2017/8/21

4179:奥多摩湖  

 御嶽駅そばのセブンイレブンで補給食を購入して、店の脇にあるテーブル席で食した。この店の近くには、多摩川が流れていて、上から覗き込む形で川の様子を見ることができる。

 川の流れは昨日の激しい雨の影響か、いつもよりも流れも急で水量も多かった。水の色合いは淡いエネラルドグリーン。

 しばしの談笑タイムを過ごしていると、Twitterを見て追いかけてきた、1名のメンバーが合流した。

 コンビニ休憩を終えて、7両編成に増えたトレインはリスタートした。しばし、JR青梅線に沿って走っていくと、「将門」の交差点が見えてきた。

 この交差点を左折して下っていくと、最初のトンネルである「城山トンネル」がある。その大きく真新しいトンネルに入った。

 長く暗いトンネルを抜けると前を走っていたメンバーの背中には、後輪が跳ね上げた泥水で黒い点々が付いていた。

 トンネルの左端には雨水が溜まっていて、そのエリアを走ると後輪が黒い泥水を跳ね上げるようであった。きっと私のサイクルジャージにも黒い斑点が飛んでいるだろうと思った。

 この先幾つものトンネルを潜っていった。なるべく左端ではなく車道に出て走るようにした。トンネルの中では追い越していく車のエンジン音が反響して軽自動車でもスポーツカー並みの激しいエンジン音になる。

 奥多摩湖を堰き止めている小河内ダムまで、道は緩やかな上りである。無理のないペースで上っていったが、疲労成分は徐々に脚に溜まっていく。

 ようやく小河内ダムに達した。次なる休憩ポイントである奥多摩湖大麦代駐車場に向かって奥多摩湖を左手に見ながら進んだ。

 第3日曜日は、この広い駐車場で「旧車」のOFF会が開かれている。昔懐かしい「旧車」が数多く停まっていた。

 これだけ古い車のメンテナンスは大変なはず、当然お金も相当かかる。最新の車に比べれば乗り味も良いとは言えないはずであるが、憑りつかれてしまうと離れられない魅力があるのであろう。「趣味とはそういうものか・・・」そんなことを思いながらリスタートした。

 奥多摩湖を横目に見ながら軽やかに走っていった。奥多摩湖の湖面は実に静かであった。山の上の方は霧で白く煙っていた。これから向かう「風張峠」もきっと霧に煙っているであろうと思われた。

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 赤い橋の次は淡いオレンジ色の橋・・・という具合に次々に四つの橋を渡り終えると、奥多摩周遊道路の料金所跡に着いた。

 何かの取り締まりだろうかパトカーが停まっていた。「気を付けて下さい・・・」と警察官から声を掛けられて先に進んだ。

 しばし上っていくと、やがて「山のふるさと村」へ向かう道との分岐点にある交差点が見えてきた。信号は直前で赤に変わった。

 この交差点から「風張峠」の頂上までは9kmと少しの距離である。7%程度の斜度の坂道が続いている。この区間をラップ計測する予定であった。

 信号が青に変わった。右足で漕ぎだして、左足のクリートをペダルに入れ込んだ。「カチッ・・・」と乾いた音がした。それとほぼ同時にサイコンのラップボタンを押した。

2017/8/20

4178:ボタン電池  

 「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」までちょうど1週間となった今日は、いつもよりも少し長い距離を走る予定であった。

 そのため、集合時間と集合場所が変わった。6時半に東大和市の旧青梅街道沿いのセブンイレブン集合となった。

 我が家からは自転車で5分ほどの距離である。自宅を後にしたのは6時20分。天気は曇りである。気温は低め。

 走り出して、「あれっ・・・」と思った。またサイコンにパワーの数値が出ていないのである。先週もそうであった。

 先週、新しいボタン電池を購入して電池交換したばかりである。「さすがに1週間で電池が切れることはないであろう・・・」と、サイコンの電源を切って、再度立ち上げてみたりしたが、相変わらずパワーは表示されないまま。

 集合場所のセブンイレブンに到着して、メンバーと共にサイコンを操作したり、電池を一旦取り出してもう一度入れなおしてみたり、いろいろトライしてみたが、上手くいかない。

 「まさか電池が切れているのかも・・・」ということになり、試しにメンバーが予備で持っていた同じ型のボタン電池に交換してみた。

 するとパワー表示があっけなく表示された。「ボタン電池か・・・でも先週換えたばかりなのに・・・1週間でなくなるとは・・・」と予想外の展開に、首を傾げた。

 確かに最近パワーメーターの電池交換のタイミングは早くなってきていた。1ケ月ほどで交換していたので、「おかしい・・・前はこんなことはなかった・・・」と訝しく思っていたが、まさか1週間で切れるとは・・・

 「来週は乗鞍の本番なのに・・・大丈夫であろうか・・・」と不安になった。「乗鞍にはボタン電池を2,3個持っていこう・・・」と思った。

 今日のコースは、奥多摩湖を経由して風張峠を越え、帰路の途中で「数馬の湯」に立ち寄って、今日で最後の勤務となる「まつじー」さんに挨拶して、ボリュームたっぷりの天丼を食して帰ってくるというものであった。

 今日の参加者は6名。曇り空の下、6台のロードバイクは隊列を組んで走り始めた。6台のロードバイクの内訳は、Ridleyが3台、ORBEA、BH、Kuotaが1台づつであった。

 トレインは旧青梅街道、岩蔵街道を進み、「今井馬場崎」の交差点を左折して青梅方面へ向かった。ペースはいつよりも速め。

 道はやがてJR青梅線と並行して走り始める。商店街のエリアを抜けると一気に緑の比率が高くなっていき、鄙びた風情が目に馴染む。

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 緩やかな上り基調の道をハイペースで走っていくと、休憩ポイントであるJR青梅線の御嶽駅近くのセブンイレブンが見えてきた。

2017/8/19

4177:光陰  

 栗の木というと、硬いというイメージがある。きっと高い強度を誇っているのであろう。特注なので、CORNER LANCASTERの形状に合わせて加工されている。そのため収まり具合はとても良い。

 色合いも淡い茶色でLANCASTERのキャビネットとの色合いと釣り合いが取れている。このベースがスピーカーと床の間に入ったので、若干CORENER LANCASTERは背が伸びた。

 一見すると前回と変わったのは、スピーカーベースだけのようであるが、実はもう一つ変わった点があった。

 それは、Marantz MODEL7である。前回はチューバホーンさんのMODEL7がモディファイの作業中であったので、同じ仕様のMODEL7をcatbossさんからお借りしていたのであった。

 仕様は同じであるが、やはり個体差というものがある。そのわずかの差が音には結構な影響となって出てくることがある。

 私が合流して、3名でのOFF会となってから、CDで数曲聴いた。前回の印象と比べると、やはり変化が感じられる。
 
 「音の構成力」とでも表現すべき要素が上がっているような気がした。SNが良くなったことによる影響であろうか・・・

 その変化が、特注製のスピーカーベースによってもたらされたものなのか、あるいはMarantz MODEL7の個体差によりもたらされたものなのかは定かではないが、より力感が増したようであった。

 デジタルタイムの後は、アナログタイムに移行した。チューバホーンさんのアナログシステムは、レコードプレーヤーがRoksan XERXES20、トーンアームがRoksan Artemiz、そしてカートリッジがBENZ MICRO Ruby3である。

 チューバホーンさんがお持ちのレコードから何曲か聴いた後、ハンコックさんがお持ちのジャズのレコードを聴いた。

 ハンコックさんはジャズのレコードにどっぷりと嵌っている。ジャズのレコードの相場は、クラシックのそれよりもはるかに高い。

 当時の流通枚数が少なかったため、コレクターアイテムとしての希少価値がとても高いのである。

 1950年代に録音された貴重なオリジナル盤などは、常に清水の舞台から飛び降りる心境で購入することになる。

 そんなレコードの1枚がRoksan XERXES20のターンテーブルに乗った。その一音を聴いて、「やはりジャズはアナログ・・・しかも、オリジナル盤・・・」という思いを強くした。

 オリジナル盤には、何かが込められている。その何かは、セカンドプレスになると失せてしまうことが多い。

 その何かを上手く表現することはできないが、ぐっと心をわしづかみにする握力が全然違っているのである。

 その何かに取り憑かれてしまうと、大きな陥穽の奥底に引き摺りこまれてしまう。オリジナルレコードは、魔力をもっている。

 旧友とのOFF会は楽しく終わった。その後は3人で下井草駅のすぐ近くの串焼き屋で、美味しい串焼きを食した。

 3名は知り合ってから10年ほどが経過している。話しながら年月の流れの速さが改めて心に沁みた。時間の流れをもっと遅くする妙薬はないものであろうか・・・

2017/8/18

4176:四十肩  

 8月に入ってから夏とは思えないような天候が続いている。空はいつも灰色で、雨が時折降る。湿度は高く、空気がどんよりとしている。

 真夏の太陽はほとんど姿を見せず、梅雨のような天気である。猛暑による夏バテは避けられるが、こういった気候は、人の体にもあまり良くない影響を与えるようである。

 杉並区で整体の施術を行っている「ProFit」は、とても忙しそうである。「8月は15日以外は休めない状態・・・」とチューバホーンさんは話されていた。

 腰痛や肩懲りに悩まれている方には、この梅雨のような天気は悪い影響を与えやすいようである。容態が悪化した方からのSOSコールが多いので日曜日も仕事になるケースが増えているとのことであった。

 古くからのオーディオの友人であるハンコックさんも、肩の具合で悩まれていた。いわゆる「四十肩」である。

 かなり症状が重いようで、「ProFit」を訪れることとなった。施術の後は共通の趣味であるオーディオのOFF会をすることとなり、チューバホーンさんから私にもお誘いの連絡があった。

 そこで、今日は青梅市のクライアントでの仕事を午後5時に終えてから車で杉並区へ向かった。帰宅時間帯であったので、道は少し混んでいた。

 ハンコックさんにお会いするのは、久しぶりである。一昨年、結婚とともに真新しいマンションに引っ越されたところを訪問して以来である。

 ハンコックさんはもう15年ほどの間、WILSON AUDIO WATT3+Puppy2を使われている。きっとこのシステムの要となるスピーカーは今後も変わらないであろう。

 この名機を鳴らすアンプは Mark LevinsonのML-1とNo,23.5のペアであったが、最近パワーアンプの調子が不調のようである。

 プリも含めた駆動系の変更も検討されているようであった。チューバホーンさんのお宅には、Catbossさんの手により徹底的にモディファイされたMaranzt MODEL7がある。

 そのMODEL7、さらにはDSD変換に特化したO-DAC PROも聴いてみたい・・・という意向もあったようである。

 1時間半ほど車で走ると「ProFit」に到着した。チャイムを鳴らすと「どうぞ・・・開いてます・・・」と返答があった。玄関扉を開けて、「お邪魔します・・・」と、2階のリスニングルームへ向かった。

 お二人に挨拶をして、リスニングルームの後方にスペースを確保した。もう既にハンコックさんは一通りクラシックのCDなどを聴かれていたようである。

 チューバホーンさんのデジタルシステムは、CDトランスポートがSONY CDP-MS1で、DAコンバーターがO-DAC PRO Mk2である。

 プリアンプはMarantz MODEL7。パワーアンプはQUAD 405。そしてスピーカーはTANNOY CORNER LANCASTER。

 そのCORNER LANCASTERの下にはつい最近特注で製造された栗の木で出来たスピーカーベースが納まっていた。

2017/8/17

4175:シングルフレームグリル  

 今やすっかりAudiのアイデンティティーなっている「シングルフレームグリル」を最初に採用したのは、2005年にフルモデルチェンジしたAudi A6の3世代目モデルである。

 すでに目が慣れてしまっている現在の目からすると、むしろ大人しく感じてしまうが、当初は賛否両論が巻き起こった。12年前のことである。

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 このA6をデザインしたのは、実は日本人デザイナーである。シングルフレームグリル以外は一世代前のA6の流麗なデザインを継承している。

 初代のA6は、1994年にAudi100のマイナーチェンジモデルとして登場したので、1997年にフルモデルチェンジして登場した2世代目のA6が、実質的な初代のA6とも言える。

 その2世代目のA6は従来のAudi車の保守的でいま一つ垢ぬけない雰囲気を見事に脱皮して流麗なフォルムを有していた。

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 私が一番最初に乗ったドイツ車が、この2世代目のA6であった。特にリアのデザインが秀逸で、そのラインと造形を満面の笑顔で毎日眺めていたことを思いだす。

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 1997年というとちょうど20年前のことである。そんな昔のモデルであるのに、決して古臭さを感じさせないデザイン力は相当なものである。

 20年経過してAudiのデザインはやはり変わった。良くなったという人もいれば、悪くなったという人もいる。デザインは個人的な好みで好悪の判断が分かれる。

 そのAudiの今後のデザインの流れを決定づけるモデルがつい最近正式に発表された。Audiの旗艦モデルであるA8である。

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 シングルフレームグリルは横にさらに拡大され、その6つの角はよりシャープになり、フロントヘッドライトの睨みもより鋭いものとなった。

 最近のAudiのデザインの流れは「より鋭く、より直線的に・・・」という勢いの良さを感じさせるもので、新しいA8もその流れにしっかりと乗っている。しかし、私の目には、何故かしら20年前の2世代目A6の方にヨーロッパ的な奥深さを感じてしまう。歳のせいであろうか・・・

2017/8/16

4174:正丸丼  

 「正丸丼」は売り切れてしまうことがある。今日は人数も多かったので少し心配であったが、「11人分大丈夫ですか・・・?」と女将に確認すると「大丈夫です・・・」との返答であった。

 ほっと一安心して「奥村茶屋」の中に入っていった。店のなかは広い。天気のせいか客の姿は少なかった。

 店内は風が吹き抜けていき涼しかった。窓からはやや霞んだ山々の風景が広がっていた。しばし待っていると順番に11人分の「正丸丼」が運ばれてきた。

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 「これ・・・これ・・・」と心の中で呟きながら、テーブルに置かれた「正丸丼」を眺めた。サラダ、お味噌汁、お新香も付いてくる。

 甘辛い味噌で炒められた豚肉は実にご飯に合う。意味もなく「ご飯に合う・・・ご飯に合う・・・」と心の中で繰り返しながら、豚肉と白いご飯を咀嚼していった。

 一旦止んだ雨はまた降り出した。その雨が降る様子を眺めながら、「しかしそれにしても8月は天候が変だ・・・なんでこんなに雨ばかりなんだ・・・」と思った。

 猛暑ライドは辛い。それは確かである。例年であればこの時期は「猛暑ライド」になることが多いが、今年の夏はその点は助かっている。

 しかし、雨も嫌なものである。これで私は3回連続で途中から雨に降られたことになる。ロードバイクと雨の相性は決して良くない。

 昼食休憩を終えて、帰路についた。雨の中下るので、ウィンドブレーカーを着込んだ。路面が濡れているので、慎重に下っていった。

 山王峠・笹仁田峠を経由して帰るコースを選択したので、二つのミニバトルポイントが待ち構えている。

 どちらも上る距離は短いが、短いがゆえに瞬間的にかかる負荷は重い。300ワット以上のパワーで、どちらも上っていく。

 そしてどちらもゴール前でさらに負荷を上げて350ワット以上のパワーでスパートする。両脚の筋肉はそのパワーを発するために、じりじりと発熱する。

 二つのミニバトルポイントも無事にやり過ごした。最後までだれることはなかったので、スタミナ的にもまずまずのようである。

 2週間後は「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」である。不順な天候が続いているので天気が少々心配である。

 20km以上の坂道を上り続けるので、スタミナが必要になる。脚も体もきつくなる後半に入ってもだれることなく、走り切れることを願いたい。

2017/8/15

4173:ラップパワー  

 山伏峠を上り始めた。長い期間続いていたがけ崩れ防止のための擁壁工事は既に終わっている。なので、上り始めで止められることはない。

 その真新しい擁壁を左手に見ながらやり過ごした辺りで、サイコンのラップボタンを押した。ここからゴールの正丸峠までラップ計測する予定であった。

 ラップパワーは250ワットが目標。山伏峠を上り終えるとしばらく下りが入る。下りが入ると、その間はラップパワーがぐんと下がる。その下りで下がる分も含めて250ワットにもっていけるとかなり良い数値である。

 山伏峠は上り慣れた峠である。ラップ計測を開始してからはペースはほぼイーブン。2箇所ある斜度が厳しくなるポイントもそれほど脚を削り取られることなく通過できた。

 サイコンのラップパワーはほぼ予定通り250ワットで推移していた。山伏峠の峠道の終盤は林の中を走る。

 斜度はそれほど厳しいものではない。脚が疲れ切ってしまうとペースが落ちがちになるが、今日はどうにかペースを維持できていた。

 山伏峠の頂上へ向かって少しペースを上げた。頂上直前はダンシングに切り替えて、クランクにパワーを込めた。

 山伏峠の頂上を過ぎる際に確認したラップパワーは252ワットであった。ここから下る。少し前、この下りでチームメンバーが落車した。

 怪我の程度は比較的軽傷であったが、ロードバイクのホイールが歪んでしまったため走行不能となり、自転車保険のロードサービスを受けた。

 今日は路面が濡れているので、下りは慎重に走った。何度かカーブを曲がって下っていくと、正丸峠に繋がる道が見えてきた。

 その道へ向けて右折した。サイコンのラップパワーは下りを経て238ワットまで下がった。ここからさらにその数値を上げていくべく、パワーを増していた。

 260ワットから280ワットぐらいのハイパワーで正丸峠を上り始めると、前方には先行スタートしたメンバーに後発スタート組が追いついて、ペースダウンして一緒に走っていた。

 こういう場合は、ここでバトルエリアは終了する。私もその背後に付いてペースダウンした。心拍数もラップパワーの数値もすっと下がっていった。

 少し尻切れトンボになってしまったが、比較的高めのパワーを維持して走ることができた。2週間後は「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」である。

 本番では20km以上の距離を上ることになる。その間高い負荷を体にかけ続ける。20km以上の距離を平均パワー250ワットで走り切ることは、私の実力では到底無理であるが、230ワットぐらいの平均パワーで走り切りたいところ。

 目標タイムは1時間25分である。昨年のタイムは1時間25分8秒であった。たった8秒であるが、されど8秒という感じで、その8秒が心に刺さった。

 6月の「Mt.富士ヒルクライム」では1時間25分を切ることができた。どうにか今年は「富士でも乗鞍でも1時間25分切り」を達成したいところである。

 正丸峠の頂上にゆったりと到着した。上り始めた時に降っていた雨は止んでいた。いつものように上りきったメンバー全員で記念撮影を済ませた。

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 今日は正丸峠の奥村茶屋に寄って、「正丸丼」を食する予定であった。奥村茶屋の女将さんに「11人分大丈夫ですか・・・?」と確認すると「大丈夫です・・・」との返答であった。

2017/8/14

4172:COLNAGO  

 今日のロングライドには初めてチームのロングライドに参加する女性メンバーがいた。その彼女のロードバイクは、COLNAGO Mondo。色は赤である。

 そして、2名のチームメンバーがCOLNAGO V2-Rを発注済みとのこと。今、バイクルプラザR.T.ではCOLNAGOがきているようである。

 実は私もCOLNAGOに乗ったことがある。初めて購入したロードバイクがCOLNAGO CLXであった。コンポーネントはShimano 105が装着されていた。

 COLNAGO CLXに乗っていたのは3年間。その間は、週末に1時間かけて多摩湖のサイクリングロードを2周していた。

 COLNAGO CLXに乗っている時には、長い距離を走ることはなく、ヒルクラムに挑戦することもなかった。その後、ORBEA ONIXに乗り換えた際にチームに入れてもらった。

 ということで、COLNAGOには多少思い入れのある私としては、チーム内でCOLNAGOが急に注目を集め始めたことは、嬉しいところである。

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 山伏峠の上り口までは上り基調の道が続く。空を覆う雲の色合いはやや灰色が濃くなってきていた。

 やがて見慣れた山伏峠の上り口に到着した。公衆トイレでトイレ休憩をした。しばし脚を休ませた後、3名のメンバーが先行スタートしていった。初めてロングライドに参加したメンバーも先行スタート組に含まれていた。

 普通5分ほど経過してから後発メンバーがスタートするが、先行メンバーがスタートして5分ほど経過したので、「そろそろ行きますか・・・」と走り出そうとした時に、雨が急に降り出してきた。

 そこで、後発スタートメンバーは引き返して一旦雨宿りをすることに・・・雨が小止みになるのを待った。

 8月に入ってから天候がおかしい。ぐずついた天気が続いている。まるで梅雨のような気候である。

 少し雨が弱くなってきたので、後発スタート組も重い腰を上げることにした。雨に濡れながらヒルクライムのスタートである。

2017/8/13

4171:再起動  

 朝の7時にKuota Khanに跨って、自宅を後にする段になってパワーメーターの電池を交換していなかったことに気付いた。

 前回走った際の途中からパワー表示がサイコンに出なくなった。パワーメーターのボタン電気が切れてしまったようであった。

 「途中でコンビニに立ち寄ってボタン電池を購入しないと・・・」

 集合場所であるバイクルプラザに向かう途中でコンビニに立ち寄って、ボタン電池を購入した。それをサイクルジャージの背面ポケットに入れて、再度走った。

 バイクルプラザに着いて、電気交換を済ませた。しかし、相変わらずパワー表示が出ない。「あれっ・・・おかしいな・・・」と何度もサイコンをいじってトライしてみるが、パワー表示は出ないまま。

 結局、パワー表示が出ないままスタート。しばらく走ってから「電源を切ってみるか・・・」と思い立ち、サイコンの電源を一度切った。その後電源を入れなおして、サイコンを再起動してみると、難なくパワー表示が出た。

 ほっと安心して、走っていった。「サイコンもコンピューターだから固まったら再起動するのが良いのかもしれない・・・」そんな風に思った。

 8月27日に行われる「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」まで残り2週間である。そのためか今日のロングライドの参加者は多めであった。

 目的地はチームでのロングライドの定番コースでる「正丸峠」である。走り慣れた道を進んだ。気温はこの時期としては低め。空は灰色の雲が隙間なく覆っていた。

 青梅街道、岩蔵街道を走り抜けていき、いつもの休憩場所であるファミリーマート飯能上畑店に立ち寄った。

 ここには、サイクルラックがあるが先客が占有していたので裏手の駐車場にある倉の前にロードバイクを立て掛けた。

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 ここで補給食を選択した。店内に入ってしばし迷った後、「メキシカンサンド」を選んだ。その名の通りスパイシーなソースが刺激的。

 補給食をパクつきながらしばしの談笑タイムを過ごした。実はメンバーのうち2名が同じロードバイク・フレームを発注したことが今日判明した。

 そのフレームはCOLNAGO V2-R。V2-Rは軽量フレームでありながら高い剛性とエアロ性能を有していて、実戦的なレーシング・フレーム。受注生産なので、納車は4ケ月後とのこと。早く実車を見てみたい。

 コンビニ休憩を終えて、山伏峠の上り口を目指してリスタートした。ここからは上り基調の道が続く。

2017/8/12

4170:カセットデッキ  

 「カセットデッキ・・・?また渋いところ突いてくるね・・・」私は、「ゆみちゃん」がカセットデッキの購入を検討していると聞いて、少々虚をつかれた。

 確かに彼女の部屋には、YAMAHAのレコードプレーヤー、SONYのプリメインアンプそしてDIATONEのスピーカーというスリーピース構成のオーディオセットがある。

 カセットデッキを購入して、これに加えれば、「ねこ」のカセットテープを、そのオーディオセットで聴くことができる。ラジカセで聴くよりは良い音で聴けるはずである。

 カセットデッキは随分と昔に活躍したオーディオ機器である。音楽ソースがレコード中心であった時代、レコードは高価であった。

 私が中学生の頃、LPは1枚2500円が定価であった。中学生にとっては相当高価な代物である。一方カセットテープは数百円で買える。

 友人が持っているLPをカセットデッキを使って録音すれば、お金を余りかけずに音楽を楽しめる。また、チューナーを持っていれば、FM放送からエアチェックしてカセットテープに良い音で録音することもできた。

 FM放送の番組表を載せたFM雑誌がいくつも出ていたのがこの時代である。「週刊FM」「FM fan」「FM レコパル」・・・そういったFM雑誌にはオーディオのことも毎号載っていた。私は買えもしないオーディオ機器の記事を食い入るように眺めて読んでいた。

 「どのくらいで買えるの・・・やっぱりヤフオク・・・?」

 「そうですね・・・この前ざっと見ていたんですけど・・・1万円以上はどれもするみたいです・・・ジャンクなら安いんですけど・・・動かないんじゃしょうがないし・・・」

 「それはそうだよね・・・修理代も馬鹿にならないだろうから・・・動作品でないと・・・でも、ヤフオクだとちょっと心配だね・・・どれも古いものだから・・・」

 そう言いながら私はスマホで検索してみた。「懐かしい・・・」そう思いながらスマホの小さな画面に展開する、FM雑誌などでその写真を眺めた様々なメーカーのカセットデッキを眺めた。

 TEAC、AKAI、NAKAMICHI、SONY、VICTOR、YAMAHA・・・いくつものメーカーの名機が目に飛び込んで来た。ヤフオクではその多くがジャンクである。

 動作保証があるものは結構いい値段が付いている。いくつものカセットデッキを眺めていて、ある一つの製品に辿り着いた時に、スマホを操作する手の動きが止まった。

 その製品はSONY TC-FX77。発売は1981年11月。「これなんてどうかな・・・良いデザインしていると思うけど・・・」私はスマホの画像を「ゆみちゃん」に見せながら言った。

 彼女はその画像を覗き込んだ。そして「確かに良いデザインですね・・・あと色使いが上手い・・・ここのブルーとオレンジがアクセントになってますね・・・」彼女はそう答えてくれた。

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 彼女も自分のi-Phone7で画像を見せてくれた。「これも良いと思ったんですよね・・・」その画像を覗き込むとそれは「YAHAMA K-9」であった。

 YAMAHAらしい端正で清潔感溢れるデザインである。メーターも美しいアナログメーターが搭載されている。カセットホルダーを排したデザインが斬新である。

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 「私、このメーターが好きなんです・・・針が一生懸命動いていて健気な感じで・・・」

 彼女はそう言った。「確かにそれは一理ある・・・」1980年代に入り、針式のメーターは一気に消えていった。

 この時代に敢えてカセットデッキを購入するとなれば、思いっきりアナログチックな方が相応しいのかもしれない・・・

 「彼女の審美眼は相当レベルが高い・・・」改めてそう認識した。「レコードプレーヤーもYAMAHAだし、良いかもね・・・」私はそう答えた。

 カセットデッキ・・・今は既に過去の遺物と化した美しい品々・・・「Mimizuku」の店内で、スマホの画面で見たカセットデッキは、夢の機械のようにきらきらと輝いていた。

 その機械が動き出し、音楽を奏でる。その姿をもう一度見たいと思った。カセットテープが回り、メーターが俊敏に動く・・・その姿をもう一度目で追ってみたいと・・・



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