2019/2/12

4718:DELPHI  

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 我が家のレコードプレーヤーは、ORACLE DELPHI Yである。DELPHIは長い年月をかけてモデルチェンジを繰り返してきて、現在は6世代目のモデルである。

 その間、基本構造は変わっていない。アクリルとアルミを高精度に加工したデザインを採用しており、その外観は近未来的である。

 三つのスプリングを使ったフローティング・システムを採用しており、プラッターを指で軽く押すとゆらゆらと上下する。

 スプリングによるフローティング式ターンテーブルというと、LINN LP12が有名である。LP12もプラッター部を指で軽く押すとゆらゆらと上下する。このフローティング・システムによって、音に悪影響を及ぼす振動を軽減しようとする意図である。

 がっちりとした構造体で振動の影響を遮断しようとするリジッドなターンテーブルもある。リジッド派とフローティング派に分かれるわけであるが、DELPHIは後者に属する。

 この三つのスプリングを回転させることによって、サブシャーシの高さや水平を調整できる。高さに関しては、専用のゲージが付いていて、メーカー推奨の高さに簡単に設定できるようになっている。

 当初はその専用ゲージが定めた高さに設定していた。しかし、メーカー推奨の高さとというものはカートリッジの適正針圧のようなもので、必ずしもその値に合わせるのがベストとは限らない。

 ヒヤリングを繰り返して調整していると、専用ゲージで合わせた高さよりも少し高い位置にサブシャーシは位置するようになった。

 LINN LP12もバネの調整が音を調整するうえで肝となるようであるが、LP12の場合、スプリングは隠れている。

 それを調整するのは、少しばかりめんどくさい。しかし、DELPHIの場合は構造上とても手軽である。

 メーカー推奨よりもサブシャーシを高い位置にすると、音はふわっとした質感になる傾向がある。音像の位置も高くなる。

 ホールトーンをスピーカーの上に響かせたいような場合には高めで、逆に音のダイレクト感を重視する場合には低めのほうが良いのかもしれない。

 長い年数を経て熟成されてきたモデルであるので、調整した状態が時間の経過により狂うことも少ないようである。その点でも安心感がある。

 DELPHIが第六世代になってから、数年前にマイナーチェンジが行われた。しかし、まだDELPHI Zは発売されていない。

 もしも、DELPHI Zが出たならば、その時は買い替えたいものであると思っている。それはきっとまだまだ先の話であろう。 



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