2014/12/18

3196:床ドン  

 コーナー型のスピーカーは壁のコーナーに設置する。壁にぴったりとくっつけるわけではなく、いくらかの隙間を設ける。

 この隙間が音に与える影響は結構あるので、皆自分の好みの間隔に調整する。二等辺三角形の長さが等しい2辺と壁との間隔は揃えるのが原則である。

 ケーブルを交換してスピーカーを起き上げ、インシュレーターを差し込んだ状態では、壁との隙間はかなりくるってしまっている。そこで少しづつ動かしながら壁との隙間を調整する。

 ほんのわずかな移動で済めばいいのであるが、結構ずれてしまっている場合には注意が必要である。スピーカーを少しづつ移動させる。インシュレーターの表面はツルツルである。スピーカーがその表面を滑ってしまうと、GRFの二等辺三角形の頂点の袴がドスンとインシュレーターからずれ落ちてしまう。

 この「壁ドン」ならぬ「床ドン」は、とても心臓に悪い。悪い意味で「ドキュン・・・」としてしまう。「床ドン」してしまうと、また最初からやり直しである。

 GRFの前にマットレスを敷いて、GRFを前方へ倒す。コーナーの角に置くインシュレーターの位置を調整する。「動くなよ・・・」とそのインシュレーターに言い聞かせ、GRFを起こす。

 両サイドのインシュレーターを指しこむ。そしてトントンしながら壁との間隙の調整を慎重に行う。「床ドン」が起こらないことを願いながら。

 左側のスピーカーが終わると次は右のスピーカーにとりかかる。その間「なんだよ・・・この野郎・・・」という悪態を何度がつくことになる。
 
 そういった作業を終えて、アンプの電源を入れた。スピーカーケーブルが従前使っていたものに変わった。

 Ge3のスピーカーケーブルは丁寧に箱にしまった。この状態で慎重に聴き直し、Ge3のスピーカーケーブルを注文するか否か決定しようと思っていた。

 Ge3のスピーカーケーブルは安価ではない。1mあたり1,000円ということはないのである。それだけのコストをかける必要性があるのか否か・・・それはGe3のスピーカーケーブルでしばらくの期間聴いた後に従前のものに戻した時に一番よく分かるような気がしていた。

 一枚のレコードを取り出した。SUSANNE LAUTENBACHER 「plays Bach: Partitas and Sonatas for Solo Violin」のうちの1枚である。これは3枚でコンプリートなのであるが、今我が家には2枚揃っている。

 そのレコードをLINN LP12のターンテーブルに乗せた。静電気を除去するブラシでレコードを何度かなぞった。そしてSPUの針先を盤面にゆっくりとおろした。



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