2016/3/31

3670:O-DAC MINI  

 チューバホーンさんのリスリングルームにあったOさん製作のDAコンバーターはDSD変換機能も付いた豪華仕様であった。

 それに対してshanshanさんのリスニングルームについ最近迎え入れられた同じくOさん製作のDAコンバーターはシンプルな機能に徹したベーシックモデルである。

 メーカー品ではないので製品名は無いのであるが、無理やり製品名を付けるとすると、チューバホーンさんのところのDAコンバーターは「O-DAC PRO」で、shanshanさんのところのDAコンバーターは「O-DAC MINI」といった感じであろうか。

 shanshanさんの「O-DAC MINI」の価格は5万円。その性能からすると信じられないほど安い価格である。
 
 これが「O-DAC PRO」になると価格は5倍になる。「O-DAC PRO」でもそのCPは仰天するほど高いが、「O-DAC MINI」の値付けはまさにウルトラバーゲン価格である。

 その外観はシンプルで清潔感溢れるもの。メーカー品のような凝ったデザインではないが、良い意味でその存在感をあまり主張しない。

 「O-DAC MINI」とコンビを組むために導入されたのが、ケンブリッジ・オーディオのCDトランスポート。薄型のスタイリッシュなモデルである。製品名はCXC。価格もリーズナブル。

 shanshanさんは自作マニアである。今までに手がけた真空管パワーアンプは幾つになるのであろうか・・・相当数になることは間違いない。

 お邪魔する度にパワーアンプは最新のものに替わっている。今回は出力管に300Bを使用したプッシュプルアンプであった。モノラル構成でがっしりとした躯体を持った力作である。

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 見るからに力強い音が放たれる可能性を感じる。シングルアンプとプッシュプルアンプはそれぞれに良さがあるもの。一概にどちらが良いとは言えない。

 一般的にはプッシュプルアンプの方が下支えががっしとした安定感のある音がすると言われている。

 スピーカーのキャビネットは前回と同じものであったが、ユニットが変わっていた。12インチのグッドマン製のフルレンジユニットが装填されていて、キャビネットの上にはYAMAHA NS1000Mにツイーターとして用いられていたユニットがスーパーツイーター的に付加されていた。

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 プリアンプは前回訪問時にはMarantz #7が用いられていたが、今回はAさん製作のものが使用されていた。

 つまりは前回訪問時と比べると音の入口から出口まですべての機器が変更されていた。なので、前回と音の印象が変わるのは当然の帰結である。では、どのように変わったのであろうか・・・

2016/3/30

3669:大垂水峠  

 和田峠は陣馬街道(神奈川県道・東京都道521号線)の中程にあり、神奈川県と東京都の境界でもある。

 東京から神奈川方向へ上るのが「表和田」。その逆が「裏和田」。裏和田は一昨年6月の大雨で路肩が崩落してしまい、しばらくの間閉鎖されていた。

 その裏和田の修復工事が終了して昨年の12月に通れるようになった。今日はその裏和田を藤野側へ下っていった。

 長い下りを走りすぎていくと、道は分岐ポイントに差し掛かった。右へ行くと上野原方面、左へさらに下っていくと、相模原湖方面へ向かう。

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 隊列は左へ向かい下り基調の道を順調に進んだ。途中で狭いトンネルを抜けた。このトンネルは狭いため車はすれ違えない。トンネルの中に既に対向車が走っている場合、入り口付近で待ってからトンネルに入るようである。ロードバイクは別に待つ必要はなく、対向車のライトが光っていたが、そのまま進んでいった。

 トンネルを抜けて、しばらく走ると道は甲州街道との交差点に達した。甲州街道を相模湖方面へ向かって走り、相模湖を右手にやり過ごしていくと、大垂水峠の上りに差し掛かり始める。

 大垂水峠は和田峠に比べると斜度はおとなしい。「斜度が緩い分楽できるか・・・?」というと決してそういう訳でもないようである。

 斜度が緩くても追い込めば心拍数はお約束のように上がっていく。しかも、少し前に激坂を上ってきたばかりである。脚には余力がそれほど残っているわけではない。残り少ない充電量で大垂水峠を駆け上がっていった。

 途中でリーダーがいつものようにペースを上げて前へ出ていった。後で確認すると、ペースを上げて前に出る際の出力は300wほどで、その後差をキープして逃げる際の出力は240Wほどとのことであった。

 一旦ついた差を縮めることはできなかったが、更に開いていくこともなかったので、私も240Wほどの出力で上っていたのであろうか。

 大垂水峠を上り終えた。今日は和田峠と大垂水峠のダブルヘッダーであった。それぞれ特徴のある峠を堪能した。

 大垂水峠から高尾方面へ下っていった。高尾山を左手にやり過ごすと道は八王子方面へ・・・二つの峠を越えてきて脚には相当な疲労が蓄積されているはずであるが、妙にテンションが高く、3両編成のトレインは高速巡航を続けた。

 「人間は困難に遭遇し、それをどうにかこうにか克服すると脳内麻薬が出て、テンションが上がるのであろうか・・・」

 そんなことを考えた。道は多摩大橋に繋がる広い道を走っていた。天気はすっかりと良いものに変わっていた。

2016/3/29

3668:和田峠  

 和田峠は穏やかに迎え入れてくれる。食虫植物が虫が好む甘い匂いで誘い、近づいてきた虫を地獄の底へ落とし込むように、その導入部は穏やかである。

 導入部から徐々にスピードを上げていった。いつものTT走行である。あまり上げすぎないように注意しないと、やがて延々と続く地獄エリアを乗り切れない。

 導入部からしばらくすると、和田峠はがばっと虫に襲い掛かる。もう何度もその襲撃には遭遇しているので、不意を突かれるわけではないが、「いよいよ、きたか・・・」と思ってしまう。

 斜度が上がるとともに、ペダルが急速に重くなる。心拍数もひゅんと上がり、危険水域に入り込もうとする。

 TT走行における巡航態勢では心拍数を170〜175の範囲に納めておく必要がある。それを超えてしまうと、疲労成分が急速に脚に回り始める。すると後半ペースが維持できなくなる。

 しかし、和田峠の急峻な斜度は一時的にその範囲を超えないといけない状況を強要する。「この斜度何パーセントあるんだ・・・20%近くあるはず・・・」という真の激坂ポイントが幾つかある。

 そういった激坂ポイントを何度がやり過ごしながら和田峠を上っていった。3名のメンバーはそれぞれ自分の出せるスピードで上っていった。リーダーは随分と先を行き、後方のメンバーの姿は振り返っても見えなかった。

 和田峠の上りは3.5km程で、それほど長くはないのであるが、その斜度の厳しさから実際の距離よりも長く感じる。

 「まだ、あるのか・・・」「まだか・・・」折り返す度に同じ思いを繰り返しながら、上っていった。

 後半になっても脚の回転力が急速に落ちることはなかった。以前は後半で失速してしまうことが多かったが、ほぼ一定のペースで上ることができていた。

 ようやくゴールが近づいてきた。ダンシングに切り替えて、ペースを上げた。サイコンのタイムをちらちらと見ながら、ラストスパートし、和田峠の頂上に達した。

 タイムは19分41秒であった。初めて20分を切れた。峠の茶屋の前にあるバイクラックにKuota Khanをかけて、茶屋の椅子に座り込んだ。

 峠の頂上にはローディーが数名いた。さらに峠の茶屋で休んでいると、また数名が息を切らしながら上ってきた。皆一様に顔を歪めていた。和田峠はローディーに有名な峠である。

 体の疲労感が一段落したところでKuota Khanをバイクラックから峠の石碑の前に移して写真を撮った。

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2016/3/28

3667:二分咲き  

 玉川上水に沿って西に走っていった。玉川上水の沿道には桜の木が多い。桜はやはり二分咲きといったところか・・・「満開になったら雰囲気あるだろうな・・・」そんなことを思いながら、走った。

 時速は27〜28km/hほどで、穏やかなものである。「平坦路を、このくらいのゆったりしたスピードで走っている時のパワーはどのくらいだろう・・・?」と思って、リーダーに尋ねると「130Wぐらいですね・・・」との返答であった。

 今日は激坂で有名な和田峠を上る。「その時はどのくらいのパワーで上り続けるのであろうか・・・」パワーに関しては興味は尽きない。「きっと200Wから250Wくらいはでるだろうな・・・」そんなことを思いながら先に進んだ。

 天王橋交差点の手前で左折して八王子方面へ向かった。朝早いうちは曇っていて肌寒かったが、徐々に天気は快方へ向かい、気温も上がってきたようである。走っているうちに少し汗ばんできた。

 多摩大橋を渡り、八王子市に入った。幾つかのアップダウンを越えたところにあるセブンイレブンでコンビニ休憩をした。

 トイレを済ませて、補給食を選択。ブリトーとドーナッツを選び、ホットコーヒーを頼んだ。セブンイレブンのドーナッツはまずまずの味わい。

 幾つかあるドーナッツのなかから選んだのは定番である「チョコ&ナッツドーナツ」。ドーナッツはホットコーヒと良く合う。なんだかほっとする。

 しかし、ほっとばかりもしていられない・・・向かう先には激坂が待ち構えている。コンビニ休憩を終えて、リスタートした。

 真っ直ぐに進んで甲州街道で右折。大和田橋を渡り終えたところで浅川のサイクリングロードに入っていった。

 暖かくなってきたからか、今日はローディの姿を見かけることが多かった。浅川サイクリングロードでも、さらに浅川サイクリングロードから陣馬街道に出てからも、ローディと何度かすれ違った。

 陣馬街道は市街地の中をしばらく走っていくと、風景が徐々に変わってくる。家がまばらになってきて、やがてすっかりと山間の田舎道に変わる。

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 道は軽く上っている。ペースはしっかりとしたものである。地味に脚にくる。道の左側には清流が流れている。マス釣りなどもできそうな川である。そのマイナスイオン効果であろか、トレインはスムースに走り、やがて左折ポイントにさしかかった。

 左向きの矢印の先には「陣馬高原」と書かれている。左折してしばらく走ると和田峠の上り口に到着した。ここにはバス停と公衆トイレがある。

 いよいよここから激坂に挑戦である。和田峠の上りでは毎回タイムを計っている。まだ一度も20分を切ったことがない。「今日は20分を切りたい・・・」そんなことを思いながら、クリートをペダルに装着した。

2016/3/27

3666:Kéo Power Bluetooth  

 花冷えはまだ続いているようであった。朝の7時にKouta Khanに跨って自宅を後にした時、冷たい空気に身が引き締まった。

 狭山公園周囲の桜の咲き具合は木によってまちまちであった。5分咲きの木もあれば、ほとんど花をつけていない木もあった。平均すると2分咲きぐらいであろうか・・・

 満開になるのは来週の半ばくらいと思われた。来週の土日には多くの花見客でにぎわうことになるであろう。

 冷たい空気を切り抜けながら集合場所であるバイクルプラザに到着した。今日は参加者が少なく3名であった。

 今日の目的地を話し合った。幾つかの候補のなかから選ばれたのは、和田峠を上り裏和田を下って相模湖方面へ行って大垂水峠を上って帰ってくるコースが選ばれた。

 天気予報ではところにより雨が降ることがあると伝えていた。朝のうちは灰色の雲が空を覆っていた。天気が怪しくなってきたら、和田峠を上ってそのまま戻ってくるコースに変更することも可能である。

 今日は出発前にちょっとしたサプライズがあった。リーダーのロードバイクにパワーメーターが装着されていたのである。

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 装着されていたのは、Kéo Power Bluetooth。PolarとLOOKが、それぞれの技術を統合させて開発したパワーメーターである。価格は最近値下げされ178,000円。

 私が頼んでいるSTAGES POWERはまだ欠品中である。クランクの長さが170mmまたは172,5mmであれば在庫はあるようであるが、私が使っているクランクの長さは175mmであるため、そのサイズのものが欠品とのことである。実に待ち遠しい・・・Mt.富士ヒルクライムまでにはどうしても間に合わせてほしい。

 今日は、このKéo Power Bluetoothを活用して、どれくらいのパワーがどのようなシチュエーションで出るものなのか、ポイント、ポイントで教えてもらった。

 3両編成のトレインは軽々と走り出した。今日は二つの坂を堪能する。一つは「激坂」の和田峠。もう一つは「なだらか坂」の大垂水峠。どちらも相当追い込む走りとなるであろう。

 さらにトレインの編成が軽い場合、平均スピードも上がる傾向があるので、しっかりとした脚力が要求されるであろう。

2016/3/26

3665:トロバドール80  

 「GRFさんのこの広いリスニングルームでディナウディオのコンシークエンスを聴かせて頂いたのはいつのことだったであろうか・・・?」

 「3年前であったであろうか・・・4年前かな・・・もしかして5年前だったであろうか・・・?」

 「あれっていつだっけ・・・?」という疑問がふと湧いた時に、正確な年月を思いだせないようになって久しい。

 ついこの前のよな気がするけど、改めて考え直してみると、想像以上に年数が経っていたりする・・・そんなことが日常的に起きる。

 50年以上生きてきたために、年数を1年ごとに区切ってきた壁が、生きてきた年数の重みで潰れてしまい、幾つもの年がないまぜになったかのようである。

 コンシークエンス体験は、とても印象的なものであった。ほぼ等身大と表現していいような広大なホール感が広々としたGRFさんのリスニングルームに展開したからである。

 その時のラインナップは、送り出しはSONY HD1、プリアンプではなく特製のアッテネーターを介してコンシークエンスを駆動していたのはスペクトラルのスリムなパワーアンプであった。これらの機器をMITの最高級のケーブルが繋いでいた。

 その時コンシークエンスが置かれていた位置とほぼ同じくらいの位置に、トルバドール80とPSD製のウーファーのコンビは置かれていた。

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 トロバドール80はDDDユニットが二つスタックされた構造を有し、PSD製のウーファーはPSDらしい極めて凝った構成で物量投入の力作である。

 PSDウーファーはまだ試作機とのことで塗装されていなかったが、美しく塗装されたならばぐっと雰囲気が良くなるであろう。

 リスニングルームに並んだ駆動系は超豪華なラインナップであった。EMM LABSのトランスポートとDAコンバーターが送り出し。その両者に挟まれる形で設置されていたシンプルなデザインのプリアンプは工藤氏製作のもの。

 そしてパワーアンプは是枝氏製作のもの。そのラインナップを確認して、その豪華さにちょっと圧倒された。マニアックであり、かつ鮮烈なまでに高性能な機器たちである。

 コンシークエンスを聴かせていたのが何年前であったかは依然として判然としなかったが、トロバドール80+PSDが放つ音空間は、その時の鮮烈な印象を彷彿とさせる広々としたものであった。
 
 聴感上感じるホール感はほぼ等身大。上下、左右、奥行きといった3D感覚が実に整然としていて違和感がない。耳と鼓膜を通じて取集された音情報は脳内の聴覚を司る部位の働きにより、ホール中央の前方の席に座ってる感覚を呼び覚ます。

 その微動だにしない定位は、コンシークエンスの時を上回っていると思えた。ぴたっとピントが合っていて、音が揺るがない様子は実に安心感がある。

 コンシークエンスは圧倒的と言える物量を投入した素晴らしいスピーカーであった。トロバドール80+PSDは、そのコンシークエンスをも上回る性能を有しているのかもしれない。

 それにしても、リスニングポイントの目の前にある工藤氏特製のプリアンプは、コンパクトで極限的とも言えるシンプルな造形であるが、その存在感というかオーラはとても鋭いものがあった。

 もしかしたら、このぴたっと貼り付くような定位感、微細な音の自然な表出や、音の出足の軽やかさなどは、このプリンアプの性能の類稀さが大きな貢献をしているのかもしれない・・・そんなことをうかがわせる鋭いオーラの出方である。

 なかなか「コンシークエンス体験」が何年前のことであったか、思いだせなかった。マーラーが流れ、ショスタコービッチが流れ、サンサ―スが流れた。

 JAZZが奏でられ、歌謡曲が昭和の香りを色濃く放ち、「ホテルカリフォルニア」のアコースティックバージョンが床を震わせた。

 「もしかしたら6年前だったかもしれない・・・」SF映画をどこかしら思わせるトロバドール80から、人知を超えた方法でテレパシーが送られてきたのか、ふっと記憶の扉が少し開いたような気がした。

2016/3/25

3664:仕事半分  

 4番ホールのティーグランドで立ちづらさを感じながら放ったショットは、右斜めにまっすぐ飛んでいった。小さな白いボールが描く放物線の先には白杭があった。

 「OBか・・・」と諦めた瞬間であった、右のラフに立っていた木の枝にボールは当たって、真下に落ちた。

 「セーフです・・・」キャディさんはちょっと嬉しそうに私に言った。どうにかOBは免れた。ボールは木の根元にあった。ライは最悪の状況・・・7番アイアンで真横に出すしかない。
 
 7番アイアンをアプローチをするような感じで低く振った。ボールはコロコロと転がり、ラフで止まった。

 3打目は当りが悪く、グリーンの手前30ヤードほどにポトンと落ちた。「フォーオン、ツーパットでダボか・・・」と少し意気消沈しながら放った第4打はトップしてしまい、グリーンをはるかにオーバーした。結局このホールはトリプルボギー。

 5,6番はボギー、7番で初のパーを取ったが、次の8番がいけなかった。ドライバーショットはまたもや右斜めに飛び出していって、OBゾーンへダイレクトに飛び込んだ。

 OBは2打罰が課される。その結果8番ホールはトリプルボギー。9番は短いパーパットを外してボギーで終えた。

 パーは一つのみ。二つのトリプルボギーが響いて前半は「48」であった。「まあ、こんなものかな・・・50を超えなかったから良しとすべきか・・・どうにか100叩きを免れるかもしれない・・・」と思いながら昼食休憩をとった。

 午前中は寒かった。真冬なみの気温は時間が経過しても上がることはなかった。細かな雨はOUTコースを回り終える頃にはほぼ止んだが、体が暖まることはなかった。

 午後はINコース。空は灰色の雲が覆い尽くしていて、気温はそれほど変わらない状況であった。INコースは出足から躓いた。

 10番はダブルボギー、11番はトリプルボギー・・・やはりショットが安定しない。「3ケ月全くクラブを振っていなかったのだからしょうがないか・・・」反省しながら続く12番ホールへ向かった。

 12番ホールは310ヤードと短いミドル。ここはコースの左側に民家があるとのことで、ティーショットの際に200ヤード以上飛ぶクラブは持ってはいけない。

 6番アイアンで放ったティーショットはナイスショット。170ヤードほど飛んだ。残りは140ヤード弱。ここから2オンして2パットでパーを奪った。

 ドライバーショットが安定しない私は、「すべてをアイアンで打った方がスコアはきっと良いだろうな・・・」そんなことを思った。

 その後もう一つパーを奪ったが、後がガタガタ・・・結局前半と同じ「48」という数字がスコアカードに書き込まれた。OUT「48」、IN「48」、TOTAL「96」というスコアであった。

 3ケ月ぶりのゴルフは、どうにか100叩きだけは免れた。来月4月はコンペが多い。顧問先の会社主催であったり、税理士会主催であったり、金融機関主催であったりと、春はゴルフコンペの季節である。仕事半分のゴルフであるが、次回はもう少し良いスコアで回りたいものである。 

2016/3/24

3663:3ケ月ぶり  

 車のフロントウィンドウには細かな雨が降り注いでいた。昨日までの暖かさから一転、今朝は真冬のような寒さになった。

 いつもよりも早く自宅を出て向かった先は、東京国際ゴルフ倶楽部。今年初めてのゴルフである。昨年の12月以来であるので3ケ月ぶりということになる。

 その間一度もゴルフクラブを握ることがなかった。練習場にも一度も行っていない。その状態でこの天気・・・テンションは気温同様とても低かった。

 ロードバイクは定期的に走り込んでいないと全然走れなくなるのと同様、ゴルフも定期的にゴルフクラブを振っていないと酷いスコアになる可能性が高い。

 「今日はほぼ8割の確率で100叩きになるだろな・・・」

 そんなことを思いながら車を走らせていた。車のオンボードコンピューターが表示する外気温は5度・・・まるで2月に戻ったかのようである。

 自宅から1時間ほどでゴルフ場についた。今日はコンペである。「おはようございます・・・寒いですね・・・真冬のようですね・・・」皆一様に同じ挨拶をした。

 スタートは8時40分。小雨は降り続いていた。傘をさす必要はない。微細な粒子のような雨粒が舞うように降る。天気予報では午後は晴れると言っていた。

 OUTスタートであったので、1番ホールへ向かった。打つ順番を決める金属製の細長い棒を引くと一番となった。

 3ケ月ぶりのティーショット。まさにぶっつけ本番といった感じである。なるべく力を抜いてドライバーを振った。

 ボールはほぼまっすぐに出てから左に軽くそれて、左ラフへ転がった。「まともに当たるかな・・・」と不安であったが、どうにかなった。

 ここは460ヤードのパー4。ミドルとしては距離がとても長い。まず2オンは無理である。左ラフからフェアウェイウッドで放った第2打はグリーンまで50ヤードほどのところに止まった。

 そしてウェッジで軽くハーフスイングして放った第3打はグリーンにオン。ここからツーパットでボギーとなった。

 「いつものような感じ・・・もっとひどい状況になると思っていたけど・・・」

 そんなことを思いながら2番、3番とこなした。いずれも大きく崩れることなくボギーでこなした。

 「意外とハーフ45ぐらいで回れたりして・・・」

 そんな甘い考えも頭に浮かんでくる。それにしても寒かった。なるべく乗用カートに乗らずに歩くようにしていたが、体は冷たいままで暖まらなかった。

 4番ホールは331ヤードの短いミドル。距離は短いが左右共にOB杭が並び、グリーンまでずっと上っている。ティーグランドに立つと、なんだかとても立ちづらい感じであった。

2016/3/23

3662:175km  

 「止まない雨はない・・・」ように、終わらないヒルクライムはない・・・。それは柳沢峠も同様である。

 ようやくという感じで、柳沢峠の頂上に達した。Kuota Khanを柵に立て掛けて、座り込んだ。咳が何度か出た。

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 残念ながら雲に隠れて富士山は見えなかったが、標高1,472mからの眺めは気持の良いものであった。しばし、休んでから自販機でコカコーラを購入して飲んだ。

 普段はコーラは滅多に飲まないが、峠を上り終えた直後に飲むコーラは妙に美味しい。コーラを飲み終えて、サイクルジャージの背面ポケットからウィンドブレーカーを取り出して着用した。

 メンバー全員が揃ってから記念撮影を済ませた。峠の頂上ではオートバイが数台、さらには別のローディー数名の姿があった。

 峠の頂上でしばし休憩していると、気温が低いので体が冷え始めた。体が冷え切る前に下りることにした。

 隊列を組んで下っていった。実は柳沢峠の下りでは一度落車を経験している。それ以来下りはスピードを抑え気味に慎重に走る。

 その因縁の柳沢峠の下りであるので、特に慎重に下っていった。Mt.富士ヒルクライムまで3ケ月ほどとなった今、怪我をすると泣くに泣けない。

 一気に下っていき、丹波山まで達した。ここから先には時折緩めの上りも入る。その上りに入ると脚に乳酸が溜まっていることが如実に分かった。脚がスカスカになっている感じである。

 それでも、下りでの勢いを活かしてトレインはハイスピードのペースで走っていった。丹波山エリアが過ぎ去ると、奥多摩湖が見えてきた。

 往路とは逆に奥多摩湖を右手に見ながら走った。やがてトンネルが続く下りに入っていった。トンネルのなかではLEDライトをつける。その小さな明かりがトンネルの暗がりを照らすが、それでも古いトンネルはとても暗く距離感がつかみづらい。

 トンネルエリアを抜けてしばし走ると、JR青梅線の古里駅近くのセブンイレブンに達した。ここで最後の休憩をした。

 ここまで来ると安心感が湧いてくる。セブンイレブンで購入した補給食をしっかりと胃袋の中に納めた。どうやら明るいうちに家に帰りつきそうであった。

 サイコンの走行距離を確認した。ここから自宅までの距離を足すと今日の走行距離は175km程になりそうであった。「結構走ったんだな・・・」そんなことを思った。

2016/3/22

3661:柳沢峠  

 奥多摩湖の駐車場を後にして次に向かったのは「道の駅 たばやま」。「道の駅 たばやま」は、大きな駐車場を備え、農産物の直売所や食堂などがある。

 細長く続く奥多摩湖を横に見ながら走り続けた。実に美しかった奥多摩湖の景色が途切れると、道は上り勾配が時折しっかりとしたものに変わる。

 それらの上りで脚の余力をすり減らしながら、ようやく「道の駅 たばやま」に到着した。ここにはバイクラックもある。

 そのバイクラックにロードバイクをかけて、しばし休憩した。直売所で見かけたコロッケが美味しそうだったので、購入してパクついた。

 「道の駅 たばやま」を出発して今日の目的地である「柳沢峠」へ向かった。ここから先の道は山岳コースになってくる。

 チームではいつも途中にある釣堀までは隊列を維持して上っていく。その釣堀でトイレ休憩を一旦入れてから、頂上までがフリー走行区間。各自のペースで上る。つまりバトルゾーンである。

 釣堀までの上りではスピードはそれほど出さない。しかし上りは上りである。脚には疲労が降り積もっていく。

 その休憩ポイントである釣堀に到着して自販機で購入した缶コーヒーを飲んだ。そして、疲れた両脚をストレッチした。

 ここから柳沢峠の頂上までは7km程。最後までしっかりとした勾配が続く。いわゆる激坂ではないが、疲労のたまった脚には十分に過酷な坂である。

 しばしの休息の後、リスタートした。徐々にスピードを上げていった。スピードとともに心拍数が上がっていく。

 5kmまでは心拍数を175以下で抑えて一定の負荷で上り続け、残り2kmを切ったあたりから負荷を更に上げていくというプランで走っていた。

 心拍数は負荷に応じてスムースに上がっていく。呼吸は余裕のないものに変わり、脚の筋肉は緊張感に覆われる。

 1km程走るとしっかりと巡航態勢に入った。この負荷でまずは5km上る。巡航態勢と言っても楽な状態では決してない。ほぼ目一杯である。

 上級者2名がペースを上げて前に出ていくが、そのペースに合わせると、後半に地獄が待っているので、ここは自分のペースをしっかりと守る。

 上りの勾配に合わせてギアを選択しながら上っていく。Di2はボタンを軽く押す感覚でギアが変わる。右手の人差し指と中指指を使って適切なギアを選択した。

 残り2kmを切った。ここから負荷を更に上げるプランではあるが、体も心もそのプランにはあまり同意したくない様子であった。

 それらをなだめすかしながら、クランクを回すペースを少し上げた。175を超えることのなかった心拍数は180へ向かって近づいていく。

 177・・・178・・・179・・・その回転数が上がるに従ってエンジンのがたつきが大きくなる。排気音も唸りの度合いを上げる。

 体に蓄積される疲労感がずしずしと重い。体も心も悲鳴を上げ始める。それらは「もう無理・・・もう無理・・・」と警告信号を送り続けてくる。

 そういった警告信号を抑え込むようにクランクを回し続けた。視線はゴールである峠の茶屋を求めているが、それはなかなか見えてこない。

 「もうすぐのはず・・・」

 そう自分に言い聞かせながら、上り続けた。



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