2015/9/29

3301:Magne  

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 ラックの最上部にbergmann Magneは鎮座していた。躯体は思っていたよりもがっしりとしていて、筋肉質な感じでもある。

 やはりなんといっても目を引くのがそのアームである。リニアトラッキングアーム独特のメカニックな形状をしている。

 リニアトラッキングアームは、すべてが直線と直角で構成されていて、そしてその動きも直線である。そこには曲線の入り込む余地がなく、なんだか理路整然としている感がある。

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 リニアトラッキングアームは、はるか昔日本でもオーディオが隆盛を極めていた1970年代後半には日本製のレコードプレーヤーでも結構採用されたことがある。

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 その代表例がパイオニア製のPL-1である。アーム自体がレールの上を真横に進んで行くような形状をしている。

 パイオニアだけでなく、この時代は各メーカーからリニアトラッキングアームを採用したレコードプレーヤーが出された。

 日本製で最も古いものはテクニクスの100Pである。1966年の発売であるので結構その歴史は古い。

 この100Pなど、1960年代特有の優雅で繊細なデザインをしている。この時代に「グッドデザイン賞」があったがどうかは不明であるが、個人的にはその賞をささげたい気がする。

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 Magneのリニアトラッキングアームは比較的シンプルな形状をしている。なんだかすっとした形状で、重々しいメカニカル感はない。

 モダンアートのような洗練さを身に纏っているのが特徴である。レコードプレーヤー全体の構成もシンプルでプレーンである。

 デンマークは、デザイン性に優れた家具などで有名であるが、そういったデザインセンスの高い家具に共通するテイストである。

 オーディオ評論家のよる講演会の後、しばらくしてからWilson Audioの新製品のデモ演奏をするとのことであったので、用意されていた椅子に座った。



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