2018/6/14

4475:下山  

 チームメンバー全員が走り終えた。周囲は霧で煙っていたが、雨は降っていなかった。「このまま、雨に降られずに下山できるかもしれない・・・」そんな淡い期待を抱いていた。

 富士山は望めなかったが、恒例の記念撮影を済ませて、下山することになった。下山スタート地点は多くの参加者が並んでいて、渋滞していた。

 そのためすぐには下山できずにしばし待たされることになった。体が随分と冷えてきていたので、早く標高の低いエリアに行きたいところであったが、ここはじっと我慢するしかなかった。

 下山は霧で白く煙り、視界が悪いなか、スピードを抑えながら始まった。昨年は下山時の落車事故を2件見かけた。自分がそういった目に合わないように慎重に下っていった。

 ようやく樹海台駐車場に到着した。長い時間ブレーキを頻繁に使ってきたので、手や腕さらに肩が随分と疲れていた。

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 樹海台駐車場には公衆トイレもあるので、トイレを済ませた。一息入れた後、さらに下り始めた。

 樹海台駐車場を後にして間もなく雨が降り始めた。その勢いはすぐに本降りになった。路面には水が溜まり、前を走るメンバーのロードバイクの後輪が跳ね上げる水が飛んでくる。

 コンディションは一気に悪化した。サングラスにあたる雨が、もともと霧で悪かった視界をさらに悪いものにした。

 自分のロードバイクの後輪が跳ね上げる水がレーサーパンツのお尻のところを直撃してくるので冷たい。

 雨で濡れネズミ状態になってようやくスタート会場地点にまで戻ってきた。会場に着くと雨は小降りになった。

 計測チップを返却して、完走証とフィニッシャーリングをもらいに行った。ヘルメットに貼られたシールに記載されたナンバーを見せると、プリントアウトされた完走証とブロンズ色のフィニッシャーリングをもらった。

 完走証に記載されたタイムを確認すると「1時間22分59秒80」とあった。手元のサイコンで計測したタイムは1時間23分00秒であったので、なんだか「オマケ」をもらったような気がして頬が緩んだ。

 ほんのわずかとはいえ1時間23分を切り、1時間22分台のタイムであったことは、頑張った自分へのささやかなご褒美のような気がした。

 その後、参加者に無料で振舞われる「吉田うどん」を食べてから、宿の駐車場へ向かった。雨は止んでいた。

 宿の駐車場に着いて、雨で汚れたロードバイクを綺麗にしてから、車の中に収納した。そして宿の風呂場の脱衣場で濡れたサイクルウェアを脱いで乾いた衣服に着替えた。

 この後は皆で日帰り温泉施設である「紅富士の湯」に向かった。暖かい温泉に浸かって、疲れ切った体を癒した。

 のんびりと湯に浸かっていると、今年のMt.富士ヒルクライムが終わったことが実感された。結果が良かったので嬉しかったが、終わってしまったことが少し寂しいような気がした。



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