2019/1/8

4683:アタック  

 城山トンネルを抜けると、空気がさらに厳しいものになった。「うわ・・・寒っ!」という言葉が口から思わず出た。

 その冷たい空気の中を体を強張らせながら切りぬけていくと、次の愛宕トンネルに達する。今日はトンネルの中の方が暖かい。

 そのトンネルを抜けると「愛宕大橋」のT字路交差点に達する。この交差点を左折すると後は小河内ダムまで緩やかな上り道が続いている。

 前半は隊列をキープしながら無理のないペースで走っていった。さらにトンネルを二つほど抜けた。

 「そろそろ誰かペースアップしないかな・・・」と思いながら隊列の後ろに付いていたが、誰も行きそうになかったので、隊列の右に出て、アタックした。

 スピードはぐんと上がった。パワーも心拍数もそれにつれて上がっていった。新年の初ロングだからと言って、アタックしたメンバーを気持ちよく逃がしてくれるという心優しいメンバー達ではない。

 ひたひたと後方から迫ってきた4人のメンバー達にやがて追いつかれた。5台のロードバイクはしばし連なった。

 後方に付いて空気抵抗を弱めてもらいながら少し脚を休めた。上級者はさらにペースを上げて前に出ていった。

 取り残された3名はしばし協調しながら走っていたが、1名は脚が切れて下がっていった。もう一人も充電量が減ってきたようでペースが上がらない。

 そこで前に出て2名の背中を追った。視界にはその二つの背中は収まっているが、その差を詰めるほどのパワーアップは難しかった。

 最後の中山トンネルを抜けると小河内ダムの排水設備が左手に見えてくる。もう少しである。ダンシングに切り替えた。

 ラストスパートを苦し気な排気音を発しながらして、ゴールである駐車場へ走り込んでいった。激しい呼吸のためゴールするとしばし咳が出た。

 小河内ダムまでの上り道は緩やかな斜度でゆっくり走る分には楽なヒルクライムであるが、ハイペースで駆け上がると、やはりきつい。

 皆が走り終えたところで、湖畔エリアまで移動した。残念ながら焼き芋屋の軽トラックは見当たらなかった。

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