2016/12/11

3926:おいしいOFF会  

 カルボナーラは日本でも人気があるパスタの1種。日本ではベーコンを使うのが一般的であるが、本場イタリアではパンチェッタ(塩漬けの豚肉)を用いるようである。

 今日は本場のレシピによって丁寧に作られたとても美味しいカルボナーラを食した。そのカルボナーラはNaruさんの手によるもので、その素材の一つ一つの選定、全ての調味料の吟味、さらに調理方法の細部に至るまで拘りに拘りぬいたもので、「別格」と評すべき美味しいカルボナーラであった。

 「そのへんのものとは一緒にしないでほしい・・・」と言うNaruさんの言葉が納得の味わいの良さであった。

 一緒にお邪魔したチューバホーンさんと私は終始目を細めながら、そのカルボナーラを完食した。かなりのボリューム感のある料理であったが、不思議とお腹にはもたれなかった。

 私は午前中、激坂で有名な「和田峠」までロードバイクで走り、2,000キロカロリーほどすでに消費していた。

 Naruさんのところにお邪魔した時には「空腹の狼」とでも評すべき状態であった。この「別格カルボナーラ」は、その空に近い私の胃袋をしっかりと満たし、さらにその味わいは脳の味覚中枢を魅了した。

 「別格カルボナーラ」とともに「ヱビス マイスター」やすっきりとした飲み味の白ワインを飲んだ。アルコールの分解能力が低い私の体内血流スピードはグッと上がった。

 その一旦ぐっと上がった血流スピードが、談笑タイムを経て少し穏やかになったところで、リスニングルームに移動した。

 リスニングームでは前半はCD、休憩を挟んで後半はアナログといういつもの流れでOFF会は進んだ。

 Naruさんのリスニングルームに置かれているオーディオ機器はハイエンドメーカーのフラッグシップが揃っている。

 それらの高価なオーディオ機器は、微妙な調整の堆積により、その本来の性能が発揮できる環境がしっかりとあてがわれている。

 素晴らしいSNをベースとして、絢爛な音楽が構築される様は、真っ白な皿に盛られた豪華な料理を連想させる。

 「実に美味である・・・」

 もちろん音楽に味覚があるわけではないが、味覚と聴覚は五感のなかでも共通項が多いのではないかと思われるほどに、音楽が美味しく鳴っていた。

 むかし「おいしい生活」というCMコピーが一世を風靡したことがあったが、今日のOFF会は前半は実際に舌で感じる「おいしさ」を、後半は耳で感じる「おいしさ」を濃厚に体感する貴重なものとなった。

 「おいしいOFF会」という言葉が自然と心に湧き上がってきた。

2016/12/10

3925:エージング  

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 No.12839とNo.21133・・・我が家には今Marantz Model7が2台ある。

 もともとあるNo.12839は、初期型に属する。フルレストアの結果、WE系の部品が多く取り入れられていて、WE系Marantz 7ともいえるような中身になっている。

 フルレストアする際に「アメリカ系の音が好きですか・・・ヨーロッパ系の音が好きですか・・・?」と問われたので「ヨーロッパ系の音が好きです・・・アメリカ系の音は強すぎる感じがして・・・」と答えた。

 フルレストアを担当したYさんはアメリカ系の音が好きのようで、少し表情が曇ったように見えた。しかし、WE系のパーツを適材適所に使い、華やかではあるが決してアメリカ系の音にはならない範囲で調整してくれたようである。

 そして新たに我が家に到着したのがNo.21133。製造番号からすると11133番目に製造されたもので、明らかに後期型に属する。後期型は市場では低く評価されている。

 その理由はボリュームなどの主要部品が後期型はより品質が落ちるものに変更されたからである。この主要部品の変更により後期型は音が悪いというのが定説となっている。

 このNo.21133はフルレストアが済んで我が家に到着したばかりである。フルレストアを担当されたHさんは、オリジンルのパーツに拘泥することはなく、数多くの試行錯誤の末にたどり着いた最良と思えわれるパーツで、フルレストアされる。なので、初期型であろうが後期型であろうが、基本的に関係ないとのことであった。

 HさんがフルレストアしたModel7の高性能さは、横浜のMさんのお宅で経験済みである。Hさんは横浜のMさんの古くからの友人で、そのお宅にある3台のMarantz Model7の全てをフルレストアされた方である。

 「到着後、最低でも80時間はエージングをお願いします。できれば通電だけでなく音を入れてください。」

 とのメールをいただいたので、まずはエージングをしなければと思っていた。しかし、我が家にはCDプレーヤーがない。

 エージングにはCDプレーヤーがあると実に便利である。リピートボタンを押しておけば、自動的にエージングが進む。

 アナログの場合にはそういう訳にはいかない。実際に近くに居て、耳を傾けていないといけないのである。

 「80時間か・・・結構な時間だな・・・安いCDプレーヤーでも買ってエージング専用に使うかな・・・」

 そんなことを思い始めていた頃であった。「PHONO回路の部品に取り違えがありました。直ぐに部品を交換いたしますので、着払で結構ですので一旦送り返していただけますでしょうか?」とのメールがHさんから届いた。

 我が家に届いたNo.21133は、すぐさまUターンする運びとなった。ということで、エージング作戦も延期となった。

 部品交換だけであるので、それほど時間がかからずにまた我が家に戻ってくる予定である。戻ってきたら、年内にはエージングを済ませ、新たな年である2017年には、このNo.21133の真価を探ってみたいものである。

2016/12/9

3924:40  

 昼食休憩を終えてから後半のINコースへ向かった。10番ホールは385ヤードのミドルホール。ティーショットは打ち下ろしである。

 後半のできを占う最初のドライバーショットは、ボールが高く上がった。いわゆる「テンプラ」である。上に高く上がってしまうと飛距離は出ない。

 どうやらドライバーショットが安定しないのは、身体が左に突っ込んでしまっているのが原因のようであった。

 「テンプラ」はアッパーに打ち過ぎてボールが上に上がってしまう訳ではなく、体が左に突っ込みクラブヘッドを上から下に打ち込んでしまうことにより起きてしまう。

 テンプラを防ぐためには、インパクトの瞬間、ボールを後ろから見るイメージを持ち、左に身体が突っ込まないようにする必要がある。

 頭ではそう分かっているが、そういった微調整は練習場で時間をかけて練習しないとちゃんと身につかないもの。いきなりゴルフ場ですぐに修正できるものではない。

 今日は一日、ドライ―バーの当りが悪いままであった。しかし、アイアンは切れていた。そしてパターの調子が良かった。

 10番、11番とボギーで収め、その後の12番から14番まで滅多にない3連続パーを奪った。ドライバーの当りは悪かったが、OBが出なかったので大叩きするホールがなかった。

 15番は無難にボギーで終えた。INコースは残り3ホールを残して3オーバー。「上がり3ホール」を全てボギーで回れば、「42」である。前半が「43」であるのでトータルで「85」。思わず「取らぬ狸のなんとか・・」をしてしまった。

 「上がり3ホール」の最初、16番のロングホールはやはりティーショットが今一つであった。どうにかその後持ち直してボギーで収めた。

 17番は177ヤードのショートホールは、左に大きくグリーンを外した。30ヤード以上あるアプローチはピンのすぐそばに寄った。ここで「ラッキーパー」を拾った。

 最期の18番は398ヤードのミドルホール。ティーショットはひどい出来であった。パーオンの可能性はほとんどない。グリーンの右側にはバンカーがあるので、左手前まで第2打で運んだ。

 残り距離は60ヤードほど。アプローチウェッジを短く握って打ったボールはカップの左1.5mほどのところに止まった。

 このパーパットをねじ込んだ。なんと後半のINコースのスコアは「40」であった。ここ数年、「40」というスコアをカードに書き込んだ記憶はない。

 やることなすこと上手くいかず100叩きをするのもゴルフであるが、ショートアイアンとパターが上手く絡んで予想以上に良いスコアが出るのもゴルフである。ちょっと不思議な感覚に捉われながら、クラブハウスに入り込んでいった。

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2016/12/8

3923:バーディー  

 1年間のゴルフのラウンド数は、ここ数年ほぼ20回前後である。20回を12ケ月で割ると月平均1.67回。

 この程度のラウンド数では良いスコアは望めない。ゴルフ練習場からもすっかりと足が遠のいてしまっている。

 稀に80台のスコアが出ることもあるし、100叩きの刑に遭うこともある。平均すると90代半ばのスコアである。

 ゴルフはほぼ例外なく仕事がらみである。なので純粋な趣味とは言えない面も有するが、良いスコアが出れば嬉しいし、スコアが悪いと肩を落として帰路につくことになる。

 昨日の水曜日は、今年18回目のゴルフであった。12月は来週にもう1回ゴルフの予定が入っているので、今年のラウンド数は19回ということになりそうである。

 18回目のゴルフの場所は、上野原カントリークラブである。中央道の上野原インターを降りて、10分ほど車を走らせるとその場所に着く。

 気温は低かった。しかし、天候はまずまずで風はなかった。ヒートテックの下着を着て、ダウンの入ったゴルフ用の軽量ジャケットを着込めば、それほどの寒さを感じることはなかった。

 スタート時間は8時42分。OUTスタートであった。1番ホールは394ヤードのミドルホールである。ティーグランドに立って、なるべく右腕の力みを抜くようにイメージしながらスイングした。

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 当たりはまずまずであった。やや左に出たボールは、さらに少し左に曲がった。ボールは左側に走っているカート道に着地した。

 カート道で大きく跳ねたボールは本来の距離よりもはるかに前に飛んで転がった。フェアウェイ真ん中という訳にはいかなかったが、偶然とはいえカート道を上手く利用して30ヤードほど距離的には得をした。

 グリーンまでは80ヤードほどしか残っていなかった。アプローチウェッジを短く持って軽くボールを打った。

 すると見事にグリーンにオンした。ピンそばにボールはあった。カップから2mほどの距離。バーディーパットは軽いスライスラインと読んだ。カップの左端あたりを狙ってパターを振ると、ボールはカップに吸い込まれた。

 なんとバーディー発進である。こんなことは滅多にない。これに気を良くしたのか、続く135ヤードのショートホールもワンオンしてのパー。

 「あれっ・・・」という感じで次のホールへ向かった。「こんなことが続くはずはない・・・」と心の片隅で思っていたが、3番ホールではやくもそれは現実のものとなった。

 3番ホールは496ヤードのロングホール。グリーン手前の池が厄介なホールである。ティーショットはやや難あり。続くセカンドショットはまずまず。

 残り110ヤードの3打目がいけなかった。大きすぎた。グリーン奥のバンカーに入っていた。左足下がりの嫌なライからのバンカーショットはクラブヘッドがダイレクトにボールに当たってしまいホームラン。そのボールはグリーンを飛び越えその向こうの池にポチャンと入った。

 このホールはトリプルボギー。出だしのバーディーが帳消しとなってしまった。4番ボギーの後の5番ホールでダブルボギーが出てしまい、ボギーペースに戻ってしまった。

 しかし、6番のショートホールと7番のロングホールを連続パーとして、再度調子が上向いた。8番、9番はボギーで収めたので、前半のOUTは「43」で回れた。

 私としては満足できるスコアである。気分を良くしてクラブハウスへ向かった。昼食には「かつ丼」を選択した。

 かつ丼を頬張りながら、「後半も上手くいけば、80台のスコアが出るかもしれない・・・」と思った。今日はアイアンとパターは調子は良いようであった。しかし、ドライバーショットはすかっとした当たりが少ない。それが後半に向かっての不安要因であった。

2016/12/7

3922:牛筋煮込み  

 メンバー全員が走り終えた後、都民の森の売店である「とちの実」へ向かった。お目当ては、「牛筋煮込み」である。
 
 一皿300円。汁はかなり濃い目の茶色で、これでもかといった感じで牛筋が入っていた。一緒に炭火で焼かれた大ぶりな団子である「みとうだんご」も購入した。こちらも300円。

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 「とちの実」の店内にあるテーブルと椅子に座って、食した。「牛筋煮込み」はしっかりと煮込まれていて、味がじっとりと染み込んでいた。

 皆、笑顔で完食した。この季節、「とちの実」では「牛筋煮込み」の他に「けんちん汁」も売られている。こちらも美味しい。

 しばし、まったりとした後、長い下りへ向けてスタートした。上りの時には外していたネックウォーマーを装着し、ウィンドブレーカーを着込んだ。

 20km以上の下りを走った。ところどころ路面が濡れているので慎重に下っていく。最初のうちは冷たい風に筋肉が強張ったが、標高が下がっていくとそれも薄らいでいった。

 「橘橋」まで下り切って、右折。檜原街道を延々走っていくと道は武蔵五日市駅まで繋がる。駅前を右折して睦橋通りを6両編成のトレインは駆け抜けていった。

 そして、往路でも休憩した拝島駅前のファミリーマートで昼食休憩した。ここで補給食として迷わず選んだのは「カレーうどん」。

 先々週のロングライドの時にはセブンイレブンのカレーうどんを食した。ファミリーマートのカレーうどんはどうであろうか・・・

 その味わいはセブンイレブンのものと比べるとさらにスパイシー。食べ続けるうちに辛み成分が舌に集積してくる感じ。

 セブンイレブンは和風だしが前面に出ていて「お蕎麦屋さんのカレーうどん」感が強かったが、ファミリーマートのカレーうどんはご飯を追加投入しても立派にカレーライスになるような印象であった。

 ガソリンタンクがほぼ満タンになってから、残りの帰路を走った。玉川上水に沿って走る道は陽光が降り注ぎ、暖かかった。

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 家に帰りついて走行距離と消費カロリーをサイコンで確認した。走行距離が118kmで、所費カロリーは2,232キロカロリーであった。牛筋煮込みもみとうだんごもカレーうどんも走るための燃料として消費されたであろうか・・・

2016/12/6

3921:ゆりーとくん  

 先行スタート組3名が先にスタートした。後発スタート組は、体が冷えてしまうので、いつもよりも短めのインターバルでその後を追った。
    
 明治7年に創設され、その長い歴史を平成11年の廃校により終えた「数馬分校」の前がリスタート地点である。

 「数馬分校前」の信号の下を通り過ぎた時にタイム計測開始のボタンを軽く押した。4kmと少しの距離をここから上り続ける。

 序盤からクランクを回すペースを上げていった。心拍数の上昇カーブは思っていたよりもゆっくりとではあったが、確実に上がっていった。

 私の場合170〜175までの範囲に心拍数が収まっていれば、後半もだれることはない。その心拍数の範囲に収まるように注意しながら、都民の森に続く道を走った。

 前半はまずまずのペースを維持できているように感じられた。途中の道路工事区間でも止められることなく「こちら側を通ってください・・・」とガードマンに促されて道の右半分側を通った。

 ここで止められるとペースが乱れるところであったので、ほっとしながら先に進んだ。リーダーは中盤辺りからペースを上げて前に出ていった。

 都民の森への道は広く見通しが良い。そのおかげでリーダーの背中は小さくなりながらも視界の中に納まり続けた。

 そのおかげか、モチベーションンは下がることなく維持できていた。やがて、「都民の森 1km」と書かれた標識の下を通過した。

 ここからが結構苦しい。気持ち的にはもう少しだからと2本の脚に鞭を打つのであるが、疲労成分が蔓延し始めている2本の脚は、どちらもなかなか言うことを聴いてはくれない。

 残り1kmを切ったからといって、ぐっとペースを上げることはできずにいた。それでも、ここまでのペースは落とさずに走れてはいた。

 ゴール地点が視界に入ってくるとさすがに元気が出てくる。残り200mを切ったあたりから、ラストスパートした。

 そして、都民の森の駐車場に入り込んだ時点でタイム計測のストップボタンを押した。「数馬分校前」の信号機から都民の森駐車場入り口までのヒルクライム計測タイムは「18分29秒」であった。残念ながら目標としていた18分には届かなかった。

 「まあ、こんなものだろう・・・最後までだれることなくイーブンペースで走れたから、まずまずでしょう・・・」と心の中で独り言ちながら、疲れ切った体を休めるために、駐車場の中にある、ゆりーとくんのモニュメントの近くにKuota Khanを立てかけた。

 頑張った証として、体と脚にはぐんと重い疲労感が刻まれた。しかし、それは重苦しいものではなかった。かといって爽やかというのでもないが・・・厳しいヒルクライムを終えた後にいつも感じる独特のものであった。

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2016/12/5

3920:イーブン走行  

 コンビニ休憩を終えて、先へ進んだ。国道16号の下をくぐる連絡通路を通ってから、睦橋通りへ入っていった。睦橋通りに入るといつもであれば、ローディーの数が増えるのであるが、今日はそれほど見かけなかった。

 睦橋通りでは信号待ちのループに入り込むと何故かしらなかなか抜けだせないで、毎回のように赤信号に捕まることがある。

 今日は黄色信号から赤信号に変わる微妙なタイミングで交差点に入り込むことが多かった。先頭を引いていると、その見極めが難しい。ダッシュして突破すべきか、慎重を期して止まるべきか・・・

 チームで走る際には信号厳守が基本であるが、時と場合によっては「信号無視」もやむを得ない時もある。

 そんな微妙なタイミングの信号を幾つかやり過ごしていった。武蔵五日市駅まで達してから左折して檜原街道を走った。

 檜原街道は序盤は市街地であるが、やがて人家がまばらとなり山間の道に入り込んでいく。道が山間に入っていくと、気温が下がり、路面がウェットになった。

 路面が濡れていると、勢いよく回るタイヤが水を跳ね上げる。水だけでなく汚れも一緒に巻き上げるので、ロードバイクは結構汚れる。今日は走り終えた後の掃除が大変である。

 檜原村役場に達する少し前の公衆トイレでトイレ休憩をした。ここは駐車場と小さな売店もある。

 しばし脚を休ませたのちリスタートした。少し走ると檜原村役場が右手に見えてくる。それをやり過ごすと、その先に「橘橋」のT字路交差点が見えてくる。

 そのT字路交差点を左折した。ここから21km程先に都民の森がある。しばらくは上り基調のアップダウンが続く。前半の上りはそれほど厳しいものではない。下りも入るので、下りでは一息入れられる。

 「橘橋」から16kmほど走ると「数馬」に到着する。ここまでは6台のロードバイクは隊列をキープして走ってきた。数馬からゴールである都民の森では「フリー走行区間」である。

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 この数馬から眺める景色は穏やかで実に鄙びたものである。ここからゴールである都民の森までは4.5kmほどの距離がある。

 ここからは厳しい上りが続く。今日も「イーブン走行」で行こうと決めていた。序盤から一定のスピードに乗せていって、後半もペースを落とすことなく粘り強く走る・・・目標タイムは18分である。

2016/12/5

3919:4台のORCA  

 日中は暖かくなるとのことであったが、朝のうちは肌寒かった。いつものように朝の7時にKuota Khanに跨って走り出した。

 ウィンドブレーカーを纏い、さらにネックウォーマーをしていたが、寒さで体が小刻みに震えた。Garmin520Jの気温表示を確認すると、3.4℃であった。真冬ほどではないが、十分に寒さを実感した。

 太陽は向かう方向から真っ直ぐにその陽光を照射していた。冬はその太陽の角度が低い。目にダイレクトに飛び込んでくる。

 多摩湖サイクリングロードを7km程走ると集合場所であるバイクルプラザに着く。時間にして20分と少し。ゆっくりとしたペースで走る。

 バイクルプラザに着く頃合いには、体に感じる寒さは随分と和らいだ。日中には17℃ほどまで上がるとのことなので、今日は走りやすい気候になるであろう。

 目的地は「都民の森」に決まった。昨日チームメンバーが「都民の森」まで行って、売店で食べた「牛筋煮込み」がとても美味しかったとTwitterしていたので、それに誘われる形で目的地が決まった。

 今日の参加者は6名。6台のロードバイクのうちなんと4台はORBEA ORCA。残り2台はRidley HELIUMとKuota Khanである。

 6両編成のトレインはスタートした。玉川上水に沿って西へ向かった。気温は時間とともに天気予報通り上がっていった。

 いつものように西武線の拝島駅近くのファミリーマートで休憩した。ファミリーマートでの最近のお気に入りである「カフェサンド(パストラミポーク&ハムチーズ)」を補給食として選定した。

 それをもぐもぐと咀嚼しながら、拝島駅のフェンスに並んだロードバイクを眺めた。4台のORCAはそれぞれカラーリングが違う。「実に豪華なラインナップである・・・」と思った。

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2016/12/4

3918:粉  

 shanshanさんのお宅で「セブン対決」を終えた後、我が家のModel7「No.12839」は移動した。BMW523i Touringの荷室には、そのModel7以外にも、shanshanさん特製のKT-66 プッシュプルアンプも詰め込まれていた。

 このアンプは、我が家のMarantz Model2が二度目の入院から戻ってくるまでの間、我が家のリスニングルームでModel2の代役を務めることになる。

 BMW523iが向かった先は我が家ではなかった。杉並区の「ProFit」であった。2ケ月に1回、整体の施術を「ProFit」で受けているが、今日がその日であった。

 整体の施術を受けるのが本来の目的であったが、その本来の目的以外に隠れたもう一つの目的もあった。

 それは、ProFitを運営されているチューバホーンさんのリスニングルームに私の「No.12839」を持ち込み、チューバホーンさんのサウンドパーツのプリアンプとの聴き比べを行うというもので、今日一日で我が家の「No.12839」は、2番勝負を行う予定であったのである。

 整体の施術が先か、プリアンプ聴き比べが先か・・・聴き比べが先となった。隠れた目的ではあったが、「従」が「主」を押しのけた形となった。ものごとはそのように進むものである。

 リスニングルームに案内された。クアドラスパイアのラックの最上段には、PX-25のシングルアンプが設置されていた。これは、shanshanさん特製のアンプである。一時お借りしているとのこと。普段チューバホーンさんが使われているQUAD 405はその脇で静かに休息していた。

 まずはサウンドパーツとPX-25 シングルの組み合わせで何曲か聴かせていただいた。PX-25は1930年頃に開発されたヨーロッパの直熱三極管。このアンプに装着されているPX25は茄子型をしているので、1930年代に製造されたものである可能性が高い。

 クラシックの曲を聴いた。CDトランスポートはSONY MS-1。DAコンバーターはO-DAC PROである。性能の良いシングルアンプらしい、速い音の立ち上がりである。空気感も澄んでいる。

 ワインで例えるなら上質な「白」。日本酒で例えるなら吟醸の辛口。クラシックの場合、小編成の方が得意であると感じられた。

 サウンドパーツとPX-25 シングルの組み合わせは「アキュレート」という評価項目において高得点をあげるペアであると言えるであろう。

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 次いで、私が持ち込んだ「No.12839」がPX-25 シングルアンプの右隣りに設置された。Marantz Model7は、それほど人見知りではないようで、すっとその場に馴染んだ。

 PX-25 シングルともさっそく挨拶を済ませたようである。No.12839は、わりと落ちついた表情で佇んでいた。

 この即席ではあるが、ぱっと見相性が良さそうに見えるプリとパワーのペアで、先程聴いた曲を再度演奏してもらった。

 「上手い・・・!」心の中でひとりごちた。チューバホーンさんも期せずして「上手い・・・」と言葉を放った。

 実に聴かせ方が上手い・・・Marantz Model7は、音に麻薬的ななにかを含ませる術に長けているようである。

 「アキュレート」とは言えないかもしれないが、それに心を許せば代替物のない魔法の粉のようなものが音楽にまとわりついている。

 この半世紀前に作られた頑丈とは言えない躯体、複雑で決して合理的とは言えない回路構成・・・それらの中に摩訶不思議な作用を音に及ぼす秘密が隠れているのであろうか。

 こちらも実に興味深い聴き比べとなった。要約すると「アキュレート」VS「魔法の粉」の対決となった。

 私はどちらかというと「患者」であるので「盗聴、盗撮されている・・・」と訳の分からないことを口走るようになったとしても「粉」が欲しいと思った。

2016/12/3

3917:2台のModel7  

 shanshanさんのMarantz Model7の製造番号は10369番。369台目に製造されたModel7である。最初期型の貴重なModel7である。

 最初期型のフロントパネルはシャンパンゴールドの色合い。天板や側板の色合いは少し緑がかった特徴ある色合いをしている。

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 私のMarantz MODEL7の製造番号は12839番。2839台目に製造されたModel7である。初期型には属するが、最初期型ではない。フロントパネルはシルバー。天板や側板の色合いは茶色がかっている。

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 今日はshanshanさんのお宅で2台のModel7を聴き比べる機会を得た。2台の違いは製造番号だけではない。

 ShanshanさんのModel7はオリジナルに近い部品でレストアされている。オリジナルと全く同じ部品というわけにはいかないけれど、極力オリジナルに近い状態になるような調整がなされている。

 私のModel7は、フルレストアした方がWE信奉者であるため、コンデンサーなどの部品はWE系のものが使われている。

 まずは製造番号順というわけではないけれど、最初期型のshanshanさんのModel7を聴いた。パワーアンプは300BのシングルアンプとKT-66のプッシュプルがスタンバイしていたが、比較試聴した結果、クラシック向きのKT-66のプッシュプルに選定した。

 CDトランスポートは、Cambridge Audio CXC。DAコンバータはO-DAC BASIC。何枚かのCDを聴いた。クラシックを3枚、ジャズを1枚、ロックを1枚・・・

 その音の色合いは、何故かしらこのModel7のフロントパネルが持つ色合いと見事にリンクするものであった。シャンパンゴールドと評すべきか・・・深く香しく奥深い色合いである。

 アナログも聴いた。2枚のLPがshanshanさん特製のターンテーブルに乗り、DECCAのアームとカートリッジにより音溝から音がすっくりと拾われた。

 アナログになるとよりどっしりとした音の量感が加わる。Model7はやはりたおやかな手さばきでアナログの音の鮮度感を活かす。手早くコツを抑えた調理法で美味しく仕上げる。

 小休止の後、プリアンプを入れ替えた。私のNO.12839の出番である。「頑張れ!No.12839・・・!」と心の中でそっと応援した。

 そして先ほどとほぼ同じ曲順で聴いた。「音数が多い。音の生命感が若々しい。一世代新しくなったような印象を受ける。音の陰影感は薄れるかも・・・」そんな印象が言葉となって、脳内に張り巡らした網にかかる。

 No.12839は、若々しく生命感が強い。一方369番目に製造されたModel7は、色合いが濃く、陰影感が深い。滋味深い味わいが特徴と言える。

 No.12839は春の音である。そしてNo.10369は秋の音である。音の季節感が違う。どちらがいいかを判断するためには、「春が好きなのか、秋が好きなのか・・・」それを自分自身の心に問うてみる必要があるのかもしれない。

 実に興味深い聴き比べであった。Model7は製造されてから半世紀ほどの時間が経過している。その間、どのようなメンテナンスが行われたのか、それによって同じModel7でも違う表情を見せてくれる。オーディオの面白さの一側面を感じる良い機会となった。 



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