2015/7/5

3395:脳貧血  

 「また・・・立ちくらみか・・・」

 ここ最近、立ちくらみが時々起こる。座りなおすと、すぐに治るので大したことではないはずである。しかし、こう何度も起ると少々不安になる。

 立ちくらみは、脳内の血液や酸素の供給量が一時的に減少することにより起こるようである。いわゆる「脳貧血」という状態が立ちくらみの正体。

 「脳貧血」と「貧血」とは少し違うようであるが、多少の関連性は当然あるのであろう。私はどちらかというと貧血を起こしやすい体質である。

 一定以上のアルコールを摂取すると貧血に似た症状を起こしたりもする。アルコールに対する分解能力はもともと極めて低い。その分解されずに体内に充満したアルコールがどのように作用するのかは分からないが、急に目の前の視界が白っぽくなってきて血の気が引く。こうなると、頭を心臓よりも下にして休むしかない。

 「疲れているのであろうか・・・ロードバイクのトレーニングも多少関連しているのであろうか・・・」

 「スポーツ貧血」という言葉が頭をよぎった。スポーツマンには比較的貧血の症状を有する人の比率が高いようなのである。スポーツマンは大量の汗を流す。その汗の中には鉄分も含まれているようで、体内の鉄分が不足することがある。それが原因で貧血を起こすようである。

 「確かに、1時間のトレーニングで流す汗の量は半端ではないからな・・・」

 私はソファに座り直してしまった。

 「でも、2日に1回程度のトレーニングではそれほど影響ないと思うけど・・・」

 再度立ち上がった。今度はゆっくりと立った。

 「どうかした・・・?」

 オーナーは少し怪訝そうであった。

 「立ちくらみです・・・」

 「案外やわなんだね・・・自転車で富士山を上るっていうのに・・・」

 オーナーは笑いながら言った。



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