2017/8/17

4175:シングルフレームグリル  

 今やすっかりAudiのアイデンティティーなっている「シングルフレームグリル」を最初に採用したのは、2005年にフルモデルチェンジしたAudi A6の3世代目モデルである。

 すでに目が慣れてしまっている現在の目からすると、むしろ大人しく感じてしまうが、当初は賛否両論が巻き起こった。12年前のことである。

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 このA6をデザインしたのは、実は日本人デザイナーである。シングルフレームグリル以外は一世代前のA6の流麗なデザインを継承している。

 初代のA6は、1994年にAudi100のマイナーチェンジモデルとして登場したので、1997年にフルモデルチェンジして登場した2世代目のA6が、実質的な初代のA6とも言える。

 その2世代目のA6は従来のAudi車の保守的でいま一つ垢ぬけない雰囲気を見事に脱皮して流麗なフォルムを有していた。

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 私が一番最初に乗ったドイツ車が、この2世代目のA6であった。特にリアのデザインが秀逸で、そのラインと造形を満面の笑顔で毎日眺めていたことを思いだす。

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 1997年というとちょうど20年前のことである。そんな昔のモデルであるのに、決して古臭さを感じさせないデザイン力は相当なものである。

 20年経過してAudiのデザインはやはり変わった。良くなったという人もいれば、悪くなったという人もいる。デザインは個人的な好みで好悪の判断が分かれる。

 そのAudiの今後のデザインの流れを決定づけるモデルがつい最近正式に発表された。Audiの旗艦モデルであるA8である。

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 シングルフレームグリルは横にさらに拡大され、その6つの角はよりシャープになり、フロントヘッドライトの睨みもより鋭いものとなった。

 最近のAudiのデザインの流れは「より鋭く、より直線的に・・・」という勢いの良さを感じさせるもので、新しいA8もその流れにしっかりと乗っている。しかし、私の目には、何故かしら20年前の2世代目A6の方にヨーロッパ的な奥深さを感じてしまう。歳のせいであろうか・・・



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