2015/9/20

3292:超ロング  

 年に1回か2回ほど、バイクルプラザR.T.では200kmを超えるような「超ロング」を走る。今月の第三日曜日である今日も、その「超ロング」を走る日であった。

 いつもと大きく違うのはその走行距離である。今までの「超ロング」は200kmを少し超えるほどであったのが、今回の走行距離は280kmと、200kmを大きく超える。

 コースはまず奥多摩湖へ行き、その先の柳沢峠を越える。塩山まで下りて、大弛峠の頂上まで上る。そして上ってきた道を下って、国道20号へ。笹子トンネルを抜けて相模湖へ行き、大垂水峠を越えて高尾経由で帰ってくる。

 バイクプラザからの往復で280km。参加者の半分が東大和市に住むメンバーであったので、時間のロスを少しでも少なくするため、集合場所はバイクルプラザではなく、旧青梅街道沿いの「セブンイレブン」となった。そのため東大和市のメンバーは走行距離が少し短くなって270kmほどの予定である。集合時間は朝の5時。

 予定では夜の11時ごろに戻ってくる。実に18時間かかる。もちろんノンストップで走るわけではなく、適宜休憩を入れながら走るのであるが、距離も走行時間も未経験のものである。

 柳沢峠は上りが17kmほど、大弛峠は30kmほど、大垂水峠は4kmほどである。やはり圧巻は大弛峠の30kmの上りであろう。

 いろんなことが未知の領域に属する今回の「超ロング」・・・脚が持つのか、体力はどうか、帰りは長い時間夜間走行となる、落車などの不測の事態が生じないか・・・やはり不安はあった。

 集合場所には4時45分ぐらいに到着した。まだ暗い。気温は20度あるかないかといった感じ。肌寒く感じた。

 セブンイレブンで朝食を摂った。5時になる前に参加者の8名全員が揃った。そのロードバイクの内訳は、RIDLEY3台、BH2台、ORBEA1台、LOOK1台、そして私のKUOTA1台であった。

 5時に走り始めた。長い一日が始まった。その一日 が長く過酷なものになるであろうことは、参加者全員がひしひしと感じていたに違いない。

 「何故そんな長い距離を走るのか・・・?」もしも人にそんな風に訊かれたら、「物好きなもんで・・・」としか答えようがない。フルマラソンに参加する人に「なぜ42.195kmもの距離を走るのですか・・・?」と訊くのと同様、あまり意味のない質問であり、疑問である。

 序盤はゆっくりとしたペースで走った。走っていくうちに空は徐々に明るくなってきた。8両編成の列車は汽笛は鳴らさずに、軽やかな走行音を響かせて、旧青梅街道を走っていった。

2015/9/19

3291:Di2  

 昨日はたまたま本屋で目にした、デンマークのBERGMANN AUDIOの「Magne」(マグネ)の写真になしかしら強く引かれるものを感じたが、それはリアトラッキングアームの造形に対して、突かれると弱い「ツボ」があるからなのかもしれない。

 リニアトラッキングアームは、アナログらしからぬ精密機器的な精緻な感じが漂う。ミクロン単位での切削作業をコンピューター制御で行う工作機械のような、凛として揺るがない存在感を感じてしまうのである。

 もうずいぶんと前のことである。GoldmundのStudiettoというレコードプレーヤーをとあるところで目にしたことがあった。その時も、その美しい姿には強く心惹かれるものがあった。

 Studiettoにはリニアトラッキングアームが装着されていて、そのメカ的な格好良さは、小学生の頃の素直さにすっと戻させてくれるような威力があった。

 無駄な装飾は一切無く、機能一点張りの造形のようでいて、その機能そのものが美の結晶として昇華しているようなオーディオ機器であった。

 音の印象は贅肉がそぎ落とされた鋭さが勝っているような印象を受けたが、その物としての存在感は、じっといつまでも眺めていたいたという気にさせてくれた。

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 相当に古い製品なので良いコンディションの物は少ないであろうが、こんなレコードプレーヤーがリスニングルームにさりげなく置いてあったりしたら、その部屋の温度が数度下がるのではないかと錯覚してしまう程のクールな外観である。

 リニアトラッキングアームというのはきっとその動作を見ているだけでも、心に訴えかけるものがあるような気がする。

 それはロードバイクの変速機がスムースにテンポ良くギアチェンジを済ませる様をみているときに感じる爽快感のようなものを受けるのかもしれない。

 そういえば、来年にはロードバイクのコンポーネントを替える予定である。Shimano Duraaceが最有力候補であるが、機械式にするかDi2と呼ばれる電動式にするかで、迷っている。価格は当然電動式の方が高い。

 リニアトラッキングアームの姿を雑誌の写真やインターネットの画像で眺めていたりすると、「電動式にしようかな・・・」という気がしてくる。電動式の方がメカ的な精緻さあるような気がするからである。Di2の作動音はまさにメカ・・・ロボコップの動作音のようである。

2015/9/18

3290:Magne  

 顧問先を訪問した帰りに本屋さんに寄った。郊外型の駐車スペースのある大きな本屋である。こういったタイプの本屋はすっかりと無くなってしまった。

 「BOOK OFF」に代表される大型古書店の普及により、郊外型の本屋は経営がたちいかなくなってしまったのであろう。

 ここはまだ頑張って経営している。カー雑誌とゴルフ雑誌を幾つか手に取った後、オーディオ関連の雑誌があるか覗いてみた。しかし1誌しか置いていなかった。

 あまり売れないので取り扱いもしなくなったのであろうか。その1誌は「analog」であった。その名の通りアナログ製品を中心として紹介する季刊誌である。

 その表紙を飾っていたアナログプレーヤーに目が惹きつけられた。そのアナログプレーヤは、デンマークのBERGMANN AUDIOというメーカーの「Magne」(マグネ)であった。

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 その姿はモダンアートのような佇まいである。特にリニアトラキングアームの造形美が摩訶不思議なメカニック感を醸し出していて、どこかしら近未来的である。

 BERGMANN AUDIOは、アナログターンテーブルの開発と製造に特化したメーカーのようである。取り扱いはアクシス。

 「どんな音がするのであろうか・・・?その見かけ同様クールで冷徹な音がするのであろか・・・?」

 と思い、その雑誌を手に取ってみた。「Magne」の記事も当然載っていた。「エアーベアリング」という特殊な技術により重量級ターンテーブルとリニアトラッキングトーンアームをフローティングさせ、トラッキング精度を高めているようである。

 その特殊な技術のことは良く分からなかったが、その美しくクールな肢体は、何故かしら心を惹き付けるものがあった。

 我が家のヴィンテージ色に染まったラインナップとは真逆と言ってもいい「Magne」であるが、こういった近未来的な造形も実は好きなのである。

2015/9/17

3289:ダブルス  

 多摩社会人テニス連盟は1部から16部まである。16部はもっとも下に属する。その所属するサークル同士が団体戦でトーナメントを行う。

 団体線はシングルス3つダブルス5つの計8試合で行われる。シングルスは8ゲームマッチ。ダブルスは3セットマッチ。4勝4敗になった時にはダブルスの勝利数が多い方が勝つ。

 ドロー表が決まるとサークル同士で日程調整やコートの用意などをする。皆社会人なので、一日で全てを消化するのは難しい。2日や天候によっては3日に分かれる場合もある。

 今回も天候の不良などにより結果として3日に分かれることになった。すでに4試合が終了している。結果は1勝3敗。

 相手のサークルの平均年齢は30歳程。こちらよりは20歳ほど若い。こちらは40代後半から50代前半のメンバーで構成されている。スピードとパワーでは相手側が勝る。ミスなく繋いで粘るテニスで対抗するしかない。

 テニスコートは福生市の市営コートが2面確保できた。時間は午後6時から9時まで3時間。ここはナイター設備がある。

 残りはシングルス3試合とダブルス1試合である。まずはシングルス2試合が隣り合ったコートで行われた。結果は1勝1敗。

 続いてダブルスとシングルスが行われた。私はダブルスの方に参加した。相手はハードヒッターである。サーブもストロークもスピードのあるボールが飛んでくる。

 第1セットは、相手側のパワーに押されて3-6とあっさりと奪われてしまった。続く第2セットは接戦となった。

 相手はハードヒッターであったので、ミスも出やすい。こちらは、とにかく繋いで粘った。一進一退でゲームは進み、結局6-6となった。

 6-6となった場合はタイブレークが行われる。タイブレークに入る前あたりから、脚の具合に少々異変が生じ始めた。

 ぐいっと力を入れた瞬間、ふくらはぎあたりに攣りそうな兆候が出始めたのである。ロードバイクでのロングライドで脚には疲労感が蓄積していた。

 タイブレークに入っても一進一退であったが、最後は相手のパワーが勝り4-7でタイブレークを落とした。

 団体戦の結果は3勝5敗で1回戦敗退となった。16部であってもなかなか1回戦を突破できない。次は来年の春である。

 どうにかこうにか脚を攣ることもなく試合を消化できた。しかし、「一日のうちにロングライドとテニスをするのは、やめておこう・・・」と心の中で思った。

2015/9/16

3288:帰還  

 山王峠を上り終えて逆側に下っていった。下りでは当然スピードが出る。その加速感を維持しながらトレインは先に進んだ。

 やがて、笹仁田峠に向かう道に出た。きわめて緩やかな上りがしばらく続き最後で斜度が上がる。ほとんど途切れることのなかったハイペースでの走行により、体力的にはかなり厳しい状況ではあったが、序盤からペースを上げて先頭に出た。

 しかし、その後のスピードののりは今一つ。リーダーがペースを上げて前に出て行った。サイコンのスピード表示を何度か目にするが、なかなか30km/hに達しない。

 左手にゴルフ練習場が見えてきたので、クランクを回すペースをどうにかこうにか引き上げた。ようやくスピードが30km/hに達した。

 やがて斜度が上がり始める。ここからが最後の追い込みである。腰を上げてダンシングに切り替える。前を行くリーダーはさすがに疲れた様子であった。

 すると、一陣の風とともに強烈な勢いでスパートしていくメンバーが私の右脇をかすめ飛んでいった。そして、前を行くリーダーをかわした。

 「あっ・・・これは前回と全く同じパターン・・・」

 そう思って、スパートする脚に鞭を入れたが、なかなかスピードが乗らない。強烈なスパートを見せたメンバーには追いつくことは出来ずに笹仁田峠の頂上を越えた。

 笹仁田峠を逆側に惰性で下っていき、その先にあるファミリーマートで昼食休憩を取った。時刻を確認すると12時前であった。普段よりは相当早い時間である。

 「かなり、飛ばしましたね・・・昼前に着きましたよ・・・」

 メンバーの間でそんな会話がされ、皆、苦笑いのような笑みを浮かべていた。食事を済ませ、岩倉街道、旧青梅街道と走った。
 
 旧青梅街道が東大和市に入ったエリアで4両編成のトレインは解体した。今日の参加者4名のうち3名が東大和市に住むメンバーだったからである。

 家に帰り着くと妻が「今日は早いわね・・・」と出迎えてくれた。確かに早い。しかし、体、特に脚にはかなり強い疲労が蓄積していた。

 「午後6時からのテニスの試合・・・大丈夫であろうか・・・?」

 疲労で重くなった体と脚に、不安がよぎった。シャワーを浴びてから、まだ時間があるのでソファで横になった。まぶたは自然と重くなり、すっと閉じた。

2015/9/15

3287:頭のねじ  

 正丸峠での記念撮影を終えて、帰路についた。正丸峠を下って、山伏峠の上り返しにさしかかった時であった。

 メンバーの一人が、道を横切ろうと路面を歩いている「ミヤマクワガタ」を発見した。オスのミヤマクワガタはその頭部の冠状の突起が特徴的である。

 ロードバイクを停めて、ミヤマクワガタを拾い上げた。小学生の頃、クワガタは一種の宝石のような存在であった。今でも野生のクワガタを見かけると、そんなはるか昔のワクワク感がかすかに心を震わせる。

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 ミヤマクワガタを安全な場所に移してリスタートした。山伏峠の上り返しを終えて一気に下っていった。新井不動尊に立ち寄って名水をボトルに詰め込んで、下り基調の県道を走った。

 下り基調なので、スピードがぐんぐんと上がっていった。数キロごとに先頭を順番に変わっていきながら、4両編成の列車は「急行」状態で走った。先頭交代で私が引く番がきた。スピードは37,8km/hになっていた。

 「こういうの嫌いじゃないんだよね・・・むしろ好きと言うべきか・・・では、40km/h縛りで行きますか・・・」

 心の中でそんなことを思って、クランクに伝えるエネルギーをアップした。サイコンのスピードメーターは「40」を表示し始めた。

 下り基調であるが下りばかりではない。緩やかな下りであれば40km/hをキープするのはそれほど大変ではないが、道は平坦になったり、緩やかな上りになったりもする。

 気を抜くとサイコンのスピード表示が「38」になっていたりする。そういうときは歯を食いしばって、ギアを一段上げる。

 列車は「急行」から「特急」になったかのように、走った。少し不安になり時折後ろを振り向いた。一糸乱れず綺麗な形態をトレインは維持していた。

 皆、頭のねじが二つ三つ外れたかのようにクランクを回し続けた。先頭を後退して後ろに下がった。そのままのスピードを維持しながら、山王峠に向かって右折する交差点に到達した。

 信号が青であったので、そのまま勢いよく曲がっていった。道は上昇に転じ、やがて本格的な峠道になる。

 ピタッとくっついていた4台のロードバイクは縦に長くなっていく。上級者2名が速いペースですすっと前に出ていく。

 山王峠の上りは結構しっかりとしている。踏ん張って上っていく。脚にはいつもよりも疲労成分が溜まっていたが、まずまずのペースで上り切ることが出来た。

 山王峠を上り切って、外れかけていた頭のねじがさらに二つほどすっかりと外れて落ちたような気がした。

2015/9/14

3286:ヒルクライム  

 休憩ポイントのファミリーマート飯能上畑店を後にして、山伏峠の上り口を目指して走り始めた。小沢峠を越えていくコースを選択した。

 休憩して走り始めた直後は脚が重いが、やがて回り始める。緩やかな上り基調の道を4台のロードバイクは乾いた走行音を響かせながらハイペースで進んだ。

 小沢トンネルの直前は斜度が上がるが、それまではほんとに緩やかな上り道が延々と続く。その道を良いペースで消化していった。

 小沢トンネルを越えると下りが続く。何度かカーブを曲がり下っていった。県道に突き当たって左折した。この県道は名栗川に沿って続いている。

 名栗川は数日前に降った激しい雨の影響が残っているのか、水量が多くなっていて流れが急であった。信号の少ないこの山間の県道を4両編成のトレインは徐々にスピードを上げていった。

 緩やかな上り基調である。上がり始めたスピードは下がることはなく、かなりのハイペース。山伏峠の上り口に着いた頃には脚から熱で湯気が出ているのではないかと錯覚するほどであった。

 山伏峠の上り口には、かなりの数のローディーが集まっていた。普段よりも多い。やはり走るのに適した季節だからであろうか・・・

 ここから山伏峠の頂上まで上り、一旦下る。途中で正丸峠の上り道に向かって右折して正丸峠の頂上がゴール。

 いつものようにゆっくりと上り始めた。上りはじめて少し行った先の片側一方通行区間の簡易信号は青であった。

 前半は抑えめのペースで上っていった。心拍数は170を少し超える程度にコントロール。山伏峠は斜度が厳しいポイントが2箇所ある。そこは大きく道が左に曲がっていく。

 そのポイントはダンシングで超える。一つ目のポイントを超え、さらにしばし上って二つ目の厳しいポイントを超えた。

 二つ目のポイントを超える時には心拍数が180に達した。上級者2名はこの段階ではるか先を行っていた。私ともう一人のメンバーは交互に前後するように山伏峠の終盤へ向かっていった。

 ここからは厳しい斜度のポイントはない。少しづつペースを上げていくが、正丸峠の上りの分の脚も残しておかないといけない。

 山伏峠の頂上を越えてしばし勢いよく下っていった。そして正丸峠の上りへ向かう道へ入っていった。

 正丸峠の上り道は荒れていた。KUOTA KHANは荒れた路面でガタガタと揺れた。その振動をいなしながら、ペースを上げていく。

 山伏峠は他のチームの人も結構な数上っていたが、正丸峠は他に上っている人は見かけなかった。山伏峠をほぼ同じペースで走っていたメンバーは脚が切れたようであった。

 緩やかなカーブを何度か曲がり上り続けると、やがてゴール地点が見えてきた。ダンシングでのスパートに切り替えて上り切った。

 山伏峠の上り口まで相当なハイペースで走ってきたので、脚のエネルギー残量が気になっていたが、ほぼ普段通りのペースで上ることが出来た。

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2015/9/13

3285:スポーツの秋  

 今日は長くハードな一日になるであろうことは良く分かっていた。朝から午後の早い時間まではバイクルプラザR.T.のロングライドに参加する。

 そして少し休憩して午後6時から多摩社会人テニス連盟16部の対抗戦に出場する。ダブルスの試合に参戦する予定であった。

 ロングライドに参加すると体には相当な疲労感が加わる。少し休憩時間があるとはいえ、その後まともにテニスができるのか、少々心許なかった。

 「まあ、どうにかなるか・・・スポーツの秋だしな・・・」

 そんなことを思いながら、KUOTA KHANに跨って自宅を後にした。気温はすっかりと秋のそれであった。朝の7時の走り出し時には、少し肌寒く感じられるほどであった。

 多摩湖サイクリングロードでは多くの人がジョギングなどをしていた。これからの季節はスポーツにはうってつけである。皆気持ちよさそうに走っていた。

 天候は良好である。しかし、朝の天気予報では「関東地方は午後から夕方にかけて雨が降りやすいでしょう・・・」と伝えていた。朝の空を見る限り、雨は無縁のように思えた。

 集合場所であるバイクルプラザについて、目的地について話し合った。今日の参加者は4名と少なめであった。

 来週には「超ロング」の予定が入っている。280kmというチーム史上最長のコースを走る予定である。それに備えてしっかりとした上りがある「山伏峠・正丸峠」というチーム定番のコースを走ることになった。

 4名のメンバーの顔触れを見て「今日はペースが速くなりそうだ・・・」と思った。多摩湖サイクリングロードを抜けていって、旧青梅街道を走った。ペースは30km/hほどのやや速めのペースで推移していた。

 そのペースがぐいっと上がったのは岩蔵街道に入ってから。長い直線の道は見通しが良い。リーダーが先頭を引いていて、スピードは40km/h近くまで上がった。

 これでギアが一段、いや二段ほど上がった。その後もハイペースは緩まずに、順番に先頭を変わりながら4両編成のトレインは風を切り続けた。

 しばし「急行列車」で走った後、いつものファミリーマート飯能上畑店で休憩した。ここでトイレを済ませ、補給食を摂った。

 「これから山伏峠の上り口までかなりの高速走行になるはず・・・」といつもよりも少し多めの補給食を体内に詰め込んだ。

2015/9/12

3284:コーナー型  

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 TANNOYのスピーカーのキャビネットは大きく分けて2種類ある。コーナーキャビネットとレクタンギュラーキャビネットである。

 コーナーキャビネットは文字通り部屋のコーナーに設置する。そのために独特な形状をしている。レクタンギュラーキャビネットは四角い一般的な形状である。

 現代のスピーカーは横幅よりも奥行の方がある、いわゆるトールボーイタイプが主流であるが、古い時代のTANNOYのレクタンギュラーキャビネットは横幅が広く奥行は浅い。

 チューバホーンさんのお宅のランカスターがつい最近、レクタンギュラーキャビネットからコーナーキャビネットに変更されたと聞いて、早速その変容ぶりを聴きに出かけた。

 ユニットは同じタイプである。15インチのモニター・ゴールド。なので、キャビネットの違いがより分かりやすい気がした。

 チューバホーンさんの現在のリスニングルームは12畳の広さ。しかし、この広い部屋はいずれ近いうちに子供たちに引き渡さなければならない。子供たちが大きくなったので、子供部屋になるのである。

 そして、リスニングルームは隣の8畳間の和室に移転する予定である。なので、この部屋で聴くのは、今回が最後になるかもしれない。

 12畳と広い部屋のコーナーに置かれたランカスターは、すっぽりと納まっていた。コーナー型は部屋を広く使えるという利点がある。現状よりも狭い部屋に移転する予定があることが、コーナーキャビネットへの変更の理由の一つである。

 そのコーナーキャビネットは、専門業者の丁寧なレストアを経たもののようで極めて美しかった。サランネットもほつれや汚れがない上質なものである。

 SONY MS1をトランスポート、HD1をDAコンバーターとした送り出しから、サウンドパーツのプリアンプとQUAD 405 パワーアンプを経て音楽信号はTANNOY LANCASTERに送り込まれる。

 キャビネットがコーナー型に変わったLANCASTERの第一声の印象は、「凛としていて、清楚で、クリア・・・」というものであった。

 コーナー型の方がその構造のうえからより堅牢になることが、音にも影響をしっかりと与えるようである。キャビネットの響きはレクタンギュラー型よりも控えめであり、よりクリアな音質を形成するようである。

 クラシックのCDを中心に聴き進んでいくうちに、その音質も少しづつ変化していった。キャビネットやユニットが音楽を奏で続けていくうちに解れたきたのか、音の厚みが徐々に増していった。

 LANCASTERのコーナー型は実にシャープでコンパクトな造形美を誇っている。12畳という空間よりも8畳という空間の方がよりしっくりとするかもしれない程に、そのサイズはジャストサイズ感がある。

 その佇まいは実に穏やかで清潔感がある。そして、その音の佇まいもその外観と共通するものを感じた。

 次にこのLANCASTERを耳にする時には部屋が変わっているはず。一般的にはリスニングルームが狭くなることは、ネガティブな要素として捉えられがちであるが、このLANCASTERに限っては「そうでもないのではないか・・・もしかしたら・・・より有利な状況となることもあり得る・・・」という気がしている。

 空間が狭くなることによって、より音楽に肉薄でき、精神的な充足感が増すということも十分あり得る。そんな気持ちを残してLANCASTERとの近いうちでの再会を約した。

2015/9/11

3283:Alltrack  

 随分と久し振りに青空を見た。ずっと曇りや雨の天気が続いていた。天気が良くなると、気温は上がる。最高気温は29度ほどまで上がったようである。

 気温が上がったので、車で移動する時にはエアコンをつけた。このエアコンに最近不調が出るようになった。

 以前はすぐに冷気が吹きだしたのであるが、常にではないのであるが、最初の数分間全く冷たくないむしろ暖気かと思われるような生温かい風が吹きだされるのである。

 冷房をつける時には一刻も早く涼しい空気を欲しているので、この生温かい風は気分を随分といらつかせる。

 しかし、10分ほどするとやがて冷気が漏れ出てくる。あるいは何度かエアコンのON・OFFを繰り返すと直ったりするので、ディーラーの修理に出すかどうか迷うところである。

 Mercedes-Benz E350 BLUETECの走行距離は97,500kmを超えてきた。その数値は順調に100,000kmに向けて進んでいる。

 買い換えのことなどを頭の片隅で考えている。現在はEクラスのステーションワゴンであるので、使い勝手の良いステーションワゴンがやはり有力候補である。

 最近、各メーカーからステーションワゴンをベースとして、車高を少し上げて、SUV風の味付けと悪路の走破性を持たせたモデルが出ている。

 そういったモデルも少々魅力的に感じる。この分野にとても熱心なのは、VWである。最近「Golf Alltrack」が発売された。きっと新型PASSATにも同様に「Passat Alltrack」が追加され発売されるであろう。

 Golf Alltrackに搭載されるエンジンは1.8L TSI。1.4Lではないのは、車重の増加や悪路での走破性を考慮してのことであろう。「4MOTION」と呼ばれる4WDは、路面の状況に応じて前輪と後輪の駆動割合を自動で変える。車高は上げられて、専用のバンパーなどでSUV風のテイストが加わっている。

 「もしかして、このAlltrackがゴルフのラインナップの中で最も魅力的なモデルなのかもしれない・・・」という気がしている。

 SUV風であって本格的SUVのようなごつさは無い。乗り味もそれほど損なわれていないはず。悪路の走破性もそれなりに高い。ベースとなるステーションワゴンモデルが持っている美点にさらにいくつかの優れた要素が加わり、まさに万能選手である。

 そして、驚くのがその価格である。ベーシックモデルが350万円切りの347万円で、アップグレードパッケージでも367万円。

 FFで、1.4Lエンジン搭載のGolf Variant TSI Highlineが348万であることを考えると、この価格設定はバーゲン価格と言っても過言ではない。

 輸入車日本一の座をMercedes-Benzに奪われたVWは、相当焦っている。日本一の座を奪い返すべく、攻撃的姿勢を強めているようである。

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