2015/3/20

3288:500X  

 フィアットの新型車500Xを写真で見た時「チンクエチェント・・・お前もか・・・」とシーザーのような嘆きがまず最初の印象であった。

 ミニのクロスオーバーを最初に見た時にも「これはミニじゃない・・・あんな大きな図体をしてミニと名乗るのは厚かましい・・・」と思った。それとほぼ同じような感想を持った。「これはチンクエチェントと名乗るべきではないのではないか・・・」と。

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 フィアット500Xは「コンパクトクロスオーバーSUV」という最近世界的に人気のジャンルに分類される新型車。夫婦と子供2人の4人家族で使える車が欲しい。「でもどれも同じような顔をしている没個性的なミニバンじゃあな・・・」と思っている30代40代のお父さんにとって、この手の車はかなりアピールするのではないか・・・

 コンパクトクロスオーバーSUVは、実用性がそれなりにしっかりと高い。荷室も積載力のある空間を持っているし、車高が高いので大きく見えるが、車の専有面積自体はそれほど大きくないので、狭い駐車場でも困ることは少ない。

 そして、コアなマニアからはやや冷ややかな視線を向けられる可能性があるとはいえ、スタイリッシュで個性的な外観を有する。

 この分野で先行したミニ クロスオーバーは日本でも成功している。この新たなカテゴリーにに投入されたフィアット 500X。最初の違和感が通り過ぎると「これはきっと成功する・・・もしかしたら日本で最も売れるFIATになる可能性すらある・・・」という気がしてきた。

 サイズは全長4,248mm、全幅1,796mm、全高1,608mmで、ホイールベースは2,570mm。先日「寧々ちゃん」が試乗してみたいと言っていた「500」は全長3,546mm、全幅1,650mm、全高1,490mm、ホイールベース2,300mm。サイズ的にはふたまわりは違う。二つは全く別のクルマである。

 一部の熱心なチンクエチェント・ファンから「こんなデカいのはチンクエチェントじゃない・・・」といった声があがるであろうが、よく見るとその外観はイタリアンな雰囲気を確かに纏っている。インテリアもチンクエチェントの文法に従っており、個性的でデザイン性が高い。

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 「これはこれでありかも・・・日本でもきっと売れるに違いない・・・私は買わないけど・・・」と、そんなふうに思った。



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