2015/3/6

3274:6336B  

クリックすると元のサイズで表示します

 扉を開けて和室に入ると、ふわっとした熱線が顔に降り注いだように感じた。この時期なので暖房で部屋が暖められていたはずであるが、暖房とはまた別の熱であることが感じられた。

 その熱源はすぐに目に入った。二つの躯体にそれぞれ1個づつ、きりりとした表情ですっくと立つ真空管である。

 その真空管は6336B。モノラル構成の二つの躯体に1個づつの出力管・・・ということはシングル・・・と思ってしまうが、この6336Bは、双三極管。詳しいことはわからないが、双三極管の場合これでプッシュプルとなるようである。

 他の真空管はトランスの後方などに隠されるように配置されているので、リスニングポイントの椅子に座ると、この出力管しか目に入らない。

 シャーシは輝かしいシルバーでトランスはグレー。将来的には大きい方のトランスはフェラーリレッドに塗装する予定とのこと・・・そうなるとまた雰囲気がガラッと変わってモダンな感じになるであろう。現在の状態でも実に美しい真空管アンプである。

 まずはその大きさが実に良い。「コンパクト」と表現すべきサイズであり、出力管を前面に押し出し整然として高性能感溢れる外観は、どこかしらイギリス製のコンパクトなスポーツカーを思わせる。

 是枝重治氏が作るアンプは、美しい。真空管アンプなので、デザイン的な自由度はそれほど大きいわけではないのであるが、その制約のなかで、どのように作品を構成しデザインするか・・・そういったセンスが抜群に優れている。

 今日は夜になってからGRFさんのお宅にお邪魔した。ちょうど近くの顧問先に訪問の予定があり、そちらでの打ち合わせを終えて、8時ごろにVW POLOを御宅の駐車場に停めた。

 そして「UNICORNのある部屋」である和室に入った。そこで、今日の目的である新たな真空管アンプを目にした。以前は同じ是枝氏製作のステレオアンプを使われていた。それを最近この新たなモノラルアンプに変更されたのである。

 アンプの変更による音の変化は素晴らしかったようで、その変わり具合をわが耳でも確認すべく勇んでの「Night OFF会」となった。

 数日前に「横浜のMさん」が来られたようで、その時あれやこれや調整する時に聴いたJAZZのCDが何枚かあったので、そのうちの1枚がMarantz CD34のトレイに乗った。

 工藤氏によって徹底的にファインチューニングされたCD34のトレイに乗ったCDはするするとCD34の内部に飲み込まれていった。



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ