2015/5/20

3349:燃費  

 メンバー全員がゴールした後、5合目の駐車場で休憩をした。サポートカーで運んでもらったリュックから防寒着を取り出して着込んだ。しかし、これでもかというくらいの晴天に恵まれたので5合目はそれほど寒くなかった。眩しい陽光を浴びていると暑いくらいであった。

 そして、リュックの中には防寒着以外にもとても重要なものが潜んでいた。コンビニで仕入れてきた食料である。長距離のヒルクライムをこなしてきた体は疲弊し、エネルギーの補給を切に望んでいた。

 私のオレンジ色のリュックにはセブンイレブンで購入した三つのおにぎりが入っていた。「ツナマヨネーズ」「とり五目」「炙り焼豚の炒飯おむすび」の三つである。それらを次々と胃袋の中に納めていった。

 激しい運動をした直後であるからか、あるいは富士山を間近に望む素晴らしい景色のせいか、三つのおにぎりは、とても美味であった。

 しばし休憩していると、駐車場には黄色いランボルギーニが入ってきて停まった。アヴェンタドールのロードスターであった。さすがにその存在感は素晴らしく、周囲の人々の視線を集めていた。

 ガルウィングの扉が開いてオーナー夫婦は車外に出て展望台の方へ歩いていった。人が乗っていないその黄色いマシーンを、通りかかった人々が覗き込んでいた。そして、そのスーパーカーを背景に記念撮影をする人々も・・・

 そんな、まったりとした時間を過ごしたのちにヘルメットをかぶり両手にグローブをはめた。そして北麓駐車場を目指して下っていった。風を受けながら長い距離を下っていった。4合目、3合目、2合目と下っていくほどに気温は上がった。

 北麓駐車場に着いて手早く着替えとロードバイクの車への収納を済ませると、所用があり直接帰るメンバーと別れて、ここから数キロのところにある「紅富士の湯」を目指した。

 「紅富士の湯」は人気のある日帰り温泉施設である。ヒルクライムで疲れた体をそこでゆっくりと癒すのが目的である。

 二つある露天風呂のうちぬるめの方に入ってほっこりとした。温泉成分がじわじわと体に染み込んでくるようであった。つい先ほどおにぎりを三つ食べたばかりであるが、妙にお腹が空いた。

 「紅富士の湯」には休憩コーナーがあり、軽食やデザートを提供している。空腹が本格的であったので、「釜たまうどん」を頼んだ。それはするりと喉を通っていった。

 それでも、まだ空腹は収まらなかった。「トルク走行をしたせいであろうか・・・トルク走行の燃費はきっとよくないのであろう・・・」そんなことを思った。

 「そう言えば、富士山の駐車場で見かけたアヴェンタドールの燃費ってどれくらいなのであろう・・・リッター5kmぐらいかな・・・まあ、燃費を気にするような人が買う車ではないか・・・」なかなか収まらない空腹を抱えてぼうっと考えた。

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