2019/3/23

4757:3シリーズ試乗  

 試乗車として用意されていたのは、BMW 320i M Sportであった。エンジンは2Lの4気筒エンジンである。カラーは鮮やかなブルーであった。

 かってはBMWと言えば直列6気筒エンジンが主流であったが、今や6気筒エンジンはすっかりと影を潜め、主流は4気筒エンジンである。

 私が今乗っているBMW 523iのエンジンも4気筒エンジンである。確かにシルキーさという点においては6気筒エンジンが勝っているであろうが、現代の4気筒エンジンは出来がいいので、不満を持つことはまずない。

 試乗車に乗り込んで、インテリアの質感を確かめた。従来の3シリーズよりも確実にワンランク豪華になっている。現行5シリーズと比べても見劣りがしない。

 液晶パネルを使ったコックピットのデザインは、現行5シリーズのそれよりもアップデートされていて目新しい。この液晶表示のコックピットはオプションではなく、全てのグレードに標準装備である。

 Mercedes-Benzが新型A Classで導入し話題となった「音声コマンド操作」が、この3シリーズにも装備されている。

 Mercedes-Benzが、「ハイ、メルセデス」と呼びかけるのに対して、BMWでは「オッケー、ビーエムダブリュ」と呼びかける。

 AIスピーカーの世界においてAppleが「ヘイ、シリー」、Googleが「オッケー、グーグル」と呼びかけるのに合わせたかのような使い分けである。

 AIスピーカーを使い慣れている人にとっては違和感がないであろう。私はAIスピーカーを持っていないので、試してみたが少々気恥しいような気がした。これは慣れの問題であろう。

 ゆっくりと走り出して、ディーラーの駐車場から出て新青梅街道を走った。試乗時間は20分ほど、街乗りのみであった。

 2Lの4気筒エンジンは実に静かである。この音の躾具合はかなりの高級感がある。4気筒エンジンだからといって雑な音が漏れ出てこない。

 パワーやトルクに関しても必要にして十二分といった感触であった。余程スポーティーな運転を欲しない限り不足感はないであろう。

 この320iの上のグレードに330iがある。330iだからエンジンの排気量が3Lに上がるわけではない。同じ2Lの4気筒エンジンであるがチューニングが異なり出力とトルクがぐっとアップする。320iを試乗した感覚としては、320iで十分と思えた。

 一方足回りであるが、少し堅く感じた。M Sportであることと、試乗車がまだ降ろしたての新車であることがその要因と思える。

 走行距離が10,000kmを超えてくると、もっとしっとりとした質感になってくるのかもしれない。タイヤはブリジストン製のRFTである。

 ドライバー席からの眺めは、5シリーズと比べると心地いいタイト感があった。見渡しはよく、ボディーの見切りもいい。

 試乗中は試せなかったが、3つのカメラを活用した運転支援機能も全車に標準装備されていて、その能力もライバルたちに比べて頭一つ抜け出ていると、営業マンは話していた。

 「良くできている・・・」「時代はSUV重視の流れだから以前のようには売れないであろうけど、新型3シリーズは走りの質感を重視するユーザーには好感を持って受け入れられるであろう・・・」と思えた。

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