2014/8/15

3072:PASSART  

 VW PASSARTは大スター選手であるGOLFの陰に隠れがちで、それほど注目度は高くないかもしれないが、VWらしい質実剛健さを見事に体現した車である。

 現行のPASSARTも街中で見かけることは頻繁ではないが時折ある。その癖や嫌みのない造形はなんとなく分かっているなと思わせる落ち着き感があり、個人的には好きである。

 そのPASSARTが本国でフルモデルチェンジされた。日本に新型が入ってくるのは今年の秋以降になるのであろうか。

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 新型PASSARTはよりシャープで切れのある造形となった。フロントライトの形状はAudiの最近の一連の造形の要素を取り入れたものとなり、睨みつけるような鋭さが加わっている。Audiのような派手なシングルフレームグリルではなく、オーソドックスな水平基調の造形のグリルであるので、Audi程の威圧感はないが、ソリッド感のある切れの良さが印象的である。

 ボディサイドのキャラクターラインは、より彫が深くなり、一直線に引かれている。ドアノブがそのライン上にずれることなく重なり、この車の安定した直進性を連想させるかのようである。

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 リアのデザインは、GOLFのそれと重なる。トランクも荷物を相当な量積み込めるであろうと思わせる形状である。

 PASSARTは従来から、表面上の派手さよりも、その品質感の高さや素晴らしい乗り心地を、Merucedes-Benz、BMW、Audiといったプレミアブランドの車よりも安価な価格設定で提供することを主眼と開発されている。

 そういった目標設定は今回もぶれることはなかったようである。あくまでコストパフォーマンス重視の「実用車」である。

 しかし、今回は多少そこに「プレミアム」的な調味料をさりげなくふりかけてきた・・・そんな第一印象を持った。

 じっくりとつきあえば、その良さはしみじみと感じられてくる。それゆえ飽きることなく長くつきあえる。今回の新しいPASSARTもきっとそういう車に仕上がっているはずである。



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