2016/6/3

3734:エンブレム  

 「ピカール」はその名のとおり、金属をピカピカにしてくれるクリーナーである。これを少量ウェスに付けて、二つの形状の異なるエンブレムを磨いた。

 どちらも鈍い光がかすかに漏れ出ている程度であったが、しばらく磨くとその輝きは倍増した。けっこう汚れているものである。

 ウェスには真黒な汚れが付着した。それはこれらのエンブレムが作られた1950年代半ばから60年の年月の簡に積み重なったものであろう。そのなかには英国に居た頃の汚れも含まれているのかもしれない。

 そして綺麗になった二つのエンブレムをそれぞれ取り付けた。リスニングポイントから見て右手のGRFのネットにはエンブレムの日焼け跡がしっかりと残っていて、その取り付け位置が明確に分かる。

 こちらには大きめのエンブレムが付けられていたようで、その日焼け跡に合わせて取り付けた。左右の端に空けられた小さな穴に細い釘を通して打ち付ける。

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 こちらの大きめのエンブレムにはGuy R.Fountainの自筆のサインが描かれている。GRFの製品名は開発者である彼の名前そのものである。

 続いてもう一つのエンブレムを取り付けた。左側のGRFに取り付けるのであるが、こちらにはネットにエンブレムの日焼け跡がない。

 きっとネットを補修したのであろう。なので、釘が通る木部の最も下の部分に取り付けた。小さな釘を慎重に打ちつけていくと小さなエンブレムはしっかりと固定された。
 
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 こちらはより小さく、サインもG.R.Fとアルファベットのみ。少々簡素化されている。一般的にこの時代、初期型は結構豪華な仕様で始まり、その後コストダウンが行われることが多い。それを勘案すると、大きなエンブレムが初期型で小さ目の方が後期型ではないか、と勝手に推測している。逆である可能も大きい。

 GRFはのキャビネットはとても綺麗である。前のオーナーかもしくはさらにその前のオーナーがキャビネットを補修したのであろう。

 そのキャビネットはほぼ毎日マイクロファイバーのウェスで磨かれている。なので常にピカピカと輝いてる。

 リスニングルームは気密性が高く埃はとても少ない。毎日磨く必要性があるわけではないのであるが、挨拶代わりにウェスで軽く拭き上げる。

 Marantzが予想だにしないほどの長きにわたって不在であったので、手持無沙汰なTANNOY GRFがヘソを曲げないようにという気持もあったのかもしれない。

 ORACLEもMarantz不在の間、普段は静電気を防止する緑色の布で覆い、一日に一回マイクロファイバーのウェスで拭いた。

 Marantzが戻ってきたので、これからはMarantzのMedel7とModel2も毎日拭き上げることになるであろう。

 エンブレムの取り付けが終わり、ルーティンのような拭き上げ作業が終わった後に、試しにレコードをORACLE DELPHIのターンテーブルに乗せた。

 選ばれたレコードはバッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第一番。ヴァイオリニストはスザーネ・ラウテンバッハーである。 



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