2017/11/10

4259:十月桜  

 前回のゴルフは10月3日。上野原カントリークラブであった。その時は色んなことが上手くいって、スコアは86。

 私としてはかなり良いスコアであった。それから1ケ月と1週間。ゴルフクラブを握ることはなかった。

 そして今日、1ケ月と1週間ぶりにキャディーバッグからゴルフクラブを取り出した。場所は昭和の森カントリークラブ。

 天候は秋晴れであった。青い空に白い雲が浮かび、風は弱めに吹いている程度で、ゴルフをするには絶好のコンディションであった。

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 もう季節は秋から冬に向かおうとしているのに、コース内にはチラホラと咲いている桜の木があった。「この季節に咲いているって寒桜かな・・・」と思った。

 その桜の木には「十月桜」と書かれた札が幹にかけてあった。スマホで調べると年に2回咲く桜のようであった。

 春の桜のような華やかさはないが、チラホラと咲く桜の花はどこかしら心和ませる効果を見る者にもたらしてくれる。

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 月一ゴルフで、練習無しのぶっつけ本番。朝一のドライバーショットは相当右へ出た。ボールは木の根元にあった。

 ここからはフェアウェイに戻すだけ・・・「スリーオンしてツーパットでボギーであがれる・・・」と楽観的に考えた。

 しかし、三打目はだふってしまってグリーンに届かず、グリーン手前からのアプローチは大きく、グリーンの奥のほうへ転がっていった。

 思いのほかグリーンが速く、下りのパットは大きくカップをオーバー、結局フォーオン・スリーパットのトリプルボギースタートであった。

 今日はこんな感じで、とてもちぐはぐなゴルフが続いた。特にパッティングの調子が悪く、なんと18ホール中6ホールで、スリーパットという、あまり例のない悪い結果となった。

 午前中のINコースは49。午後のOUTコースは51。トータル100と「100叩き」となった。がっかりと肩を落としながらクラブハウスへ戻った。

 「やはり、練習を全くしないで、良いスコアを期待するなんて虫がよすぎる・・・前回はたまたま上手くいっただけだったんだ・・・」

 と、自分をどうにか納得させながら車の荷室にキャディバッグを詰め込んだ。この時期、日が暮れるのは早い。西の空は、オレンジ色から灰色に変わりつつあった。

2017/11/9

4258:完走  

 晴天に恵まれたので、都民の森には多くのローディーが来ていた。陽光が降り注いでいて、体感的には思っていたよりも暖かかった。

 恒例の記念撮影を済ませてから、長い下りに向けてスタートした。隊列を組んで下って行った。標高が高いので、最初のうちは風が冷たい。

 その冷たい風を切り裂くようにしてトレインは走っていく。何度もカーブを曲がりながら下っていくと、標高が徐々に下がってくる。

 標高が下がってくると気温はそれに反比例して上がってくる。冷たい風を受け続けて硬直しがちであった筋肉も少しづつ緩んでくる。

 「数馬の湯」を通り過ぎ、やがて「上川乗」の交差点も通過した。ここからは短い上り返しも時折入る。

 重力の助力もあり、ハイペースでトレインは進んだ。やがて「橘橋」の交差点に着いた。ここを右折して下り基調の道を進んだ。

 風邪により体調は思わしくなかったが、下り基調の道を走っている分にはどうにか付いていけた。

 しかし、長い距離を走るのは随分と久し振りである。バトルゾーンで強烈な負荷を体に課することはなかったが、脚の筋肉には疲労感が降り積もってきていた。

 檜原街道を武蔵五日市駅まで進んでから、睦橋通りに入った。赤信号によるストップアンドゴーを何度か繰り返していくと、国道16号に達した。

 ここまで来ると休憩ポイントである拝島駅そばのファミリーマートまではすぐである。往路の時と同じように、拝島駅のフェンスにロードバイクを立て掛けて、ファミリーマートの店内に入っていった。

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 都民の森で消費したカロリーは一旦補充したが、ここでもさらにカロリーを補給した。これで自宅までは走り切れそうである。

 スタートした時は「駄目そうなら途中で引き返そう・・・」と思っていたが、どうにか完走できそうであった。

 「来週までには風邪を完治させて、バトルゾーンでもきちんと強烈な負荷をかけて走れるようにしよう・・・」そんなことを思いながら、最後の行程を走った。

2017/11/8

4257:食欲の秋  

 「橘橋」のT字路交差点を左折すると、しばらくは上り基調のアップダウンが繰り返される。隊列がばらけないようにペースは抑え気味にコントロールされていた。

 それでも上りになると、いつもよりも心拍数が上がる。「雨続きで走れていないからか、風邪気味の体調のせいか・・・いつもよりも心拍数が高いな・・・」と思いながら走っていくと、やがて「上川乗」のY字路交差点に差し掛かった。

 このY字路交差点を右斜めに向かった。ここからは上りの比率が増える。そうなると、体にかかる負荷が強くなる。

 やはり一定以上の負荷が体にかかると、体は機能障害を起こすかのように力が入らない。ペースを落とさないと、走行継続は難しい。

 「今日は残念ながらヒルクライムでいつものペースで走るのは無理のようだ・・・安全ペースで体に負荷をかけ過ぎないようにしよう・・・」

 そう思い至って、「数馬」まで辿り着いた。ここから都民の森まではフリー走行区間になる。いわゆる「バトルゾーン」である。

 いつもであれば、限界に近い負荷をかけてハイペースで走るが、今日は先行スタート組に入れてもらい、ゆっくりとしたペースで走ることにした。

 数馬から都民の森まではしっかりとした上りが続く。先行スタートした2名は離れないようにペースを調整しながらゆっくりとしたペースで上り続けた。

 心拍数は140〜150ほどで推移。このくらいであれば今日の体調でも余裕である。普段のバトルモードであれば175前後で走ることになるが、今日は体に負荷をかけないようにした。

 ゆっくりとしたペースで走ったので、周囲の風景を堪能する余裕があった。標高が高いので紅葉が見頃になっていた。

 紅葉を愛でながら走っていくと、ようやく都民の森に着いた。久々の秋晴れの日曜日となった今日は、多くの人が都民の森に来ていた。

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 ゆっくりと走ったのでそれほどカロリーは消費していないはずであったが、妙にお腹が空いた。まずは「売店 とちの実」の店頭で目についたのが「みとうだんご」。
 
 炭火で焼かれた大ぶりな団子にくるみ味噌をたっぷりと塗ってもらった。それをパクパクと食したが、まだ満たされない感覚が残った。
 
 となると、「売店 とちの実」のもう一つの人気商品である自家製カレーパンしかない・・・ということで、カレーパンも食した。

 風邪気味で体調は悪かったが食欲だけはいつもよりもあった。「もしかしたら普段はバトルゾーンで強烈な負荷を体にかけるので、カロリーは大量に消費するけど、あまり食べられなくなるのかもしれない・・・今日は適度な負荷で走ってきたので、胃袋も元気なままであったのか・・・」そんなことを思った。

 その胃袋の要求を、みとうだんごとカレーパンでしっかりと満たすことが出来た。もう季節は冬に向かおうとしているが、遅ればせの「食欲の秋」を、都民の森で満喫した。

2017/11/7

4256:体調  

 エメラルドグリーンのトレインは玉川上水に沿って西へ向かって進んで行った。私もそうであるが多くのメンバーが久々のロングライドであるので、慎重なペースで走っていった。

 風邪気味で少し体調が悪かったが、平坦路をそれほど速くないペースで走っていく分には体にかかる負荷はそれほど重くは感じなかった。

 いつものように西武線の拝島駅そばのファミリーマートでコンビニ休憩をした。拝島駅のフェンスにロードバイクが立て掛けられた。

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 もちろん今日の主役は2台のCOLNAGO V2-rである。補給食に選んだトルティーヤをパクつきながら、その2台を眺めて、ロードバイク談義をメンバーと行った。

 コンビニ休憩を終えて、リスタートした。体は少々重く感じられたが、それほどの疲労感はなく「もしかしたら、普段通りに走れるかも・・・」と多少楽観的な考えも浮かんだ。

 やがて道は睦橋通りに入っていった。片側2車線の広く真っ直ぐな道である。多少のアップダウンはあるが、ほぼフラットな道なので、ペースが若干上がった。

 すると、サイコンに表示される心拍数が、明らかに普段よりも高い数字を表示するようになった。

 体にかかる負荷が少し高まると、途端に体はその受け入れを拒否するかのように心拍数が上がり、脚がずしっと重くなってしまう。

 「やはり、今日は厳しそうだな・・・少し負荷が上がっただけでこれでは・・・ヒルクライムをいつものペースで走るのはとても無理そうだ・・・」

 そう思いながら、睦橋通りを走り終え、武蔵五日市駅の手前を左折した。檜原街道に入ると道はゆるやかな上り基調で続く。

 市街地を抜けていくと、風景は鄙びたものに変わっていった。道の周囲には木々の緑が増えていき、空気はひんやりとしてくる。

 トレインは次の休憩地である下元郷の公衆トイレに立ち寄った。ここまで走ってきて、体はやはり重く感じられた。負荷が軽めのうちは大丈夫あるが、かかる負荷があるポイントを超えると明らかに体に力が入らなくなる。

 「今日は無理をしない方が良さそうである・・・また風邪が悪化したら元も子もない・・・」そんなことを思いながらリスタートした。

 リスタートすると、すぐに檜原村役場が右手に見えてくる。その前を通り過ぎて橘橋のT字路交差点を左折した。ここから都民の森までは21kmある。「数馬」まではそれほど無理のないペースで走っていき、数馬から都民の森まではフリー走行区間となる。

2017/11/5

4255:ロングライド  

 10月の日曜日は雨が続いたため、チームでのロングライドは3週連続で中止となった。今日は、ようやく雨の心配のない日曜日となったので、久しぶりに長い距離を走るため、Kuota Khanに跨って自宅を後にした。

 雨の心配はなかったが、別の心配があった。風邪が治り切っていないのである。今年の風邪は随分としつこい。

 10日ほど前から風邪に感染。その後、良くなりつつあったのであるが、なかなか完治しないのである。普通は4日から5日ほどで完治するのであるが、何故かしら長引いている。

 風邪気味が影響を与える度合いは人それぞれのようである。それほど走りに影響を受けないメンバーもいるが、私の場合自分でも訝しく思うほど影響が出る。

 「どうしても駄目そうなら途中で引き返そう・・・」そう思いながら、多摩湖サイクリングロードを走った。昼間には気温は上がるようであるが、朝のうちは随分肌寒かった。

 ハーフフィンガータイプのグローブだと指がかじかむ。「来週からはフルフィンガータイプに変えよう・・・」そう思った。冬はもうすぐそこまで来ているようである。

 集合場所であるバイクルプラザに着いた。今、バイクルプラザR.T.には「COLNAGO旋風」が吹き荒れている。

 二人のメンバーが同時にフレームをCOLNAGO V2-Rに新調したのである。一人はマットブラック、もう一人はホワイトとカラーが違うので見た目から受ける印象は両者それぞれであるが、COLNAGO V2-Rはやはり、その放つオーラが実に精悍である。

 COLNAGOのなかでは最軽量でかつ剛性の相当高いフレームであるが、乗り味もかなり良いようである。

 その2台をしげしげと眺めた。新しいフレームであるので、もちろんピカピカに光っている。その光度は、ガラスコーティングによってさらに引き上げられている。

 私のKuota Khanも次にオーバーホールを受ける時にガラスコーティングしてもらう予定である。ガラスコーティングを受けると、その滑らかな黒光り度が2割ほどアップするかもしれない。

 今日の目的地は「都民の森」に決まった。往復距離は120kmほど。隊列を組んで走り始めた。気温はまだ低いままであった。ウィンドブレーカーを着ていたが、体はなかなか暖まらなかった。

2017/11/4

4254:ケーブルインシュレーター  

 高円寺に住む大川さんからメールがあったのは数日前のことであった。大川さんのオーディオシステムに最近とあるアイテムが加わったのである。

 それが大川さんに大きな影響を与えたようで、「ぜひともオーディオマニアの友人の方にもお知らせしたいと思いまして・・・」と私にも連絡をくれた。

 「しかし、なんというか、ちょっと変わったものですので、少し人を選ぶところがあるんです・・・」とも付け加えられていた。

 「まあ、平たく言うとケーブルインシュレーターのようなものなのですが・・・ぜひ一度聴きに来てください」とメールは締めくくられていた。

 「ケーブルインシュレーターなら幾つものメーカーからアクセサリーとして製品が出ている・・・そんなに変なものではないはず・・・」と思った。

 私もケーブルインシュレーターは、ハイエンドオーディオに嵌っていた頃に試したことがあった。それはAyreの木製のものであった。

 ケーブルインシュレーターは、床からスピーカーケーブルを浮かせ、振動による悪影響を避けるとともに、そのインシュレーター自体の持つ振動特性が音に良い効果をもたらすとされている。

 Ayreのものは1個数千円であったと記憶している。スピーカーケーブルを全て床から浮かすには当然1個では足りない。片チャンネル3個づつ合計6個使用した。購入額は数万円になった。

 そういったアクセサリーもハイエンド機器が古いヴィンテージオーディオ機器に変わっていく頃に私のリスニングルームから姿を消した。
 
 他のメーカーからも様々な素材や形状で同じようなケーブルインシュレーターが発売されていた記憶がある。その中のいくつかは現在も販売されているはずである。

 今日の午後、仕事を早目に切り上げて高円寺まで車で向かった。そして大川さんのお宅の前の私道に車を停めた。

 大川さんのリスニングルームは8畳ほど。我が家のリスニングルームとほぼ同じ広さである。リスニングルームに案内されて、リスニングポイントの美しいデンマーク製のソファに座った。

 COPLANDのパワーアンプから、Gershman Acoustics Grande Avant Gardeまでは、細いスピーカーケーブルで繋がれている。

 2本のスピーカーケーブルが二手に分かれる辺りに銀色をした物体がケーブルを束ねていた。それは私がイメージしていたケーブルインシュレーターではなかった。

 ケーブルインシュレーターは普通ケーブルを上に乗せる構造になっているが、それはケーブルを左右から押さえているというような構造をしていた。

 また複数個ではなく1個だけであった。「これです・・・」大川さんは断定的にそれを指さして言った。

 「これですか・・・ケーブルインシュレーターとは少し違いますね・・・ケーブルを束ねているような感じですね・・・」
 
 「そうなんです・・・でもこれがなんだか・・・あるとないとでは違いが出るんです・・・では、まず無い状態で聴いてみましょう・・・」そう言って、大川さんはその銀色の物体をスピーカーケーブルから取り外して、床に置いた。

 その状態で、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番第1楽章を聴いた。ピアノはリーリャ・ジルベルシュテイン。クラウディオ・アバド指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団の演奏である。

 第1楽章を聴き終えた。そして、その銀色の物体をスピーカーケーブルを左右から挟み込むようにセットしたうえで、再度ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番第1楽章を聴いた。

 「あれっ・・・随分変わりますね・・・」私は静かに言葉を漏らした。

 「音の実在感と言いますか、リアルさが出ます・・・オーディオの音から離れていって、作り物感がなくなりますね・・・」
 
 「そうなんですよ・・・私も驚きました。これはって思いまして・・・」

 「これはどこのメーカーのアクセサリーなんですか・・・?」

 「オーディオメーカーのものではないのです・・・実はこれは本来は水道に使うもので・・・家庭内の水道管やシャワーホースに結束バンドを使って取り付ける物なんです・・・」

 「えっ・・・水道ですか・・・」

 「水道管やシャワーホースに取り付けると水質が良くなるんですよ・・・」

 「本当ですか・・・それをスピーカーケーブルに使用すると・・・音に影響を与えるのですか・・・確かにちょっと不可解ですね・・・」

 その後、他のCDでも有り無し実験を行った。やはり結果は同じであった。やはり有りの方が印象が良い。

 「高いものですか・・・?」

 「いえ、それほどでもないんです・・・1万5千円ほどでした・・・高いと言えば高いのかな・・・」

 「オーディオアクセサリーとしてはそれほど高いという印象はないですね・・・」

 「まあ、そうですよね・・・」

 大川さんは、そう言って笑った。その不思議なものはインパクトがあった。大川さんに頼んで私も1個購入することにした。

 特定の通販サイトで売られているもののようであるが、月に1度くらいしか発売されないようで、しかも発売個数が少なくてすぐに売り切れになるそうである。

 その後はその銀色のケーブルインシュレーターのようなものを装着した状態で、数枚のCDを聴かせてもらった。

 日本ではほとんど無名と言っていいGrande Avant Gardeは、その提示する空間が広くそして高い。とても良いスピーカーである。

 そして、「ケーブルインシュレーター」の効果も加わって、その音色はリアルさが増したようであった。

2017/11/3

4253:スカイツリー  

 風邪の具合はそれほど改善されないままであったが、結婚記念日であったので家族を引き連れて東京スカイツリーに初めて行った。

 「スカイツリーって、どのくらい前に出来たんだっけ・・・?」と私が訊くと、「3年前くらい前じゃない・・・」と妻が答えた。

 スマホで調べてみると2012年5月に完成したようである。「2012年の完成だって・・・もう5年も前のことか・・・」と私が言うと、「そんなに前なの・・・その5年間、何していたんだろう・・・?」と妻が呟いた。

 年々、時間は素早く過ぎ去っていくようになる。1年が本当に短く感じられる。今年2017年も残りわずかとなった。

 もう年賀状の話となった。「じゃあ、今日スカイツリーで撮った写真でも使うかな・・・年賀状に・・・」と私が言った。

 文化の日は晴れの特異日である。この30年間で雨が降ったのが3日だけという実績がその特異日ぶりを物語っている。

 今日も晴れであった。押上駅を降りて少し歩くとその巨大なタワーはあった。遠くから見たことは何度もあったが、近くから見上げるのは初めてである。

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 三連休の初日、天気は快晴・・・スカイツリーの中はそこそこ混んでいた。エレベーターで展望台まで上り、東京を見下ろした。

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 無数のビルがびっしりと並んでいる様は、少々異様な感じを受けた。なんだかSF映画っぽい俯瞰図である。

 風邪のせいであろうか、少々気分が優れない。ゆっくりと一周して、さらに上の展望台にも行った。二つの展望台を巡って1時間以上高いところから遠い景色を眺めた。

 高いところにいるとなんだか達観したような気になる。そして過ぎ去っていった年月を思った。バブル経済のピークであった平成元年に結婚してからもう28年が過ぎ去った。

 その間、二人の子供が生まれ、子育てをし、仕事をし、なんだかんだ忙しく過ごしてきた。過ぎてしまうと早く感じるが、その時々は一生懸命だったのであろう。

 そして子供たちは社会人と大学生になり、私達夫婦は歳をとった。スカイツリーの展望台には小さな子供を連れた家族が多くいた。はしゃぎまわる小さな子供たちの姿を目にすると、我が家の二人の子供達が小さかった頃が懐かしく思い出された。

 小さな手を取って、歩いていた頃・・・その小さな手は暖かく、幸せそのもののような形をしていた。  

2017/11/2

4252:風邪  

 雨に祟られることが多かった日曜日であるが、今週末の日曜日の天気予報は「晴れ時々曇り」で、どうにか雨は降りそうにない。

 3週連続で雨に祟られて、中止が続いたチームでのロングライドも久しぶりに出来そうである。長い距離を走るのは随分と久し振りである。

 天気は大丈夫そうであるが、大丈夫でないのが私の体調である。風邪が治らないのである。もう既に1週間以上の間、風邪は私の体を支配している。

 高熱を出して寝込むほどではないが、体がだるい状態が続いている。雨が多く、気温が低い日が続いたので、私の周囲には風邪の人間が多かった。

 風邪はウイルスが原因である。ウイルスが外部から侵入して粘膜に付着して感染する。我が家ではまず長女が発症し、次に妻が、そして私という順番に感染した。

 幸い次女は今のところ平気である。家の中にはウィルスが蔓延していたはずであるが、一番若いので抵抗力があったのであろうか・・・

 抵抗力が弱い3人は感染して、くしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、といった風邪の症状に悩まされて続けた。

 今年の風邪は寝込むほどに強い作用はもたらさないが、しつこい性格のようで、3人とも1週間以上引きずっている。

 私は風邪に弱い。風邪気味だと体のポテンシャルが極端に落ちる。一度、風邪が治りかけの時にチームのロングライドに参加した。

 その時の行先は都民の森であった。走り始めてすぐに妙に体が重いことに気付き、休憩ポイントでは座り込んだ。

 上りに入ると体調は最悪となり、都民の森に向かう上りでは足はつかなかったもののふらふらになりながらどうにか上り切った。

 さらに下りでは2度も脚の筋肉が攣った。「風邪気味程度で何故こんなにポテンシャルが落ちるのであろうか・・・」と我ながら不思議に思った。

 今度の日曜日のロングライド、今までの経過からすると風邪が完治していない可能性が高い。しかし、3週連続で雨で走れていないので、無理をしても走りたいところ・・・

 風邪気味だとポテンシャルは恐らく前回同様であろう。途中で引き返す前提で参加するというのが、一番良い解決方法であろうか・・・

 風邪は寝るのが一番であるが、3日の祝日は結婚記念日で家族で東京スカイツリーに行き、4日の土曜日は仕事の予定が入っている。

 残念ながら、一日ベッドの住人になって体を休めるわけにはいかない。日曜日までに少しでも体調が戻ることを願うしかないようである。

2017/11/1

4251:欲望  

 バーバーのヴァイオリン協奏曲の第1楽章は、前奏なしで独奏ヴァイオリンがいきなり奏でる叙情豊かな主題が印象的である。

 GIL SHAHAMのヴァイオリンは心にすっと染み込む豊かな音色を有している。曲はその流れのスピードや向きを様々に変えながら進んで行く。

 中盤には大きくうねる様な展開が生まれる。そして、ところどころに入ってくるピアノの音が非常に効果的に用いられている。

 変化してゆく曲の展開に身を任せていると、心地よい陶酔感が舞い降りてくる。速度指定はAllegroであるが、体感的にはもっとゆったりとした流れるを感じる。

 ヴァイオリン協奏曲の第1楽章が終わった。昨日はPontaさんのお宅のQ Acoustics Q2020iで同じ曲を聴いた。Q2020iとT4を比べるのは、Q2020iには多少酷である。両者の価格には10倍以上の差がある。

 Pontaさんはその両者の差を切実に感じ取られたようで、「全然違う・・・もう帰ろかな・・・」との言葉がぽろと漏れ出てきていた。

 Q2020iは信じられないほどに高いコストパフォーマンスを有しているが、やはりコストの制約はいかんともしがたい。

 一方のT4は、その構造や使用されているユニット、さらにはネットワークに至るまで、贅を尽くしている。

 T4のコストパフォーマンスも凄いと言える。もしも、海外製品でこんなに凝った内容のスピーカーであれば、軽く100万は超えるであろう。

 その後、何枚かのCDをかけながら、合間合間に色んな話をした。その話の中で、Pontaさんがかって使われていた高級小型2ウェイスピーカーの話になった。

 Pontaさんは現在はコストを抑えたQ2020iをお使いであるが、以前は高価な2ウェイスピーカーを使われていたのである。

 私が最初にPonta邸を訪れた時には、JM LAB MICRO UTOPIAを使われていた。その後、Sonus Faber Electa Amatorを使われていたこともあった。

 そして、一時的にオーディオを中断される直前には、B&Wの805Dを使われていた。これらはいずれも比較的小型の2ウェイスピーカーであるが、贅を尽くした構成で極めて高性能なものであった。

 3年前、Pontaさんは会社を辞めて新たな事業を始められた。その事業はすぐには軌道には乗らなかったので、オーディオ機器は一旦全て処分された。

 しかし、やがて音無し生活の辛さから現実的な価格のオーディオセットを一揃えされたのである。

 「音楽を楽しむうえではこれで十分・・・」と納得されていたPontaさんであるが、PSD T4は、その心の奥底に潜んでいたオーディオマニア的欲望に多少の作用をもたらしたのかもしれない。



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