2016/6/1

3732:記念写真  

 芦ノ湖を見下ろしながら補給食を摂った。下山はスタートしたグループごとに時間が決められ集団で下る。私たちのグループは11時から下山の予定である。

 それまで時間がもう少しあった。下山の準備でもしようかと、Kuota Khanを掛けてあるバイクラックの方に向かって歩いていると、日向涼子さんと遭遇した。

 彼女は本職はモデルである。ロードバイクにすっかりと嵌ってしまったようで、サイクル雑誌にも連載を持っている。

 今では、ヒルクライムレースなどのサイクルイベントに引っ張りだこで、レースに参加するとともにMCなども務める。箱根ヒルクライムにもゲスト参加していたようで、スタートイベントでも挨拶をしていた。

 ヒルクライム能力も高い。Mt.富士ヒルクライムでも一昨年から1時間30分を切っている。後で箱根ヒルクライムのリザルトを確認したら1時間5分台のタイムであった。

 「お疲れ様でした・・・!」

 と声をかけると、彼女は微笑んで「お疲れ様です・・・」と返答してくれた。彼女の隣には元FUNRIDE編集部で今はフリーライターのはしけんさんが居た。

 「写真いいですか・・・?」と恐る恐る訊いてみると、心良くOKが出た。スマホをはしけんさんに渡して、日向涼子さんとのツーショット写真を撮ってもらった。彼女の愛車「ピナ太」も一緒に写真に納まった。箱根ヒルクライムでの良い記念となった。

 下山時間が近づいてきたので、集合場所へ向かった。60名が集まったところでスタッフの誘導に従って下山を始めた。

 快晴に恵まれていたので特別な防寒着の必要は無かった。リュックの中の防寒着はそのままで納まっていた。

 ゆっくりと一列になって下った。2車線の左側を通っていると、逆の車線側を上って来る参加者と時折すれ違う。

 上って来る参加者は皆苦しそうであった。私も1時間ほど前、同じように苦悶の表情をしていたはずである。

 ゆっくりと下山していき、やがてスタート地点である料金所に達した。ここで大会は終わる。その後は皆自分の車が停めてある駐車場へ向かって走った。

 私も駐車場までゆっくりと走って、Kuota Khanを車の荷室に詰め込んだ。サイクルシューズを脱いでスニーカーに履き替えた。

 体からすっと力が抜けた。硬めのシートに身を任せ、丸い形状のエンジンスタートボタンを押すとディーゼルエンジンはブルブルッと身震いした。

 「来年も出よう・・・」そう心に決めていた。帰り道も渋滞は無くスムースであった。しかし、腰には重い疲労感が積み重なっているような感覚であった。



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