2017/11/14

4263:試乗車  

 試乗車は5ドアハッチバックではなく、ステーションワゴンであった。色は渋いグレー。ステーションワゴンはGTのみのグレード構成である。

 営業マンに案内されてその車内に乗り込んだ。シートはアルカンタラ仕様であり、座り心地はかなり良い。

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 従来型のメガーヌのインテリアは質素な印象を拭えなかったが、新型ではその質感は確実にアップしていた。そのうえでフラン車らしい、ちょっと癖のある造形を随所にちりばめている。

 シトロエン C3に比べると、そのお洒落度は控えめ。また、マイナーチェンンジ後のGOLFに比べると、その質感にはまだ追いついていないかも、と思えた。

 エンジンをかけた。遮音性能はGOLF並に高い。今はCセグメントであっても、プレミアム感の演出のためにこのぐらいレベルの高い遮音性が必要なのであろう。

 ゆっくりと走り始めた。試乗時間は20分程度。市街地のみである。印象的なのは上質な乗り心地である。

 従来のメガーヌは、日本ではスポーティなスペシャルモデルのみが注目を集めていて、ごく一部のエンスー向けのモデルのような誤解が生じてしまっているが、新型のGTはごく普通に乗れる上質な乗り味を有していた。

 これであれば、長距離をこなしても疲労感が少ないであろと推測された。試乗車のタイヤサイズは前後とも225 40 R18であり、後で確認するとコンチネンタルのコンチスポーツコンタクト5が装着されていた。

 搭載されるエンジンは、1.6L直列4気筒ターボエンジンで、ミッションは7速EDC。パワーは十二分であり不足感は全くない。その音は4気筒としては上質な部類である。

 7速EDCは実にスムースで、小気味よくシフトチェンジをこなす。走行モードをスポーツモードにすると、高い回転まで維持するので、ちょっとした高揚感を感じた。

 新型メガーヌの売りの一つが「4 CONTROL」とルノーが呼ぶ四輪操舵システムである。前後輪すべてを操舵させ、スポーティで正確なコーナリングフィールを実現する技術である。

 60km/h以上では前後輪が同一方向に向きコーナリングでの安定性を高め、約60km/h未満では逆方向に向いて回転半径を小さくする。

 短い時間ではその恩恵を受けることは少なかったが、ドライバーの負担を軽減させる効果はあるようである。

 試乗を終えて「この癖のあるデザインを良しとする人には、その商品力は相当高い・・・」と思った。

 と同時に「GOLFのようなポピュラーな存在には、販売網が手薄なこともあり、なれないであろう・・・」とも思えた。



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