2018/2/9

4350:超結界  

 リスニングルームに案内されて、出された珈琲を飲みながらしばし談笑した。その中で大川さんのお宅で体験した「額縁」の話となった。

 「不思議な体験でしたね・・・ああいったものははなから信じないほうなので、試したこともなかったのですが・・・」

 グールドさんはそう話されて、苦笑された。

 「私もできれば音響反射板とか、何となく納得いくものだと受け入れやすいのですが、見た目も含めて怪しさいっぱいでしたからね・・・でも、たしかに部屋が広くなったような感覚があったので、その効果のほどは認めざる得ないですね・・・」

 私も先日体験した「額縁」効果について、話した。「額縁」は、怪しいオーディオアクセサリーで有名なGe3の新製品である。

 その見た目は名前の通り「額縁」である。それを壁面に絵をかけるように取り付ける。壁に取り付けたフックに「額縁」の裏面についているひもをかけることによ、かべにかけるだけ。

 もしかしたら単なる錯覚かもしれないが、8畳ほどの広さの大川さんのリスニングルームが広がったように感じられたのである。

 大川さんも同様な感想を持たれていた。そして別の日に大川さんのリスニングルームで同じ体験をされたグールドさんもそう感じられたようである。

 3名の共通点はリスニングルームが狭いことである。3名ともその広さは8畳ほど。日本の住宅事情からすると、オーディオ専用ルームを持てること自体、かなり難しことではあるが、それでももう少し広い空間が欲しい。その欲求を少し別な形で満たしてくれる「額縁」の存在は、やはり気になる。

 しかし、「額縁」はまだ一般には市販されていないので、実際にそれぞれのリスニングルームで試してみるのは、もう少し先になりそうである。

 今日実験用にグールドさんのお宅にお持ちしたのは別のものである。「大川さんからtaoさんもGe3の別の製品をお持ちと伺いまして・・・」とグールドさんから連絡があったのは、先週のことであった。

 その製品は本来は車用のものである。製品名は「超結界」。製品名からしていかがわしい。それはこのメーカーの製品に共通している。

 サイズは横11cm奥行6cm高さ3cm。小さな箱状の物体である。これを車の中に置いておくと、車の乗り味が変わるというものである。

 その存在を知ったのは随分と前である。その当時乗っていたMercedes-Benz E350で体験した。E350の剛性感はとても高い。

 その小さな箱を車の中に持ち込むと、車の剛性感はより盤石な感じになって、サスペンションのストロークがより精細に動き、車体の揺れの収束スピードが上がった。

 結果として乗り味がスムースになり、車の重心が下がったように感じて、「変わりますね・・・」と思わず声を上げた。その体験後私も一つ購入して、アームレストの下の小物入れに入れている。

 それは、今のBMW 523iになっても継続している。その「超結界」、本来は車用であるが、「オーディオのリスニングルームに持ち込むとどうなるのか・・・」オーディオマニアであれば気になる点である。我が家のリスニングルームでは一定の変化があった。同様な変化がグールドさんのお宅でもあるのか・・・
 
 「ぜひ、試してみましょう・・・」という話の展開になり、今日グールドさんのお宅にお伺いすることになった。そして、その小さな物体はひっそりと布製のカバンの中に、購入時に一緒に送られてきた小さな風呂敷にくるまれてしまわれていた。



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