2017/9/2

4191:DCD-790  

 妻の実家は現在空き家になっている。2年前に義父が亡くなり、昨年には義母が脳梗塞で倒れ、左半身に麻痺が残ってしまい、有料老人ホームに入所した為である。

 もともと築50年以上が経過した古い家屋である。人が住まなくなると目に見えて家は痛んでいった。結局売却するしかないということになり、売りに出した。

 古い家屋は価値がないが、利便性に優れた場所にある為土地の価値は高い。売りに出して1ケ月ほどで契約に至った。
 
 引き渡しは10月末である。それまでに建物の中の品物を整理し、不用品は業者に引き取ってもらうことになった。

 そんな片付け作業のなか「これ引き取ってもらえないでしょうか・・・」と私に言われたのが、義父が使っていた古いオーディオ機器であった。

 それはCDプレーヤとプリメインアンプそしてスピーカーの3点セットであった。クラシックのCDも20枚ほどあった。

 よくよく見てみるとCDプレーヤーはDENON製であった。型番を確認するとDCD-790とあった。1993年に発売されたDENONのエントリーモデルのようである。

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 プリメインアンプはTRIO KA-7Xである。これはとても古い製品で1970年代後半の製品のようである。まだCDが世に出ていない時代の製品であり、CDポジションがない。

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 そしてスピーカーはTRIO LS-10。試しに音を出してみると音は出た。しかし、低音が全くでない感じであった。

 LS-10のサランネットを外してみると小口径のウーファーのエッジがボロボロでほとんど残っていない状態であった。

 「スピーカーは使い物にならないな・・・廃棄するしかないようだ・・・CDプレーヤーとプリメインアンプは作動するから、ハイファイ堂に売ればそれぞれ1,000円ぐらいになるかも・・・」そんなことを思って、CDプレ−ヤーとプリメインアンプを、BMW523iの荷室に詰め込んだ。

 ちょうど今、我が家のZZ-EIGHTは修理のため不在である。試しにDENON DCD-790を我が家のシステムに繋いでみた。まずは普通にMarantz Model7のAUXに繋ぐ。

 その音は・・・なんと言おうか、穏やかな音である。音は薄くさらっとしている。これはこれで気軽に聴く分には良いのではないかと思えた。

 DENON DCD-790にはデジタル出力端子もある。試しにデジタルケーブルでO-DAC PRO Mk3にも繋いでみた。

 穏やかであった音の質感がぐっと上がる。DACの能力が上がることにより、エントリークラスからミドルクラスに格上げされたような気がした。

 インターネットで調べてみたらDCD-790の発売当初の価格は39,800円であった。この時代のCDプレーヤーは、エントリークラスでも作りが以外としっかりとしている。

 今のようにCDプレーヤが死滅しようとしている時代ではなく、まだまだ1990年代前半は、CDプレーヤの黄金期でもあったようである。

 「DENON DCD-790とTRIO KA-7X・・・これに、ハードオフにでも行って、日本製の古い2ウェイスピーカーを買って加えれば、寝室用のBGMシステムが安上がりで出来上がる・・・」

 そんなことを妄想してしまった。その場合、最適なスピーカーは、DAITONE DS-200であろうか、あるいはONKYO D-202・・・はたまたYAMAHA NS-10であろうか。



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