2019/1/3

4678:◇マーク  

 Marantz Model7には12AX7が6本使われている。12AX7はポピュラーな真空管であり、中古市場にも数多くの在庫が存在する。

 オリジナルではTELEFUNKENの12AX7が使われていたようである。◇マーク入りのTELEFUNKEN 12AX7が良いと一般には言われている。

 その◇マーク入りの TELEFUNKEN 12AX7は希少価値が高いのか、中古市場でもとても高い価格が付いている。

 幸い我が家のModel7には、4年前に購入した時に、◇マーク入りTELEFUNKEN 12AX7が装着されていたので、当面の間は高額な12AX7を購入しなくて済みそうである。

 パワーアンプであるMarantz Model2には整流管として6AU4GTAが使われている。現在はRCAのものが装着されている。

 パワーアンプの真空管については、ついつい存在感のある出力管に目が行ってしまうが、実は整流管の音に対する影響度は出力管以上であると真空管マニアの間では言われている。

 「整流管か・・・片側で2本使われているから両方で4本必要か・・・高くないかな・・・」そんなことを思いながら真空管販売業者のHPを覗いてみると、RCAやGEといったメーカーのものの在庫があった。

 価格はそれほど高いものではなく、1本1,000円から1,500円ほどとリーズナブルである。出力管である6CA7/EL3に比べると、需要が少ないせいであろうか安く感じた。

 「これくらいなら気軽に試せそうだな・・・」と思った。1本10,000円以上するとやはり二の足を踏んでしまうが、1,000円から1,500円ほどであれば、ついつい試したくもなる。

 Model2の前段管には12AX7と6CG7が1本ずつ使われている。12AX7はプリアンプであるModel7同様、◇マーク入りのTELEFUNKENのものが一番良いと一般的には言われている。

 Model2に刺さっているものを取りはずして確認すると、残念ながらTELEFUNKENではなく、メーカー名がプリントされていなかった。

 「CV4035 KB/DC」とプリントされている。「12AX7」とも「ECC83」とも印刷されていない。「大丈夫か・・・これ・・・?」と疑問に思って、インターネットで調べてみるるとその素性が判明した。

 「MULLARD CV4035 - 1961-62 Military Box Plate Premium Grade Long Life ECC83 CV4004 12AX7 Wrinkle Glass Halo Getter Whyteleafe Prod」とその海外のサイトには写真入りで紹介されていた。

 その写真と取り外した真空管を見比べると全く同じ仕様であった。軍用であったために、「CV4035」という型番がプリントされていたようである。Mullardが1960年代前半に製造したもののようであった。

 「なら、大丈夫かな・・・」と一安心した。もう一つの前段管である6CG7も取り外して確かめた。こちらは整流管とおなじRCAのものであった。

 Model2を随分と前から使われている知人のオーディオマニアによると、真空管の音の対する影響度は「整流管」「前段管」「出力管」の順番で大きいそうである。

 真空管に詳しくない者は、ついつい真空管の中でスター的な存在である出力管に注目してしまうが、玄人は整流管や前段管の選別により注意を注ぐようである。

 Marantz Model2で言えば、6AU4GTA、12AX7、6CG7が6CA7/EL34よりも重要ということになる。しかし、見た目的な存在感が高く一番目立つ場所に装着されいる出力管には、多少高くても良いものを選択したくなるが、縁の下の力持ち的で地味な存在である整流管や前段管には、なるべくお金をかけたくないと思ってしまう。



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