2018/5/31

4461:査定  

 「実は変わった依頼を受けましてね・・・相続の案件なのですが、亡くなった方がオーディオマニアでかつレコードコレクターだったものですから、相続税の申告以外にも、その処分について相談されたのです・・・」

 私は、小暮さんが淹れてくれた珈琲を飲みながら、話し始めた。

 「うちで扱えるようなものはある・・・?」

 小暮さんは表情を少し変えて訊いてきた。小暮さんが経営されている「オーディオショップ・グレン」は主にヴィンテージものを扱っている。

 「新しいものばかりです。レコードプレーヤーはORACLE Delphi5です。私が使っているものの一つ前の世代のものです。アームはSME製のORACLE専用のもので、カートリッジはZYX AIRY。プリとパワーはOCTAVEの真空管式のものです。フォノイコはプリアンプ内臓のものを使っています。スピーカーが珍しいもので、RAIDOH ACOUSTICSのAyra C-2です。C-2はリボンツーイーターを使っていて、とても良いデザインをしています。」

 「趣味が良い感じだね・・・そのラインナップを聞いただけで、オーナーの人柄が分かるというか・・・クラシックの人・・・?」

 「いえ、それがロックなんです。ロックの一つのジャンルであるプログレッシブロックのレコードのコレクションが大量にあって・・・レコードはディスクユニオンに引き取ってもらって査定してもらっています。おそらく数百万円になると思います。枚数も1万枚を超えていましたから・・・」

 「ロックやジャズのほうがレアなレコードは高い値が付くからね・・・それにしても1万枚を超えるコレクションとは凄いね・・・」

 「そうなんですよ『レコード部屋』と家族が呼んでいた6畳間には作り付けのレコード棚があって、そこにぎっしりと詰まっていました。」

 「幾つだったの・・・?亡くなった方・・・」

 「59歳です・・・私とそれほど違わないので、ちょっと身につまされる感じがしました・・・家族にもしものことがあった時のオーディオやレコードの処分について事前に話しておかないと、と思いましたよ。家族にとっては何の価値も見いだせないものでしょうから・・・」

 「確かにモニターシルバーが入ったオリジナルのTANNOY GRFが数百万円の価値があるなんて、家族には想像すらつかないだろうからね・・・・taoさんにもしものことがあったら、TANNOYとMarantzは、うちが引き取るよ・・・適正価格でね・・・」
 
 そう言って、小暮さんは笑った。

 「うちで扱うには少し新しいかな・・・買取価格は査定してもらったの・・・?」

 「ええ、4つの業者に見積もってもらいました・・・まあ、大体予想したとおりで、ヤフオクで処分できそうな価格の5割から6割ぐらいでした。どれも結構人気のある機種なので、ヤフオクでもすぐに売却できるようです。C-2はかなりレアなものなので、ヤフオクでもヒートアップしたなら結構高く売れるはずです。」

 「じゃあ、うちでその査定額の一番高い価格で引き取って、すぐにヤフオクで処分しようかな・・・」

 「そうしたらどうですか・・・確実に利益は出ますよ・・・綺麗に使われていて、コンディションはどれも良いようでした。」

 「悪い話じゃないよね・・・」

2018/5/30

4460:132km  

 全員が風張峠の長い上りを走り終えてから、恒例の記念撮影を済ませた。皆疲れていたが、ヒルクライムを終えてほっとした表情であった。

 その後檜原方面に3kmほど下ったところにある「都民の森」へ向かった。ここで補給食を摂る予定であった。

 都民の森にある「売店 とちの実」には、名物が二つある。一つは「みとう団子」と呼ばれる、炭火で焼かれる大ぶりな団子である。クルミ味噌か甘辛い醤油かを選択して塗って食す。

 もう一つはカレーパンである。タイミングが良いと焼き立てのほくほくしたカレーパンを食べることができる。コーラと合わせるとのが定番の組み合わせである。

 私は都民の森に来ると、概ね6割は「みとう団子」を、残り4割ほどの割合でカレーパンを選択する。今日はなぜかしら着く前から「みとう団子にしよう・・・」と心に決めていた。

 都民の森に着いて、早速「売店 とちの実」に向かった。店の前で炭火で焼かれている「みとう団子」は、香ばしい匂いを発していた。

 「みとう団子」にはクルミ味噌をたっぷりと塗ってもらった。さらにその横で売られていた「冷やし田楽」も、実に魅力的であったので、こちらもゲットした。

 「冷やし田楽」は、滑らかでとろとろの食感が嬉しい。檜原村特産のこんにゃくを使ったもので、暑い時期にはついつい食べたくなる。

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 その二つの補給食は実に滋味溢れるものであった。

 天気は良く陽光が降り注いでいたので、ここからの長い下りでもウィンドブレーカーは要らないようであった。

 美味しい補給食でエネルギーをチャージして帰路を急ぐことになった。ここからハイペースで走り、途中のコンビニ休憩をパスすれば、2時半ごろには家に着けるはずであった。

 長い下りをひらひらと舞うように下っていき、その後も良いペースでトレインは走り続けた。

 そして休憩ポイントである拝島駅近くのファミリーマートに着いた。普段はここで昼食休憩をするが、パスして帰る予定のメンバーが3名いたところ、他のメンバーもボトルの水だけ交換して休憩はパスすることになった。

 自販機で飲み物を購入してボトルに補充するだけで、再度走り始めた。今日は暑かったのでボトルの水が早いペースでなくなった。

 帰路のペースが快調であったこともあり、無事に2時半頃に自宅に辿り着いた。サイコンに表示された今日の走行距離は、132kmであった。

2018/5/29

4459:12km  

 三つ目の橋である「三頭橋」を渡ると「奥多摩周遊道路」が始まる。1973年に開通し、1990年3月31日までは有料の道路であったが、1990年4月1日からは無料で開放されている。

 普段であれば、料金所跡から「山のふるさと村」へ向かう道との分岐点までの3km程は穏やかなペースで走り、Y字路交差点を越えてからペースがあがる。

 ちょうど先頭を引いていた。「今日は最初からペースを上げていこう・・・」と思っていた。Mt.富士ヒルクライムが近いので、少しでも長めの距離をしっかりとしたペースで走っておきたかった。

 料金所跡からだと風張峠の頂上まで12kmと少しの距離である。序盤は緩めの斜度が続くので、必然的にスピードがぐんぐんと上がっていった。

 3km程速いスピードで駆け抜けていくと、Y字路交差点が見えてきた。そこに設置されている信号機はちょうど「青」であった。
 
 信号が変わる前に通過しようとダンシングでペースを上げた。分岐ポイントからは斜度がしっかりとしたものになる。

 ここから9km程上っていくと風張峠の頂上がある。自動車道路として整備された道であるので道は広くてきれいである。

 オートバイのツーリングスポットしても有名なようで、多くのオートバイも走りにきていた。なかにはかなり攻めた走りをする「走り屋バイク」もあるため、オートバイの事故が多いようである。

 今日は白バイやパトカーを多く見かけた。休日は事故防止のために取り締まりが強化されているのであろう。

 なるべく負荷が一定になるように走っていくと、途中で2名の上級者がペースを上げて前に出ていった。

 その背中を極力視界に納めるようにしながら、長い上りを辛抱強く走った。脚には疲労成分が確実に蓄積していき、徐々に脚が重くなってくる。

 その重くなった脚を辛抱強く回し続けた。平均パワーは220ワットから230ワットの間で推移していた。このコースはゴール手前でアップダウンコースになる。

 短い下りが3回入るアップダウンエリアは、ありがたいようなありがたくないような感じである。ここでペースが乱れることもある。

 下りでは重いギアを選択してガシガシ漕ぐ。それでもパワーはすっと下がる。短い下りが終わるとまた道は上がる。パワーの数値も上がるが、スピードは当然ゆっくりとなる。

 この3度のうねりを越えて最後の上りを走った。ようやくゴールが見えてきたのでラストスパートした。

 走り終えると、脇にある駐車場に入って、しばし休憩した。料金所跡からの12Kmと少しの距離を43分ほどで走った。

 平均パワーは220ワットほど。スタートからゴールまでほぼ一定の負荷で走れた。しかし、Mt.富士ヒルクライムはこの距離の2倍である。平均斜度がもう少し緩くなるとはいえ、所要時間もほぼ倍・・・そう思うと気が引き締まった。

 標高は1,146メートル。木陰に座ると空気がひんやりとしていて、火照った体に心地よい空気感であった。 

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2018/5/28

4458:奥多摩湖  

 岩蔵街道の「今井馬場崎」の交差点を左折して、青梅方面へ向かった。ペースは変わらず30km/hほどのスピードで8両編成のトレインは走った。

 青梅線の踏切をロードバイクのタイヤが線路の窪みに嵌まらないように斜めに横切ってから、線路に沿って西へ向かった。

 昭和の香りを色濃く残す古い商店街を抜けると緑の比率が増えてくる。緩めの上り基調の道を速めの巡航スピードで走っていくと、体からの発熱量は随分と上がってきた。

 最初の休憩ポイントであるJR青梅線の御嶽駅近くのセブンイレブンに立ち寄った。ここでトイレを済ませて、補給食を摂った。

 補給食にはバナナと鳥五目おにぎりを選択した。それを店の横にある広めの休憩スペースに座って食した。

 しばしの談笑タイムを経てから、奥多摩湖を目指した。JR青梅線に沿った道をさらに走って「将門」の交差点を左折した。

 やや下って道なりに進むと「城山トンネル」が見えてきた。リアのLEDライトのスイッチを押した。1回押すと点灯、2回押すと点滅する。2回押して点滅モードにした。

 トンネルに入る直前にフロントのLEDライトも点灯した。トンネルの中は薄暗く空気もひやっとしている。トンネルの中では後ろから追い抜いていくバイクのエンジン音が航空機のエンジン音か何かのように思えるほどに盛大に響く。

 この城山トンネルを皮切りにいくつものトンネルを潜る。途中からペースが上がり、トレインは二つに分断された。

 私は「急行トレイン」に乗ってクランクを速いペースで回し続けた。頭の中では「この後の風張峠の分の脚も残しておかないと・・・」とは思ったが、トレインに乗った以上、最後まで乗り続けた。

 全員が奥多摩湖手前の駐車場まで走り終えたのちに、もう少し上にあるより広い第二駐車場まで向かった。奥多摩湖は陽光をたっぷりと受けて輝いていた。

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 第2駐車場での休憩の後、いよいよ風張峠を目指して走り出した。奥多摩湖は縦に長い。その奥多摩湖を左側に見ながら、気持ちの良い道を進んだ。

 やがて奥多摩湖にかかる赤い橋が見えてきた。この赤い橋を含めて三つの橋を渡ると風張峠に繋がる奥多摩周遊道路である。

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2018/5/27

4457:2週間前  

 Mt.富士ヒルクライムまであと2週間となった。先週は実際に富士スバルラインを試走した。残念ながらそのタイムは満足できるものではなかったが、本番までにもっと調子を上げないといけないと、気が引き締まった。

 本番1週間前まではかなりきつめのトレーニングをして追い込んで、1週間前からは溜まった疲労を取る予定である。

 今日はいつものように朝の7時にKuota Khanに跨って自宅を後にした。今日の天気予報は晴れで、最高気温は30度近くになるようであった。

 夏仕様のサイクルジャージの背面ポケットには、峠を下る時のためにウィンドブレーカーを入れていたが、今日はその出番はなさそうであった。

 朝のうちは空気が爽やかであった。多摩湖サイクリングロードの緑ももはや「新緑」ではなく、しっかりとした色合いになってきていた。

 集合場所であるバイクルプラザに到着した。今日の参加者は8名であった。そのロードバイクの内訳は、Kuota3台、ORBEA2台、COLNAGO2台、そしてRidley1台であった。

 今日の目的地は話し合って「風張峠」に決まった。風張峠の上りは12kmほどあり長めである。激坂エリアはないが、斜度は7%平均ぐらいであろか、上りごたえは十分にある。Mt.富士ヒルクライムへ向けて良いトレーニングになるコースである。

 風張峠は奥多摩湖の向こう側にある。普段走るロングとしては走行距離が長い。時間的に厳しいメンバーは帰りのコンビニ休憩をパスして帰る予定であった。私も午後に予定があり2時半頃には自宅に帰りつきたかったので、コンビニ休憩をパスして帰る予定であった。

 8台のロードバイクは隊列を形成して走り始めた。まだ気温は暑いという段階ではなかった。多摩湖サイクリングロード、旧青梅街道、岩蔵街道と走っていった。

 晴天に誘われたのか、今日はローディーの姿を多く見かけた。旧青梅街道を走っているときであった。少し前を別のチームのトレインが走っていた。

 そのチームは30km/hほどの巡航スピードで走っていた。ちょうどトレインの先頭を引いていた私は、その前のチームのスピードにピタッと合わせて一定の間隔をキープした。

 そのチームは岩倉街道をまっすぐに走っていった。きっと山伏峠へ向かったのであろう。私たちのトレインは「今井馬場崎」で左折し青梅方面へ向かった。

 その後先頭交代しても巡航スピードは変わらずにトレインは走っていった。「今日は追い込みライドになるだろうな・・・」と思いながら走っていった。

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2018/5/26

4456:カルテット  

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 四つの四角い形状のオーディオ機器がQUADRASPIREのオーディオラックの天板に均等に並んでいた。

 個々に見るとそれぞれ個性的な形状をしたオーディオ機器であるが、四つが一所に集まることによって、一つのグループとなり、一つの意思を持っているかのような気がした。

 その四つのオーディオ機器の構成は、CDトランスポートがCEC TL3 3.0 、DAコンバーターがO-DAC PRO、プリアンプがMarantz Model7、そしてパワーアンプがQUAD 405-2である。

 「このCECのトランスポートは、到着してからまだ3日しか経っていないんです・・・」と、チューバホーンさんは話された。

 長年CDトランスポートとして、チューバホーンさんのリスニングルームで活躍してきたSONY MS-1は寄る年波に抗えず、動作が少々不安定になってきていたのである。

 CECのCDトランスポートは、ベルトドライブで有名である。ベルトドライブは、アナログライクな質感の音を奏でそうというイメージがあるが果たして実際はどうなのか・・・興味はつきない。

 Maranzt Model7とQUAD 405-2との組み合わせは一般的には珍しいものだと思われるが、どちらも同じ方が徹底的にモディファイしたものであるので、その相性は随分と良いように感じられた。

 この個性派ぞろいのカルテットが駆動するのはTANNOY CORNER LANCASTERである。15インチのモニター・ゴールドが搭載されたコーナー型のスピーカーは部屋のコーナーに綺麗に収まっていた。

 チューバホーンさんのCDや、私が持参したCDを順番に聴いていった。もちろんすべてクラシックである。

 スピーカーはOLD TANNOYであり、ヴィンテージオーディオに属する。Marantz Model7も1960年代の製品であり、QUAD 405-2も決して新しいとは言えない製品であるが、その音には古臭さはまったくない。

 清澄な音空間にきっちりと音は定位し、空間表現も適切である。CECのベルトドライブのトランスポートは有機的な滑らかさをもたらしているようであったし、徹底的にモディファイされたModel7と405-2はその外観とは別次元の安定感のある音の構成力にしっかりと貢献しているようであった。

 このカルテットは一見、脈絡の無い個性派ぞろいのように見えなくもないが、この空間に集い呼吸を合わせることによって、CORNER LANCASTERを上手く唄わせ、そのイギリス的な魅力を派手な演出をすることなく引き出しているようであった。

2018/5/25

4455:かき氷  

 続く8番はボギーであった。前半のOUTは最後の9番ホールを残して、パー一つとダブルボギー一つ、残りはボギーという展開で、最後の9番ホールをボギーであがれば「45」のボギーペースで終えることができる状況であった。

 その9番ホールは457ヤードのロングである。ティーショットは右のラフ、セカンドショットは左のラフと少々ジグザグに進んだ。

 3打目でグリーンにオンすればパーの可能性も高まる。しかし、左のラフからグリーンを狙うには左側の木から伸びた枝が少々邪魔であった。

 その枝が気になったのか、3打目はやや右に出て、グリーン右手前のガードバンカーに捕まった。昨日の雨で砂が重くなっていたバンカーからは出すだけになってしまった。

 ピンまでは20ヤードほどのアプローチ・・・ピタッと寄せればボギーで上がれる。結果が気になったのか、最後まで頭を残せずトップしてしまった。

 ボールはピンをはるかに越えてグリーンの端にかろうじて止まった。ここのグリーンは上に付けると難しい。やはりスリーパットとなってしまった。

 9番ホールはトリプルボギー。ここまで辛抱強いゴルフをしてきたが、最後で崩れた。結局前半のOUTは「47」であった。

 昼食休憩後には後半のINコースへ向かった。午後の心配は雷である。天気予報では、午後は大気の状態が不安定になり雷を伴う雨が一時的に降る可能性があると伝えていた。

 後半も10番から13番まで4連続ボギーと比較的落ち着いた展開であった。14番は453ヤードのロングホール。ティーショットはまずまず、セカンドショットもそれほど悪くなかった。

 残りは90ヤード。3打目はしっかりとグリーンを捉えた。しかもピンそば。滅多にないバーディーチャンスである。

 バーディーパットは2メートルほど。慎重に狙ったが、ボールはカップを舐めて外れた。「惜しい・・・!」思わず声が出た。

 14番をパーとした。前半はパーの後すぐにダブルボギーが出たが、後半は次のミドルホールはボギーでやり過ごした。

 16番ホールは140ヤードのショートである。そのティーグランドに立った時、「雷が近づいています・・・注意してください・・・中断する可能性があります・・・」とのアナウンスがゴルフ場に流れた。

 確かに空には雲が増えていた。遠くからは「ゴロゴロ・・・」と音がかすかに聞こえていた。「まだ遠いから大丈夫かな・・・あと3ホールだし・・・」と思いながら8番アイアンで打ったボールはグリーンの左に大きく外れた。

 グリーンまでは30ヤードほどの距離。2打目はその距離感が合わずにショート。このホールは結局ダブルボギーであった。
 
 これでまたボギーペースに戻ってしまった。続く17番は524ヤードのロングホール。距離が長いロングホールである。

 INコースに入ってからドライバーショットは安定していた。ここでもしっかりとしたドライバーショットが出た。

 2打目もそつなくこなし、グリーンまでちょうど100ヤードのところにボールを運んだ。そこからの第3打は、グリーン手前にオンした。ここからツーパットでINコース二つ目のパーを奪った。

 最終の18番ホールは307ヤードの短いミドルホールである。右に池がありティーショットでは気を付けないといけない。前半のOUTでは最終ホールで大叩きをした。

 やや左を向いて放ったドライバーショットはほぼ狙い通りの位置にあった。セカンドショットはグリーンまで70ヤードほどと短い。

 ここはパーオンしたいところ。アプローチウェッジで打ったボールは少し大きかった。グリーンを少し超えたところにボールはあった。

 上からのアプローチは難しい。グリーンが速くボールがなかなか止まらない。慎重に打ったが、やはりボールは下りで加速していってカップを随分と越えてから止まった。

 18番ホールはボギー。後半のINコースは「44」であった。トータルで「91」。「まあ、この難しいゴルフコースでこのスコアならまずまずかな・・・雷もこちらには来なかったし・・・」と思いながら、クラブハウスへ引き上げた。

 お風呂でさっぱりとした後、クラブハウスのレストランに寄って3名で一息入れた。「かき氷」がメニューにあったので「宇治金時」を頼んだ。

 かき氷が丁度いい暑さであった。しかし、半分くらい食べた時に頭が「き〜ん」として痛かった。少し夏を先取りしたラウンドとなった。

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2018/5/24

4454:入射角度  

 天気は晴れであった。昨日は午後から雨が降り始め夜遅くまで降り続いたが、今日は朝から青空がのぞいていた。

 今日は顧問先である医療法人を経営されている夫妻と一緒にゴルフをする予定が入っていた。場所は飯能ゴルフクラブ。ここは1960年に開設された名門コースである。

 いわゆる「林間コース」で、ティーショットを曲げると林の中に入ってしまいワンペナと同様な感じになってしまう。

 この辺りには武蔵カントリークラブや狭山ゴルフクラブなどの名コースが集まっているが、それらの中でも一番印象が良いのが「飯能ゴルフクラブ」である。

 スタートは8時42分であるので、8時に着くように家を出た。時間に余裕があったので、途中でコンビニに立ち寄った。

 コンビニに立ち寄ると、最近は「条件反射」なのであろうか、トイレに入るようになった。その後、雑誌コーナーでゴルフ雑誌を立ち読みした。

 そのなかで「ドライバーショットの入射角を低くすると方向性が安定する」という特集記事があり、それを一通り読んだ。

 「ハンドレイトに構える」「インパクトまではその場で体を回転させる」「左足をアドレスの位置に戻す動きでダウンスイングを始動する」「頭を右に残す」など、ドライバーショットの入射角度を低くするポイントを頭の中に入れ込んだ。

 コンビニ珈琲を片手に店を出て、ゴルフ場へ向かった。予定通りの時刻にゴルフ場に着いて、駐車場に車を停めた。

 受付を済ませてから、スタート時間まで、パターの練習をした。ここのグリーンは速い。「良いグリーンだ・・・上に付けると大変そうだけど・・・」と思った。

 一緒のまわるメンバーと「晴れましたね・・・」「今日は暑くなりそうです。最高気温は29度とのことです・・・」「天気予報では午後には、急な雷雨がある可能性があるそうですよ・・・」といった話をしながら、スタートホールへ向かった。

 飯能ゴルフクラブには乗用カートはない。すべて歩きである。10km以上歩くことになるので、健康にも良い。

 1番ホールは392ヤードのミドルホール。入射角度を低くするポイントを頭の中で繰り返しながら打ったティーショットはやや左に出た。

 左のラフから打ったセカンドショットはグリーンに届かず、スリーオン・ツーパットのボギーであった。その後も比較的落ち着いたゴルフが続き、5番まで5連続ボギーという展開であった。

 6番は127ヤードのショートホール。距離が短いので是非ともワンオンしたいところであった。しかし、ボールはグリーンの右に外れた。そこからのアプローチがぴたりと寄った。ようやくパーが取れた。

 これで調子が上向くかと思ったが、次の7番ではティーショットを林の中に入れてしまいダブルボギーにしてしまい、やっと取れた6番のパーが台無しになった。

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2018/5/23

4453:下り  

 補給食で胃袋を満たした。5合目でしばし休憩をしたが、時間の経過とともに防寒着を着ていても寒くなり始めてきた。

 陽光が寒さを和らげてくれているので、当初思っていたほどの寒さではなかったが、気温はかなり低いようであった。

 下りでは風を強く受けるので、さらに体感気温が下がる。昨年の試走会の時には気温が高く、下りでもそれほどの寒さを感じなかったが、今日はそういうわけにはいきそうもなかった。

 公衆トイレでトイレを済ませてから、隊列を形成して下り始めた。やはり寒かった。強烈に冷たい風を体に受けるので、筋肉が強張った。

 さらに下っていくと、強烈な向かい風も加わり始めた。その風は時折斜めから吹き付けてくる。高速で下っていくと、ハンドルが左右にぐらぐらして、恐怖をもたらす。

 「これは・・・怖い・・・このスピードで落車すると、大変なことになる・・・」

 そう思って、ブレーキの介入頻度を上げて、極力安全な範囲にスピードが収まるようにコントロールした。

 数年前に柳沢峠の長い下りの途中で落車したことがある。その時も風が冷たく筋肉が強張り、強烈な向かい風でハンドルが揺れて不安定になっていた。

 スピードが出ていたので、派手に落車した。落車の衝撃でロードバイクが数メートル飛んでいったほどであった。

 幸いかすり傷と打撲程度の怪我で済んだが、その時のことはやはりトラウマとして心の奥底に残っている。

 「この風止まないかな・・・」

 そんなことを思いながら下っていった。途中「樹海台駐車場」で休憩を入れた。ここで寒さと強風で強張った筋肉を少し休ませた。見晴らしの良いところで、眼下には河口湖が見えていた。 
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 しばしの休息の後、さらに下っていった。やはり風が強く、急に斜めに吹くとハンドルが取られてひやっとする。

 しかし、標高が下がってくるにしたがって、気温が上がってきて、筋肉の強張りが和らいできた。

 そして、ようやく料金所を通り過ぎ、さらに下っていって北麓駐車場にたどり着いた。チームメンバーはこれから、日帰り温泉施設である「紅富士の湯」に行って疲れた体を癒す。

 しかし、私は家族サービスの約束があったので、なるべく早く家に帰りつく必要があった。そのため、サイクルウェアを着替えることもなく、Kuota Khanを車の荷室に詰め込んで、サイクルシューズをスニーカーに履き替えて、すぐに車を発進させた。

 チームメンバーに挨拶をして、駐車場を出た。早めに帰路につけたので、中央道の小仏トンネルの手前の渋滞も大したことなく、予定通りの時間に家に帰りつくことができた。

2018/5/22

4452:終盤  

 物事は思い通りにならないことの方が多いのが世の常である。富士スバルラインを試走した今日も、その法則は当てはまったようである。

 10km辺りまでは、比較的順調に走れていたが、徐々に脚が重くなってきた。前半は抑え気味に走り、後半でペースを少し上げるという計画であったが、後半に入って、ペースを上げるどころか、むしろペースが落ち始めてきた。

 「あれ・・・こんなはずでは・・・」

 気持ちは焦るが、重い脚は回ってくれない。その傾向は走り始めて1時間を経過した終盤でより明らかになってきた。

 サイコンに表示される走り始めてからの平均パワーの数値も終盤で下がってきていた。ゴール手前には斜度が緩む平坦部分がある。

 ここは、ギアをアウターに入れてスピードを上げて疾駆するのが常である。昨年の本番の時にはチームメンバーと協力して走り、40km/h以上のスピードで駆け抜けていったが、今日は単独走であり、さらに向かい風も吹いていた。

 しかも脚はすっかりと疲弊していた。結局30km/hを少し超える程度のスピードしか出なかった。

 平坦エリアが終わるとゴールまでまた斜度が上がる。ほぼ真っすぐに繋がっている道の左側は大型観光バスの駐車場である。

 運が悪いとバスに行く手を遮られることがあるが、幸い今日はそういうことはなかった。気持ちが切れ気味であった私はスパートもそこそこに、この最後の行程を走った。

 そしてようやく走り終えた。ゴール地点でサイコンの小さなボタンを押した。タイムは「1:26:25」と表示されていた。

 予定タイムよりも1分ほど遅かった。前半抑え気味に走っていたのに、やはり後半、特に20kmを走破してからの最後の3.5kmでペースを大きく落としてしまった。

 「う〜ん・・・スタミナ切れか・・・」

 ゴールして、Kuota Khanを立てかけて、その近くに座り込んだ。天気は良く、陽光が降り注いでいたので、予想していたよりも寒くはなかった。

 5合目は多くの観光客でにぎわっていた。関西方面からの観光客らしい男性が近づいてきて「あの道を上ってきたんですか・・・?そりゃ大変でしょう・・・」と声をかけてきた。

 チームメンバーが全員走り終えるまでゴール地点で待ってから、サポートカーが停まっている駐車場へ向かった。

 そして、サポートカーの荷室からリュックを取り出した。その中には防寒着や補給食が入っている。

 防寒着を着用した。ジャージを長袖の厚手の生地のものに替え、レッグカバーをした。さらにウィンドブレーカーを着用して、グローブもフルフィンガータイプのものを取り出した。

 そして駐車場の空いたスペースに皆で座って、補給食を摂った。駐車所からは夏仕様の富士山が見えていた。
 
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 昨年の試走会の時もそうであったが、その姿は「もう少し頑張れ・・・!」と叱咤激励してくれているように感じられた。



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