2015/1/2

3211:ジャポニカ学習帳  

 小学生のころ、ジャポニカ学習帳を使い終わり、新しい学習帳を買ってもらった時には嬉しかったものである。

 新しい学習帳に文字や数字を書き込む際には、いつもよりも丁寧に書いた。しかし、そういった繊細な心持ちで学習帳に接するのは、最初の数ページには過ぎない。徐々にページに書き込まれる文字は投げやりなものに変わってくるものである。

 そんな新しい学習帳を買ってもらった小学生のように、新年を迎えてからの2日を過ごした。大事に時間を使おうと気を使いながら、元旦、2日を過ごした。

 正月は親類が顔を合わせる。元旦は私の方の実家へ行き、今日2日は妻の方の実家へ行く。出発時間は10時半。車で1時間半で着く。親類皆で妻の実家のすぐそばの中華料理屋で昼食を食べる予定になっていた。

 朝は7時に起きた。家族は皆朝寝坊を決め込んでいるようであった。ゆっくりと朝食を摂り、7時半に車に乗って家を出た。

 車の外気温表示を見たら「-1.5℃」と表示されていた。その寒さのためか、Mercedes-Benz E350 BLUETECのディーゼルエンジンは、いつもより苦しげな回転音をさせていた。

 事務所の駐車場に車を停めた。すぐ前に停まっているVW POLOのフロントウィンドウは霜で真っ白になっていた。

 トレーニングウェアが入っているバッグを手に向かった先には「Anytime Fitness」。ここは年中無休24時間営業である。

 白いカードを入口脇のセンサーにかざすと、施錠が解除される。中に入る。スタッフはいない。スタッフがいる時間は限られている。

 利用者も全くいなかった。着替えて、エアロバイクにまたがった。モニターに内蔵されているテレビの電源を入れると、ちょうど箱根駅伝がスタートするところであった。

 箱根駅伝の1区、21.3kmを走る選手の映像を見ながら、ペダルを漕いだ。1時間・・・ちょうど1区のスタートからゴールまでを観ることが出来た。

 21.3kmの間にもドラマはある。途中でトップ集団から落ちかけた選手が復活し、最終的にはトップでゴールした。

 それを見届けてから、汗だくになった体をゆっくりとシャワールームへ運んだ。10時までには家に帰りつかないといけない。

 携帯には自宅からの着歴が・・・きっと朝起き出して私がいなので心配した妻からであろう。

 「どこいってるの・・・?」「ジム・・・10までには帰るから・・・」「遅れないでよ・・・」

 そんな会話の後、ジムを出て駐車場へ向かった。「一日、一日はこの年齢になると恐ろしく素早く過ぎ去っていく。少しでも大事に過ごしたい」。そんなことを思っているのも、ジャポニカ学習帳の最初の方のページだけかもしれないが・・・そんな気持ちで足を速めた。



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ