2018/4/17

4417:インターナショナル  

 乗り込んでみると、トゥインゴはスペース効率が良くできていて、Aセグメントの車としては、それほどの窮屈感はなかった。

 インテリアのマテリアルはコストの関係から良質なものは使っていないが、上手にデザインされていて、チープな感じは回避されていた。

 外観同様、軽快なフレンチポップという感じで纏められていて、フランスの香りを楽しめるように造形されている。

 エンジンスタートはボタンを押すのではなく、キーを入れて回す古いタイプであった。パワートレインは、90ps&135Nmのピークパワー&トルクを発揮する900cc直列3気筒ターボである。

 コンパクトなエンジンであるが、街中を走る分には不足感を全く感じさせないパワフルさであった。

 3気筒エンジンらしい多少粗めの音と振動は感じる。先日試乗したポロも3気筒エンジンであった。あちらは「3気筒エンジンなんです・・・」と言われないと、それと気付かない程度に抑えられいたが、トゥインゴではしっかりと感じる。

 しかも、それは背後から迫ってくる。体の前は静かで、シートの背面から振動が伝わり、背中が微振動によりマッサージされている気分である。

 RRらしく、後ろから押されている感覚がしっかりとあり、それはとても新鮮な運転感覚であった。

 RRにより小回りが軽自動車以上に効くのも大きな利点である。そのハンドリングであるが、ハンドルを切って曲がるのは楽しいが、曲がり終えてハンドルをニュートラルな位置に戻す際の挙動は落ち着きがなかった。

 足回りも煮詰められたセッティングではなく、ひょこひょこした感じが常に付きまとい、しっとりとした乗り味とは程遠い感じであった。

 残念ながら乗り味に関しては、先日試乗した新型ポロと比べてしまうと2ランク以上の差があるのは事実であった。

 さらにミッションの出来もいまいち感があった。発進時クラッチがつながる瞬間などに感じるシフトショックなどは、今どきのATではあまりないもののはず。

 ボディー剛性は高いと思えた。しかし、全体のバランスはなんだか熟していないような気がした。

 エクステリア・インテリアの「小粋」なまとまりの良さ、RR独特の走行感覚と抜群の最小回転距離、高めの剛性など・・・利点はあるが、欠点も散見される良い意味でも悪い意味でも個性的な車であった。

 「トゥインゴはないな・・・この車にナビやETCなどの必須オプションを入れて250万円を払おうとはとても思えない・・・」

 そう思いながら、次なる目的地である「長江宴」へ向かった。そしてサンフラワーさんと一緒に美味しい中華に舌鼓を打った。

 今日は、イギリスの古いスピーカーを聴き、フランスの小粋なコンパクトカーを楽しみ、美味しい中華を堪能した。インターナショナルな「三毛作OFF会」となった。



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ