2015/1/13

3222:大中小  

 正丸峠は風の吹く峠である。夏にはありがたいことであるが、この季節には少々辛い。メンバーが全員そろったところで恒例の記念撮影しようとしたが、風に煽られて撮影用のスマホが安定しない。どうにかこうにか専用の小型三脚で安定させて撮影を完了した。

 風にすっかり体の熱を奪われたため、小刻みに体を震わせながら上ってきた峠を下っていった。正丸峠、山伏峠と下っていき、名栗川沿いの復路を走った。復路は下り基調なのでスピードに乗ったトレインはどんどんと距離を稼いでいった。

 復路は山王峠と笹仁田峠を越えて帰るコースを選択した。この小さな峠でもミニバトルが繰り広げられた。

 まずは山王峠・・・ここは距離はそれほど長くはないが、そこそこ厳しい斜度で出迎えてくれる。すでにメインの峠越えで脚は疲れている。その疲れた脚ではなかなかペースは上がらない。

 まずはGH G5を駆る上級者がアタック・・・実にキレの良いアタックである。反応しようとするが全然ペースが上がらない。あっという間に差が広がる。そのアタックにリーダーともう一人のメンバーが続いた。私は4番手でどうにか差がこれ以上広がらないようついていくのがやっとである。

 最終盤でどうにかペースを上げることができた。前を行く3名のうち一人はかわせたが、上級者二人の背中は遠かった。峠の頂上で一旦休憩・・・乱れた息を整えた。

 最後のバトルは、笹仁田峠・・・なだらかな上りがしばらく続き、最後に斜度が少し上がる。バトルは必然的に高速バトルとなる。

 「ここは先に仕掛けよう・・・」そう心に決めていた。しかし、この作戦は結果として大失敗に終わる。その原因は強烈な向かい風・・・今日は午後に入ってから風が強くなっていた。

 笹仁田峠の上りではちょうど向かい風・・・それもかなり強い。序盤で先頭に出たはいいが、その風に阻まれてペースが上がらない。無理やりあげようとする・・・体力は波に削られる砂山ようにドンドンその体積を小さくしていった。「しまった・・・この風では前半は後ろに控えて、最後で勝負をかけるべきであった・・・」そうは思ったが、後悔先に立たずである。

 2名のメンバーがすっと右脇を高速で抜けていった。あっという間に差が広がる。さらに好調なGH G5が満を持してアタック、前を行く2名を追いかけ、かわした。

 ペースがなかなか上がらかった私は、最後の斜度が上がるスプリントエリアで重い脚を無理やりねじ伏せるようにダンシングで回した。

 前を行く3名のうち一人は斜度が上がるポイントで先週の「弱虫ペダル」の「田所っち」のように切れていった。2番手を行くリーダーの背中は疲れていた。しかし、それ以上に私も疲れていた。間合いを詰め切れずに頂上を越えた。

 大・中・小・・・三つの峠バトル全てで喘いだ。往復で105kmを走り、脚にはしっかりとした疲労が残った。

 来週は「子ノ権現」である。強烈な激坂が待っている。大の苦手の激坂であるが、思いっきり喘ぐしかないであろう。



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