われる富士ヒルに参戦する予定とのことである。高校では陸上部に所属し中距離走が専門。毎日の厳しい練習に耐えているので恐ろしく心肺機能が高かった。

 9台のロードバイクの内訳はORBEAが3台、COLNAGOが3台、Ridleyが2台でLOOKが1台であった。9台のロードバイクは隊列を形成して、多摩湖サイクリングロード、旧青梅街道そして岩蔵街道と走っていった。

 ペースは一貫して速かった。今日は長めの距離を走る予定であるので、後半のスタミナが心配されるほどに皆気合が入っていた。

 圏央道の青梅インターの下を潜っていき、「今井馬場崎」の交差点で左折して青梅方面へ向かった。

 この道の途中には先日立ち寄った「担々麺 杉山」がある。その前を通り過ぎてしばし走っていくとJR青梅線の踏切を渡る。

 その踏切の先はJR青梅線に沿って続く商店街である。古い商店街で昭和の香りを色濃く残している。

クリックすると元のサイズで表示します

 商店街を抜けると周囲の雰囲気は変わってくる。鄙びた山間の風情が色濃く漂い始める。緑が多くなり、空気も爽やかなものに変わっていく。

クリックすると元のサイズで表示します

 JR青梅線を右に見ながら静かな道を走っていった。道は緩やかな上り基調であるが、ペースは落ちない。高校生の陸上部員は余裕の表情でその速めのペースについてきていた。高校2年生ということは16歳であろう。私とは40歳の歳の差である。かなうものなら40年前に戻りたいものである。

 途中のセブンンイレブンでコンビニ休憩をした。補給食にはスモークサーモンとベイクドチーズが具材として入っているパンと半熟卵の入ったお握りを選択した。これにアイスコーヒーを合わせた。

クリックすると元のサイズで表示します

 天気は快晴である。絶好の行楽日和である。家族サービスは後回しにして、ロードバイクに乗っていることに多少の罪悪感は感じてはいる。走り終えた後は、車で家族を立川に連れていき買い物に付き合い、イタリアンレストランで夕食をご馳走して、多少の罪滅ぼしをする予定でいた。

2019/5/4

4801:小旅行  

 今日は朝から晴天であった。昨日は1日家族サービスに費やしたので、今日は無罪放免ということで、午前中から出かけることができた。

 目的地は石岡市である。中央線で東京駅まで行き、常磐線の特急「ときわ」に乗り換える。石岡駅には国分寺駅から2時間ほどで着く。ちょっとした小旅行である。

 石岡市にお住まいのAさんのリスニングルームを訪問するのが小旅行の目的である。Aさんは、ベテランのオーディオマニアである。コンデンサースピーカーを長年愛用されていて、現在はSound Lab社の巨大なコンデンサースピーカーを使われているとのことである。その高さはなんと2.7メートル。普通のお宅では物理的に入らない大きさである。

 石岡駅の改札にちょうど正午で待ち合わせしたのは、ishiiさん、Iさん、サンフラワーさんである。4名が揃ったところで駅のロータリーに迎えに来てくれたAさんの車に乗り込んだ。まずはイタリアンレストランで昼食を摂った。

 Aさんとは初対面であったので、挨拶を交わし、そのシステムの概要をおうかがいした。Sound Lab社のコンデンサースピーカーを駆動するのはホルダーのパワーアンプ。プリアンプはジェフローランド。CDは、エソテリックの最上位セパレート。かなり気合いの入ったハイエンド構成である。

 アナログは2系統あり、メインはEMT 927、サブはAcousticSolid社のがっしりとしたプレーヤ。フォノイコはボルダーの最高級品・・・・なんだか話を聞いているだけで目がくらくらしてきた。

 昼食を食べ終えて、御宅に向かった。リスニングルームにたどり着く前に、その御宅の外観に驚かされた。由緒の正しさをはっきりと示す歴史ある門構えである。母屋以外にお宝が眠っていそうな立派な倉があり、二つあった倉のうち一つを建て替えた建物の1階がオーディオルームになっている。

 早速リスニングルームに案内していただいた。その広さは我が家のリスニングルームの3倍以上。天井高も3.5m以上はあるであろうか、広大なエアボリュームが素晴らしい。

 そこに巨大なコンデンサースピーカーが立っているのであるが、それ以外に驚かされるのは、周囲の壁にずらっと並んでいた巨大なオルゴールや蓄音機である。その規模はちょっとした博物館並み。

クリックすると元のサイズで表示します

 L字に配されたソファーに5名が座った。リスニングポイントからは、見上げるように巨大なコンデンサースピーカーを眺めることになる。

クリックすると元のサイズで表示します

 何もかもが圧倒的な存在感を持っている。部屋に入って座っただけで心拍数が上がるかのようであった。

 お茶を頂きながらの雑談の後、CDから聴かせていただいた。ビバルディやバッハといった古い時代のクラシックが流れた。素晴らしい録音のCDである。その音の質感は、コンデンサースピーカーらしい滑らかで優しいものである。コンデンサースピーカーであっても、その表面積が桁外れに広いので、低域の量感は十二分なものであった。

 その後様々なCDを聴かせていただいたが、ゲルギエフが指揮した「春の祭典」も難なくこなす懐の深さも見せてくてた。

 私も随分と前にQUADのコンデンサースピーカーを自室で使ったことがあった。耳障りな音のしない滑らかな質感には少しばかり懐かしさを感じた。

 小休止の後はアナログタイムである。まずはサブであるAcousticSolidのレコードプレーヤーから聴いた。アームはグラハムエンジニアリング、カートリッジはDS Audioの光カートリッジである。メインであるEMTに対してピカピカの最新機器である。サブアナログシステムは最新型らしい緻密で精細な音の質感であった。

 そして、主役登場という感じで表舞台に現れたのが、EMT 927である。こちらは見ているだけで、圧倒されるような巨体の持ち主である。一般的な部屋にはけして置けない代物である。アームもカートリッジもEMT純正である。1957年の製品とのことである。

クリックすると元のサイズで表示します

 EMTで聴くアナログは圧巻であった。エソテリック製の最高級機も、最新の技術を駆使したハイエンドアナログシステムも一瞬で顔色をすっかり失った。

 私達4人のオーディオマニアも声を失って、息を飲んだ。「格が違う・・・」それが4人の共通認識であった。

 メインのアナログシステムはいずれのレコードも素晴らしい質感でクラシック音楽を表現してくれた。

 唯一、ishiiさんが持参されたカラヤン指揮の管弦楽曲集のみバランスがおかしかった。レーベルはコロンビア、1961年録音のステレオ盤である。

 皆、違和感を感じたので、ボルダーのフォノイコのカーブをRIAAからコロンビアに変更して再度聴いた。先程とは別物の素晴らしい演奏が眼前に広がった。コロンビアの頑固な技術者は1961年になってもRIAAカーブを採用しなかったようである。

 いろんなものが規格外なOFF会であった。高さが2.7メートルもあるコンデンサースピーカー、LPがどう見てもシングル盤に見えるほど巨大なターンテーブルを持つEMT 927、そして今日は時間の関係上その音を聴けなかったオルゴールや蓄音機の数々・・・全てが異次元の世界を感じさせてくれた。

 私が持参した3枚のレコードもEMT 927で聴かせていただいた。特にローラー・ボベスコの演奏によるヘンデルのヴァイオリンソナタ第3番の滑らかで艶やかなヴァイオリンの音色は出色の出来映えであった。

2019/5/4

4800:担々麺  

 「数馬」を通りすぎた。ここから先はフリー走行ゾーンになる。序盤、一人のメンバーが速めのペースで走り始めたので、その後ろにつかせてもらった。

 そのまま、しばらく走っていった。「このままのペースで、中盤は落ち着くかな・・・」と思っていると。別のメンバーがぐっとペースを上げて前に出た。

 「アタックか・・・」早い段階でのぺースアップに全く対応できず、そのメンバーの背中はどんどんと離れていって100メートル以上の差が開いてしまった。

 残り距離は3kmほど、終盤そのメンバーの脚が切れたら追いつけるが、脚がもてば追いつける差ではなかった。

 リーダーは、ややあってペースアップしてそのメンバーの背中を追っていった。ハイペースでするすると上っていき、やがて追いついた。

 私はそんなハイペースで追える脚はないので、じんわりとパワーを上げた。残り距離が少なくなってきた。

 終盤も都民の森の上りはしっかりとしている。何度も鞭を自身に振るいながら2番手を行くメンバーの背中を追うがそ、その差はわずかしか縮まらない。

 100メートル以上に開いてしまっていた差はどうにか70メートルぐらいにはなった。しかし、30メートル以下に縮まらないと、ラストスパートで追いつくことは無理である。

 前を行くメンバーも後ろから追い上げてきていることは分かっているので、必死で逃げる。それにしてもあれだけハイペースでアタックしても終盤まで脚が切れないのはさすがである。

 残念ながら前を行くメンバーとの差が30メートル以内に縮まることはなかった。軽めにラストスパートして都民の森のヒルクライムを終えた。

 上り終えた直後は声も出ないくらいに疲れた。都民の森の駐車場にある「自転車ゆりーと像」の下にLOOK 785 HUEZ RSを立てかけて、しばし休んだ。

クリックすると元のサイズで表示します

 後続のメンバーが上り終えるのを待ってから、補給食を摂った。「売店 とちの実」の名物は、「カレーパン」と「みとう団子」である。チーム内での人気も二分している。今日は「カレーパン」4名に、「みとう団子」3名と、やはり接戦であった。

 天気はもちそうであったので、予定通りここからさらに少し上って風張峠を越えて奥多摩湖方面を走ることになった。記念撮影を済ませてからリスタートした。

 ゆったりとしたペースで走ったが、ヒルクライムバトルを終えて脚はスカスカの状態であった。風張峠の頂上に達すると桜がまだ咲いていた。ロードバイクに乗っていると桜をより長く楽しめるようである。

 風張峠で一息いれてから奥多摩湖方面へ向かって下っていった。このあと「担々麺 杉山」に立ち寄ることになった。ここの担々麺は実に美味しい。

 勢いよく下って奥多摩湖にかかる橋を幾つか渡った。奥多摩湖の第二駐車場でトイレ休憩をした。ゴールデンウィークであったが、ここはのんびりとした空気が漂っていた。

 リスタートして、幾つものトンネルを潜りながら下り基調の道をトレインは整然と進んだ。やがて道はJR青梅線と並行して走る。視界の左側にJR青梅線の幾つもの駅をやり過ごしていくと、やがて市街地に入り、商店街を通り抜けていった。

 青梅から岩蔵街道へ向かう道に入った。そして「担々麺 杉山」に着いた。店の入り口前には数名の客が並んでいた。

 店の前にロードバイクを立てかけてチェーンキーを施し、その列に並んだ。それほど待つことなく店内入れた。

 ここの担々麺は海老の出汁が濃厚である。見た目の色合いほど辛いわけではなく、まったりとした旨味が気分を和ませる。

 無料で小ライスが付いてきて、麺を食べ終わるとライスを投入して雑炊も楽しめる。「一杯で二度美味しい」担々麺である。

クリックすると元のサイズで表示します

 担々麺で十二分にエネルギーを補給して、残りの行程を走り終えた。自宅に帰りついてサイコンの走行距離を確認すると129kmであった。心配された雨は時折パラつくことはあったが、ほとんど影響はなく、無事に帰りつくことができた。

2019/5/3

4799:121 PH  

 7台のロードバイクは、走り慣れた道を進んだ。実は今日からサングラスを変えた。以前はUVEXのものを4年ほど使っていた。新たに購入したのは、Kabuto 121PHである。

 チームメンバーの2名がこのサングラスにしていた。塩山まで走ったロングの途中で、試させてもらうと、視界がすっきりと良好で驚いた。すぐさま注文した。カラーはホワイトを選択。

 121 PHは視界がクリアでまるでつけていないかのような感じである。グラス面が大きくフレームによる視界の限定がない。

 視界は良好であったが、体は「やや重」であった。日曜日の超ロングの影響がまだ若干残っているようであった。

 いつものように拝島駅近くのファミリーマートに立ち寄ろうとしたが改装中のようで休みであった。もう少し先にもファミリーマートがあるのでそちらに立ち寄った。

 コンビニ休憩を済ませて、睦橋通り、さらに檜原街道と走っていった。気温は高めで湿度も高い。空気がもわっとしていた。

 サイクルウェアはノーマルの長袖、下はレーサーパンツにレッグカバーをしていた。グローブは冬用であった。もう少し軽装でもよかったと少し後悔した。

クリックすると元のサイズで表示します

 檜原街道は、木々の間を貫いている。両側が木々にすっぽりと覆われる「陰地」は、ひんやりとした空気感に包まれていた。

 総ヒノキ造りに改築された公衆トイレでトイレ休憩をした。ヒノキの香りは心地いいものである。この香りには気持ちを穏やかにする効果があるとのことである。

 トイレ休憩の後は、都民の森まで走る。「数馬」までは隊列キープで走り、「数馬」から先はフリー走行ゾーンとなる。

 「数馬」までは抑えて走り、「数馬」での休憩をせずにそのまま走りましょう・・・ということになった。

 リスタートして檜原村役場の前を通りすぎていって、「橘橋」のT字路交差点を左折した。ここから都民の森までは21km程の距離である。

 前半は上り基調のアップダウンが続く。抑えめという割には少し速めのペースでトレインは走り続けた。

 「上川乗」のY字路交差点を通過した後は、しっかりとした上りが時折脚に負担をかける。ダンシングを織り交ぜて行程を淡々とこなしていった。

 左側に「数馬の湯」が見えた。ここには時折昼食休憩に立ち寄る。この中にある「レストラン とちの実」の「舞茸天丼」はボリューム満点である。しかし、今日は折り返さないので、その天丼を味わうことはない。



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ