2015/5/7

3336:3LZ  

 チューバホーンさんとともに、新宿駅から湘南新宿ラインの快速に乗った。目的地である大船に着くのに1時間もかからなかった。

 ゴールデンウィークの連休の最終日であった昨日、行楽客で車内は混み合っているのかと思っていたが、空いていた。

 大船駅に着くと、seiboさんが青い色のVW POLOで出迎えてくれた。車に乗り込み坂を上っていくようにして少し走っていくと、seibo邸に到着した。

 そのリビングでもあるリスニングルームには2セットのTANNOYのスピーカーが・・・一つはもともとお持ちのCHATSWORTH。そしてもう一つは3LZ。こちらは知人から一時的にお借りしているものとのこと。

 今日はこの美しく、清廉な印象を受けるTANNOYの古い二つのスピーカーを聴き比べましょうという趣向であった。

 二つのスピーカーのキャビネットはどちらも英国オリジナルで、淡い明るめの茶色である。そのキャビネットのなかのユニットはモニターゴールド。12インチと10インチのものがそれぞれ搭載されている。

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 まずは3LZから・・・床の上にオーディオボードが置かれ、3LZはその上にインシュレーターで仰角を少し付けられてセッティングされていた。

 とてもかわいらしく感じられる姿形である。仰角を付けられて少し上を向いているので、なんだかスターウォーズに出てくるR2D2を連想してしまった。目を離すとそのままの姿ですすすっと前に進んでくるかもしれないと思えた。

 3LZを駆動するパワーアンプはUESUGIのモノラル真空管アンプ。出力管は300B。プッシュプルであるので合計4本の300Bが並ぶ。やはり存在感のある真空管である。

 クラシックのCDを数枚聴いた。3LZは小型の躯体を活かし広い空間を提示してくれる。音の質感はこの5月の時期の空気感のように爽やかである。さらっとした肌触りですいすいとこだわりなく音楽を提示してくれる。

 「これで、十分というか、音楽を鑑賞するうえでこれ以上要らないのでは・・・」そんな印象を持ちながら聴き進んでいった。

 高低のバランスもとれていてけして破綻しない。確かにド〜ンと腹にくるような低域は望めないが、音楽を鑑賞するうえで必要なものは全て揃っていると感じさせてくれる質感に思わず頬が緩む。 

 アナログも数枚のLPを聴いた。送り出しは銘機として名高いTHORENS TD124。SMEのアームの先端にはSHELTER 501が取り付けられていた。

 アナログもしっかりとバランスが取れていて、心の襞にすっと染み込んでいく音の質感を提示してくれた。

 3LZはTANNOYの末弟的な存在であるが、なかなかしっかり者である。そういえば、スターウォーズでもR2D2は冷静沈着でここぞっという大切な時に活躍していた。

 3LZを一通り楽しんだのち、3LZが置かれていた場所にはCHATSWARTHが置かれた。その姿形は私にとってとても懐かしいものである。



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