2014/9/17

3105:邪悪  

 「御堂筋君は少しやり過ぎかな・・・あまりにも現実感が・・・」究極のヒール役としてインターハイの場面に登場した御堂筋君であるが、そのキャラクター設定や描写について少しばかりやり過ぎ感を感じた。

 そのあまりに不気味な表情や体つきそして超前のめりダンシングなど、少年漫画におけるキャラクター設定においては充分許される範囲のものではある。

 しかし、それまではあり得ない展開ながらなんとなく感情移入でき、その世界に没頭できるキャラクターばかりであったが、御堂筋君は少々人間性の欠如が著しい。

 たとえ敵役である「ハコガク」の選手たちであっても、その裏側には人間味というか、生身の人間を感じさせる裏側がしっかりとあった。それが単なる勝負ものだけでない、熱い物語を構成していたのである。

 しかし、御堂筋君はそういった裏側がなく純粋な「邪悪」そのものである。そしてその表情には人間味がなく、爬虫類やSF映画に出てくる地球侵略を目論むエイリアンのようである。

 そういえば、SF映画に出てくるCGで描かれるエイリアンというのは、妙に手足が長いことが多い。そしてその表情は爬虫類的である。

 不気味で邪悪、勝つために手段を選ばない。そして、怖ろしくい戦闘能力が高い。理論家で戦略家でもあり、相手の弱点を徹底的に攻める。

 そんなキャラクター設定により生み出されたのが人間性のほとんど欠如したした御堂筋君である。その「邪悪」は生来のものななか・・・あるいは何かしら御堂筋君にも決定的な出来事があったためにその性格が徐々に形成されていったのか・・・それはまだ分からない。

 いまのところ、御堂筋君は純粋に邪悪で、その性格は生来のもののように思われる。少年漫画においては100%邪悪なヒール役の存在は必要なのかもしれない。その邪悪さが卑劣で強烈であればあるほど、打ち負かした時の快感度はヒートアップするからである。

 でも、御堂筋君であっても何故邪悪に走っていったのか・・・そういった人間味を感じさせるエピソードが挿入されていると嬉しいのに・・・という気になった。(今後出てくるのかもしれない)

 インターハイ1日目は終わった。そして波乱を予感させる2日目が始まろうとしている。物語はずんずんと加速していくようである。



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