2014/12/14

3192:バトルゾーン  

 今年は寒くなるのが早い。まだ12月半ばであるがすでに真冬のようである。今朝もほぼ真冬を感じさせるような寒さであった。

 サイクルウェアに着替えて、ロードバイクを玄関から持ち出した時に、きゅっと寒さに身が引き締まった。

 そして走り出した。走り出してちょっとすると下りが続く。そのエリアでは凍り付くような冷気が鼻孔に急激に押し寄せてくる。冷たいというよりも痛い・・・「この季節がやってきたか・・・」そんなことを思いながら、集合場所であるバイクルプラザを目指した。

 西武多摩湖線に沿って走る遊歩道を歩く人々はしっかりとした防寒着に身を包んでいた。アスファルトの両脇には土の上に落ち葉が覆いかぶさっていて、その上に霜が降りていた。その景色は冬そのもののようである。

 集合場所で今日の目的地をどこにするか話し合った。その結果今日の目的地は「奥多摩湖」に決まった。往復距離はちょうど100kmほど。奥多摩湖への上りは緩やかである。そのため、バトルが勃発すると高速バトルになる。

 長い期間抜けなかった風邪の症状に苦しめられた直後である。「バトルに参戦したいけれど、大丈夫であろうか・・・この前のようなことにはならないと思うけど・・・」そんなことを思いながらスタートした。

 2週間前のロングライドは試練の連続であった。その時は、風邪が完治しない状態で都民の森へ向かったのであるが、体が異様に重く脚がまったく回らなかった。都民の森への厳しい上りではふらつきながら上る破目に陥った。

 スタートしてしばらくすると、前回のロングライドと決定的に違う感覚にとらわれた。「進む・・・ロードバイクが自らの意識を持っているかのように進む・・・」そういう感覚である。もちろん実際には私の脚が回転してロードバイクを前へ進めているのであるが、ロードバイクが自発的に走ってるような感覚である。

 前回と違って体が軽い。脚も回る。「これなら普通に走れそうだ・・・」少しほっとした。風邪に苦しめられた結果、調子は当然下降気味かもしれないが、前回のひどい状況から比べると雲泥の差がある。

 青梅街道、岩倉街道を走り青梅駅方向へ・・・そして奥多摩を目指す。8台のロードバイクで形成されたエメラルドグリーンのトレインは快調に進んだ。気温は低いが天気は良い。太陽の光が当たっていると少しばかりの暖を得ることが出来た。

 コンビニ休憩を一度入れて、奥多摩湖を目指した。トンネルをいくつかくぐっていくため、フロントライトとリアのライトのスイッチを入れた。

 トンネルの中では、素早い間隔で明滅するライトが、すぐ前を走るメンバーの背中を照らす。通過するトンネルの数が増えていくに従って、走行スピードも徐々に上がってくる。バトルゾーンに入り込んできたようである。



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