2015/1/8

3217:エンジン音  

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 夕方すぐそばの顧問先を訪問する予定が入っていたので、少し早目に事務所を出て、BMWのディーラーに立ち寄った。

 中古車の展示スペースに523dは静かに佇んでいた。まだ登録されて間がないのでほぼ新車の状態である。ドアを開けて運転席に乗り込んだ。

 「BMWの匂いがする・・・懐かしい。」

 座席の本革の匂いであろう。以前乗っていた735iの匂いと同じである。インテリアの質感は良く練られた高級感のあるもの。その質感は実用性とデザイン性をきわめて高いレベルで融合している。Mercedes-Benz Eクラスのインテリアはどちらかと言うと実用性・機能性重視で色気が少ないが、5シリーズのそれは適度な色気も有している。

 未使用車であるためこの523d ツーリングを試乗することはできないが、セダンの523dの試乗車がディーラーにあるということで、そちらに少しの間乗った。こちらは「M-Sport」と呼ばれるややスポーティーな仕様であった。

 まずはエンジンをかける。「その音質は・・・」耳を澄ました。音量はE350 BLUETECよりもやや小さい。しかし、その音質は紛れもないディーゼルエンジンのそれである。ドアを閉めた車内にもそれなりに入り込んでくる。もう少し小さいかと思っていたが、少々がっかり。

 アクセルを軽く踏み、車を進ませる。523dのディーゼルエンジンは2L。E350のディーゼルエンジンは3L。トルクに差があるかと思ったがそれほどの差は感じない。高速道路での追い越しなどでは差がでるかもしれないが、普段乗っている分には2Lで充分である。

 走行感覚はいたってスマートでトルクフル。5シリーズにとってこのエンジンは相性ばっちりである。走行時のエンジン音は低音成分が主体で比較的快適なもの。振動も気にならない。アイドリングストップ機能も実にスマートである。

 10分ほどの短い試乗を終えて、ディーラーの駐車場へ戻ってきた。試乗車を決められた駐車エリアに駐車して、もう一度展示されている白の523dツーリングのところへ・・・

 ひとつ気になっていることがあって、そのリアゲートを開けてみた。リアゲートは電動ですっと開いていく。そしてそこに広がる空間を確認した。

 「狭い・・・」

 思わず心のなかで叫んだ。E350 STATIONWAGONの荷室が広大なのか、523dツーリングのそれは明らかに一回りあるいは二回りほど狭く感じる。これではトノカバーをした状態ではゴルフバッグ二つは納まるがそれ以上は無理である。トノカバーを外せば三つ以上乗るであろうが、後方視界がふさがれる。

 非常に出来の良い車である523dであるが、期待感が大きかったのか気になったのはそのエンジン音である。もう少し遮音が手厚かったらと思ってしまった。E350 BLUETECよりも音量は小さめであるので、ディーゼルエンジンを積む車としては健闘はしている。

 それと荷室の狭さ・・・これも大半の人にとっては十分な広さであるはず。しかし、ゴルフバッグを3個以上詰め込むには横幅が足りない。後方視界を犠牲にすれば何とかはなるが・・・

 一旦は気持が大きく揺れ動いたが、営業マンに誘導されて、ディーラーの駐車場からE350 BLUETECを出す際には、随分と冷静な気分になっていた。



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