2015/12/18

3382:セブンの中身  

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 我が家の「セブン」の製造番号は「12839」。「セブン」の製造番号は何故かしら10000から始まる。つまり最初に製造された1台目の製造番号は「10001」である。

 世間的に評価が高いのは「10001〜10999」までの初期型。ヴィンテージショップではこの製造番号によって値段が大きく違う。

 私のセブンは2839番目に製造された「セブン」ということになる。特に初期型というわけではなさそうである。

 フルレストアが完了した「セブン」の中身を上蓋を開けて覗いてみた。中には様々な部品が整然と並べられていて、細い線が体内の血管のように張り巡っていた。

 「セブン」は製造されてから60年ほど経過している。その間何度かメンテナンスを受けて様々な部品が交換されている。

 その際に使われた部品によって「セブン」は大きくその性質を変えていく。フルメンテナンスを依頼したYさんはそういった部品に精通している。

 「セブン」を持ち込んだ時も、すぐに上蓋を開けて中身を点検。「これはダメだ・・・こんなのを使っていると台無しだ・・・」とぶつぶつ言っていたのが記憶に残った。

 フルメンテナンスの結果、多くの部品が交換されたようであるが、残念ながら私にはどれが交換されたものかは判別できない。

 オリジナル部品にこだわるマニアも多いようであるが、YさんはWE信奉者であるので、WE系の部品が大好きである。きっとWE系の部品が多く使われているのであろう。

 真空管はテレフンケン製である。「セブン」の真空管は内部に立ち並ぶのではなく、背面に水平に取り付けられている。

 当然、この真空管を交換すると音も変わる。これは将来の楽しみの一つである。貴重な真空管は値段もそれなりにするが、嵌り出すとどうにもこうにも止まらなくなる可能性がある。あまり、嵌りすぎないようにしないと・・・

 Yさんの工房にもお宝級の真空管が数多くあった。中には中古市場で1本で数十万円で取引される高価なものもあり、見せてもらって手にした時には少々緊張した。

 しばし、「セブン」の内部を眺めていた。上蓋を乗せてねじ止めをして元に戻した。「セブン」はそれほど大きなものではない。正面のパネルは横が39cm、縦が15cmであるから、ちょうど収まりが良い感じである。

 「セブン」のパネルレイアウトは、絶妙なアンバランスを持ったシンメトリーデザイン。設計者であるソウル.B.マランツはインダストリアルデザイナーであった。その彼のデザインセンスの秀逸さが感じられる。

 「ツー」が戻ってくれば、「セブン」と「ツー」でMarantz純正での組み合わせが確定する。スピーカーとアンプは生涯買い替える必要性のないものを揃えることが出来た。後はレコードプレーヤーである。



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