2015/7/22

3412:ミッドナイトブルー  

 Thorens TD124にはMk1とMk2がある。表面的な形はほぼ同じように見えるが、色合いが違う。Mk1がアイボリー、Mk2がホワイトグレーなので、色で見分けるのが早いようである。

 当然、中身も違っているようで、音の傾向も変わる。さらに複雑なのが同じMk1であっても、4つの時期に区分されて、使用部品や細かな仕様が異なるようである。

 4つの区分となると「最初期型」「初期型」「中期型」「後期型」といった区分になるのであろう。ヴィンテージオーディオの世界では、ほとんど場合、古ければ古いほど評価が高く、取引価格も上がる傾向がある。

 しかし、古いものが必ずしも好みに合うとは限らない。音の好みやどの年代のレコードを中心に聴くのかといった個別な要素によって、最適なTD124が変わってくるはず。

 例えば、1950年代のMONO盤が中心となれば、きっとMk1の「最初期型」が一番濃厚で厚手な音を聴かせてくれるであろうが、1960年代後半から1970年代のSTEREO盤を中心に聴くのであれば、Mk2の方がしっくりとくる可能性があるのかもしれない。

 TD124には様々なキャビネットが用意されている。見た目的には四隅がラウンドしてるものの方がTHORENSらしさというか、穏やかな感じがして好きである。

 Mk1のアイボリーに合わせるならば、茶系の色合いが合うような気がする。Mk2のホワイトグレーに合わせるならば、やはり艶消しのブラックであろうか・・・

 Mk1はアイボリー、Mk2はホワイトグレーというのが、オリジナルの色であるが、製造されてから半世紀ほど経過しているうちに、フルレストアを受けて、その色合いが変更されたものも稀に見かける。

 中にはレッドやブルーさらにはグリーンに塗装されなおしたものもインターネットで見かけたことがある。色合いが変わるとその受ける印象も当然のことながらがらっと変わる。

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 そんな変わりもののTD124の写真で一番インパクトがあったのが、鮮やかなブルーに再塗装されたもの。斬新で鮮やかな色合いである。

 「こんなTD124がリスニングルームにあったら、部屋の雰囲気が一気に変わるだろうな・・・」と思わせるデザインと色合いである。

 「最初期型」「オリジナル」を再優先するヴィンテージオーディオ・マニアからすると、「キワモノ」という評価しか受けないかもしれないが・・・



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