2017/11/15

4264:1..2L  

 ルノー小平を後にして、新青梅街道を東に向かって走った。つい先ほどまでルノー メガーヌの運転席に座っていたので、POLOの車内は少し狭く感じられた。

 新青梅街道から「新」がなくなって「青梅街道」になって道は少し混んできた。POLOが搭載しているエンジンは1.2Lである。

 POLOを購入した7年前はエンジンのダウンサイジングが始まった頃であった。今ではその流れはすっかりと定着した。

 試乗したメガーヌは「GT」グレードであったので、1.6Lのエンジンを積んでいたが、一つ下の「GT Line」であれば、エンジンは1.2Lになる。

 同じ、Cセグメントのベンチマーク的な存在であるVW GOLFもベーシックグレードではエンジンが1.2Lになる。今はCセグメントであっても、1.2Lのエンジンが一つの基準となっているのであろう。

 POLOの1.2Lエンジンは乾いた音を車内に響かせていた。車は「四面道」の交差点を越えて、荻窪の駅前を通過した。

 杉並区役所を左手にやり過ごしてしばらく行った先の信号を右折した。脇道に入ると道は急に細くなる。

 コンパクトなPOLOであっても、対向車が来たならばすれ違うのに相当苦労しそうな道を進んで行って、どん詰まりの私道にバックで入った。この私道には4件の家が接している。

 そのうちの1件が大川さんのご自宅である。実は大川さんのリスニングルームには今、一時的に借りられているプリアンプがある。

 「これがとても珍しいもので、おそらく初めて見るものだと思いますよ・・・」と大川さんは話されていた。

 大川さんのところにあるオーディオ機器たちはどれも一般的に珍しいものである。その大川さんが「とても珍しい・・・」と評されているのであるから、普通にはお目にかかれないものなのであろう。

 そのプリアンプは中野坂上にある「オーディオショップ・グレン」から一時的に借りているものである。

 POLOのエンジンを切って、車から降りた。この私道に面した4件のお宅はどこもガレージがない。なので、私道に車を停めていても大丈夫のようである。

 チャイムを鳴らすと、大川さんが笑顔で迎えてくれた。私は手にしていた小さな紙袋を渡した。「チーズケーキです・・・」

 「では後で食べましょう・・・」と大川さんはその小さな紙袋を受け取った。大川さんは独身貴族である。

 早速リスニングルームへ・・・部屋の広さは8畳ほど。それほど広くないが、オーディオ専用ルームである。

 リスニングポイントにはHans J. Wegnerがデザインした3人掛けソファであるGE236が置かれている。ファブリックの色合いは淡いグレーである。そのソファの前には同じ意匠でデザインされたお洒落なコーヒーテーブルが置かれている。

 リスニングポイントから見て右手に横長の大型のラックが置かれていて、そこに数多くのオーディオ機器が整然と並んでいた。

 そして、その中に見慣れないものが1台混じっていた。それはそれほど大きなものではなかったが、独特なオーラを放っていた。  



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