2015/12/25

3389:繋がり目  

 最近のBMWデザインの最大の特徴としては、フロントヘッドライトがキドニーグリルにまで伸びて繋がっていることが挙げられるであろう。

 現行3シリーズから始まったこの意匠は、その後フルモデルチェンジされたモデルにも次々波及し、つい最近日本でも発売された新型7シリーズでも採用されていた。

 そして、来年2016年に本国ドイツでフルモデルチェンジされるであろう新型5シリーズでもほぼ間違いなく採用されるであろう。

 あくまでデザインであるので、「良い・悪い」というよりも「好き・嫌い」といった分類で語られるべきことであろう。
 
 個人的にはこの「繋がり目」、あまり好きではない。フロントヘッドライトとキドニーグリルとの間にはできれば適切な空間が空いていてほしい。そんな風に思っている。

 しかし、最初は違和感があるデザインでも、目が慣れてくるに従って、その違和感は薄れていき、むしろ新鮮で斬新なものとして好意を持って受け入れられていく可能性もある。そうなると以前の「繋がっていない目」が古臭いものに感じられるのかもしれない。

 昨日、東大和市にあるBMWの中古車センターから私の携帯に連絡が入った。出てみると、今年の夏に一度5シリーズ ツーリングの新古車を見た時に応対してくれた営業マンからであった。

 「1シリーズの新古車が出ました。走行距離は10kmで登録は今年の8月、展示車として半年ほど当社の店内に飾ってあったものです。1シリーズの新古車が出たら、知らせてほしいとおっしゃられていたので、ご報告までに・・・色は紺です。ナビやバックモニターなど必要な装備は全て揃っています。価格は2,699,000円です。」

 営業マンは比較的鷹揚な口調で話した。私はそんなこと頼んでいたっけと少しばかり意表を突かれたが、礼を言って「近いうちに見に行きます・・・」と答えておいた。

 BMW 1シリーズは現行型で2世代目である。VW GOLFに代表されるCセグメントにおいて、唯一FRを貫いているモデルである。その1シリーズは今年マイナーチェンジを受けた。

 マイナーチェンジ前は、コンサバ路線に大きく舵を切りなおした最近のBMWのラインナップの中にあっては、比較的アグレッシブなデザインを採用していて個性的であった。

 その顔立ちは「宇宙人顔」とでも表したいような独特の癖のあるものであった。マイナーチェンジによって、その顔立ちはシャキッとした「ハンサム顔」になった。

 個性が薄れたという見方もあるであろうが、多くのBMWファンにとってはより受け入れやすい顔立ちになったのではないであろうか。

 マイナーチェンジによって顔立ちはきりりとしたものになったが、「繋がり目」は採用されなかった。3年後くらいにフルモデルチェンジされるときにはきっと「繋がり目」になるであろう。そして、FRに固執していたBMWが2シリーズで初のFFを採用した経緯からすると、次期1シリーズはきっとFFモデルになるであろう。

 事務所の営業車として活躍しているVW POLOは来年2度目の車検を迎える。すこぶる快調で買い替える必要性は全く感じていないが、「1シリーズの新古車が出たら知らせてほしい・・・」と頼んだ際には、「タイミングによっては買い替えも検討してみるか・・・」という思いがきっとあったのであろう。

 今日の午後、瑞穂町の顧問先に向かう予定が入っていたので、ちょうど通り道である東大和市の中古車センターに立ち寄ってみた。そこには紺色のBMW 118iが陽に当たってキラキラと輝いていた。

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