2014/6/16

3012:アイスクレープ  

 往路の最後の休憩ポイントである「道の駅 どうし」に着いた。そこでサムライ日本が初戦を落としたことを知った。やはり残念に思った。少々エネルギーレベルが落ちたような気がした。ここでトイレを済ませ、補給食をタンクに詰め込んだ。

 観光客で大賑わいの「道の駅 どうし」を後にすると、しばらくは上り基調のアップダウンが続く。そして、山伏トンネルの手前7kmぐらいからは、ほぼ上り一辺倒になる。そして斜度も徐々に、厳しいものに変わってくる。

 山伏トンネルに続く上りに入る前から体が重かったが、上りに入るとその傾向ははっきりと脚の回りに表出され始めた。

 疲労度が高濃度である場合に特徴的なへなへなした脚の回りである。やがて右足の太ももの裏側にぴりぴりと電気が走り始めた。

 「攣りそうだ・・・ここで攣ると辛いだろうな・・・」そう思って惰性で上り続けていると、道路工事のため片側通行になっているポイントに差し掛かった。

 そのポイントに立っていたガードマンの手に握られていた赤い警告灯は真横にこちらに向けられていた。

 「くそ・・・ここで止められるのか・・・」心のなかで毒づきながら、クリートを外し足を着いた。その時、毒づいたわずかな心の声を神様は聞き逃さなかったようで、さっきから電気が走っていた右足太ももの裏側が攣った。

 苦痛に顔を歪めた。数分間足止めをくっている間にどうにか右足の攣りは治まった。同じく足止めを食らったメンバーとともに残りをゆっくりと上がっていった。

 山伏トンネルの向こうは下りである。疲れた脚を休めながら山中湖へ向かって下っていった。山中湖に着くと湖の周囲を半周した。陽光に照らされた山中湖は美しかった。その美しい景観により疲れ切った体がいくらか回復した。

 さらにゴールである河口湖を目指してダラダラした下りを走った。河口湖も照りつける太陽に湖面を輝かせていた。湖の周りには、貴重な梅雨の中休みの陽光を楽しむ観光客の人々が集っていた。

 昼食は河口湖の近くのセブンイレブンで済ませ、さらに桔梗屋 本店によってデザートとして「信玄アイスクレープ」を食した。これがなかなか美味であった。

 少々まったりした気分になった。しかし、まだ100km走らなければならない・・・そんな状況ではなく、このアイスクレープを食べ終えると、エアコンの利いた車のシートに身を任せることができるのなら・・・と叶わない妄想がふと浮かぶ。

 しかし、現実は厳しい。また、来た道をロードバイクで戻らなければならない。疲れ切った体で・・・帰り道は下りの方が多いとはいえ、所々で上りも待ち構えている。脚のエネルギーレベルを示すインジケーターは10レベルのうち3つのランプしか点いていない状況であった。



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