2015/1/21

3230:セッティング  

 デッカ・コーナー・スーピーカーはその名の通りコーナーに設置する。オーナーと二人で部屋のコーナーに、この美しいスピーカーを設置した。

 スピーカーケーブルが背面から出ているのでそれと分かるが、パッと見はスピーカーには見えない。表面には美しい木目が見えるのみである。背面をのぞきこめば斜め上方を向くユニットの存在が分かるが、その佇まいはアンティーク家具そのものである。前面が蓋になっていて開けると内部に本や雑貨が入っていそうである。

 前回「オーディオショップ・グレン」を訪れた際には、TANNOY VLZ、CORNER LANCASTERそしてSpendor BCUが在庫としてあったが、それらのスピーカーの姿はなかった。どうやらすべて売却先に納品されたようである。

 そして、PYE Mozartもラックにはもうなかった。ラックにはLEAK Point One StereroとTL-12PLUS、QUAD22とUそして、見慣れないプリメインアンプが置いてあった。

 送り出しはLINN LP12のみである。ROKSAN XERXES10も売れたようである。LP12にはOrtofon AS-212 Mark2が装着されていた。カートリッジはOrtofon MC20である。

 「このプリメインアンプはなんですか?初めて見ますね・・・」

 私はLEAKのアンプにスピーカーケーブルを接続しているオーナーに訊いた。

 「それね・・・結構珍しいもので、 Armstrong Integrated Stereo Amplifire model 222・・確か1963年の製造だったかな・・・」

 「1963年ですか・・・私が生まれた年ですよ・・・なかなかモダンなデザインですね・・・この一列に配置されたノブが決まっています。」

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 「そうだろう・・・いい顔してるよね・・・そっちも後で聴いてみるか・・・」

 そう言いながら、オーナーは小さなマイナスドライバーで細いスピーカーコードをTL12PLUSの背面のスピーカー端子に取り付けていた。

 デッカ・コーナー・スピーカーは前面にユニットが配置されていない。背面上部に斜め後方を向く形で取り付けられている。ユニットから放出された音は背面の壁にぶつかり、部屋に拡散される。ユニット背面から放出される音はキャビネット内部を通って下にあいた穴から出てくる。かなり凝った構造である。ユニットはワーフェデールの20cmフルレンジ。実に興味深いスピーカーである。



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