2019/2/21

4727:SHOTGUN  

 グレン・グールドのピアノに続いて、KRELL CD-DSPにセットされたのは、シューマンの歌曲集のCDであった。ソプラノはエディト・マティスである。ピアノ伴奏はクリストフ・エッシェンバッハ。

 女性の後ろ姿が描かれた印象的なCDジャケットである。「女の愛と生涯」の8曲の歌曲を通して聴いた。

 このCDは、我が家でもよく聴くものである。我が家のリスニングルームで聴けるものよりも少しばかりシャープな音像がWILSON AUDIO CUBの後方にすっと浮かぶ。少し見上げるような位置に、歌い手の顔があり、ちょうどコンサートホールで聴くような視線となる。

 「女の愛と生涯」は「歌曲の年」といわれる1840年に作曲された。シューマンは、この年幾多の困難を乗り越えてクララ・ヴィークと結婚した。そのことが、この歌曲集を作曲する大きな契機となったはずである。

 「女の愛と生涯」を聴き終えてから、「では、試してみますか・・・」とグールドさんは、一旦オーディオ機器の電源をOFFにした。私は、紙袋から2セットのRCAケーブルを取り出した。

 それらはどちらもMITのケーブルである。型番はMI-330 SHOTGUN。我が家のオーディオシステムでしばらくの間活躍していたRCAケーブルである。

 我が家のオーディオ・ケーブル類は、最近RCAケーブル、スピーカーケーブル、そして電源ケーブルのほとんどが、ジャーマンヴィンテージのケーブルに刷新された。そのため、大量のケーブル類が階段下の物置の空間を占有することになった。

 グールドさんはMITケーブルの愛好者である。RCAケーブル、スピーカーケーブルが全てMITである。電源ケーブルだけはMITではなく、JPS LABSのケーブルを使われている。2セットのRCAケーブルはMITのMI-330である。

 素のMI-330をその上級バージョンであるMI-330 SHOTGUNに替えると音にどのような変化があるのか・・・変化があるのは間違いないが、その変化の方向がグールドさんの嗜好性にあっていれば、お譲りすることになる。

 CDプレーヤとプリアンプ、そしてプリアンプとパワーアンプとの間を接続していたMI-330が取り外されて、MI-330 SHOTGUNが新たにその役割を担った。

 SHOTGUNはMI-330にさらに黒い被膜をかぶせたような形状をしている。その黒い被膜の下には何かが隠されているようであるが、その詳細は不明である。黒い被膜部分はケーブルの全てを覆っているわけではなく、7割ほどの部分を覆っている。

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 接続を手早く終えて、オーディオ機器の電源をONにした。CD-DSPには、シューマンの歌曲集のCDが納められたままになっていたので、そのCDを再度聴いてみることにした。



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