2015/8/31

3272:本番翌日  

 私にとって、年間の2大イベントの一つである「全日本マウテンサイクリングin乗鞍」が、あのような形で幕を閉じたことに対して、私はすっかりと落胆していた。

 昨日は走っていない。特に疲れるようなことはしていない。車の運転は、チームメンバーが行ってくれたので、私は後席で移動時間の多くを意識が遠のいた状態で過ごすこともできた。

 さらにまっすぐ帰るのではなく、松本市内にある浅間温泉の日帰り温泉施設に立ち寄って、天然温泉にもゆったりと浸かった。 

 表面的に見れば、多少の早起き以外は、のんびりとした観光に近い形で8月最後の週末を過ごしたことになる。

 しかし、今日はとても疲労していた。心の中にぽっかりと空いた穴から、体内のエネルギーが漏れ出しているような感じである。

 その穴を両手で抑えても、エネルギー漏れを止めることはできないかのようであった。時間がだらだらと経過していっても、その欠乏症状は改善されることがなかった。
 
 まあ、月曜日というのは、いずれにしてもエンジンのかかり具合は散漫になりがちではあるが、今日はすっかりとテンションが下がり切っていた。

 そんな、散漫でぼやけた状態の脳内で自問自答を何度か繰り返していた。

 「 たった7kmであっても、走った方が良かったのであろうか・・・欠落感は多少埋められたかもしれないけど、五十歩百歩といったところだろうな・・・」

 「この心の穴を埋めるにはどうすればいいのであろう・・・」

 「埋める方法はあるのであろうか・・・時間による解決を待つしかないのか・・・」
 
 「参加を検討しているグランフォンド八ケ岳に申し込んでみるか・・・」

 「でも、八ケ岳は八ケ岳だからな・・・やっぱり、走ってみるしかないか・・・」

 「ハンムラビ法典ではないけれど、目には目を・・・歯には歯を・・・だよな・・・」

 「乗鞍には乗鞍を・・・」

 頭の中には、そんな思いが行ったり来たりしていた。

 スケジュール帳をチェックしてみた。明日から9月である。9月のカレンダーを繰り返し眺めていた。スケジュール帳は仕事の予定が密度高く書き込まれていた。隅間を探した。

 「どうにかなるかな・・・」

 独り言をそっと呟いてから、スケジュール帳を閉じた。



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