2018/1/20

4330:予備  

 我が家のリスニングルームから、Marantz Model7が一時的に姿を消すことになった。これはそう珍しいことではなく、今回で4回目か5回目である。

 ヴィンテージオーディオと長く付き合うには、忍耐が必要である。それはわかっているが、このModel7は結構頻繁に「不在」になる。

 「またか・・・」と最近はあきらめともつかない感じで受け止めてはいるが、再び我が家に戻ってくるまでは「音無し生活」を強いられるのが、少し辛いところである。

 今回は早く戻ってくるか、またもや長期入院になるかはまだ定かではないが、修理をお願いしている専門業者の方に、送る前に症状を説明すると、「もしかしたら長くなるかもしれませんね・・・」との回答があった。

 「長き不在となる可能性があるのであれば、予備のプリアンプを購入するという手もあるな・・・」などと思ってしまう。

 もちろんあくまで予備であるので、高価なものは必要ない。「オークションで売られている日本製の古いプリアンプなんてどうであろうか・・・」と思った。

 スマホでチェックしてみると、2,3万程度の値段でいろんな古いプリアンプが売られていた。もちろんコンディションが良いとは思えないが、見ているだけでも結構楽しい。

 1970年代の製品はデザインが良いものが多い。いくつか見ている中でまず目についたのが、SONY TA-5450であった。

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 これは1975年の製品である。とてもしっかりとした作りがなされている。1970年代の息吹のようなものを色濃く感じさせてくれる雰囲気が好きである。

 「良いデザインしているよな・・・」と感心した。「デザインなら、70年代のYAMAHAは優れたものが多いよな・・・」と思いつき、スマホの画面を指で操作した。

 すると「C-2a」が見つかった。これは1978年の製品。SONY TA-5450とは対照的なデザインである。薄型のデザインは実にハイセンス。シンプルな構成ながら、YAMAHAらしい清新さが溢れた造形美である。これをYAMAHAのGTラックの上段に設置すると実にさまになりそう。
 
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 そして、もう1台気になったのがSansui CA-606であった。これは1972年の製品である。Sansuiと言えばブラックファイスで有名であるが、この時代はフロントパネルはブラックであるが、ノブなどはシルバーである。

 そのコントラストが独特な艶っぽさを醸し出している。「これもなんだか良いな・・・」と思いながら見ていた。

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 1970年代に日本で製造されたプリアンプを眺めてしばしの時間を過ごした。結局購入することはしなかった。

 コンディションは良いとは思えないし、結局使わなくなると思うと、無駄なお金を使う必要はないかと思い直したのである。



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