2015/5/22

3351:9年前  

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 オーディオを趣味とするようになった2006年のラインナップは次のようなものであった。CDプレーヤーはセパレート構成でトランスポートがEmm LabsのCDSD。DAコンバーターが同じくEmm LabsのDCC2。プリアンプがBAT VK-51SE。パワーアンプがCLASSE CA-2200。そして、スピーカーがAVALON ASCENDANT。

 更にサーロジックの音響調整パネルがそれらの機器を囲むように林立していた。その当時の写真を眺めていると、「十分にハイエンドでかっこいいラインナップである。9年前のこのままのシステム構成を何一つ変えることなく9年間熟成させていれば、どんな音がしているのであろうか・・・今同じリスニングルームに響く音と比べて・・・」と思えてくる。

 今我が家のリスニングルームにはこの9年前のオーディオシステムとは全く異なったオーディオシステムが並んでいる。

 この9年間に何があったのか・・・まあ、いろいろあったのである。方向転換のきっかけはやはりOFF会であろう。

 OFF会で他のオーディオマニアの方のシステムを聴かせてもらっていると、「OLD TANNOY」と呼ばれる古い時代のTANNOYの音に触れる機会が何度かあった。

 最初のうちは「古臭いスピーカーだな・・・」とたかをくくっていたのであるが、何度か触れるうちに「なんだか妙に音楽的だな・・・」と心惹かれるように・・・

 「いやいや・・・オーディオ的には絶対劣っているはず・・・女房と畳は新しい方が良い、と言うしそれはオーディオも同じはず・・・新しい方がデザインもかっこいいし・・・」

 と、「OLD TANNOY」からの誘惑を頑なに拒否していた。しかし、やがてその牙城は崩れていく。崩れ始めると早いもので、我が家にはTANNOYやQUADやLEAKといった英国の古いオーディオ機器が大挙して押し寄せてくるようになった。

 それがオーディオを趣味とするようになって3,4年ほど経過した頃であった。私は「ヴィンテージの嵐」と呼んでいた。

 その嵐に飲み込まれて、我が家のリスニングルームの様相は一変したのである。そして、今や「OLD TANNOY」の中でもより古い時代のモニターシルバーを搭載したGRFが我が家のリスニングルームに鎮座している。

 オーディオも人生も何が起こるか分からないものである。2006年当時、リスニングルームに並ぶ華やかなハイエンドオーディオ機器を眺めて悦に入っていた私には、今のシステム構成などは1%すらも予想できなかったに違いない。



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