2014/3/21

2926:除湿機  

 先日テレビでヴァイオリニストの千住真理子の自宅訪問をやっていた。そのなかで印象的だったのは、練習ルームであり、ヴァイオリンの保管室でもある広い部屋において、徹底した湿度管理を行っていることであった。

 その部屋には湿度計が三つも四つもあり、それで常に湿度が一定の低い値になるよう調整されていた。きっと業務用か何かの高性能な除湿機と加湿器が湿度に合わせて自動運転するようなシステムが装備されているのであろう。

 それは銘器ストラディヴァリウスのためである。この300年ほど前に作られた繊細な楽器は湿度が高過ぎても低すぎても壊れてしまうようである。その真価が発揮されるには湿度が40%〜50%ぐらいに収まっている必要がある。

 ストラディヴァリウスほど神経質ではないかもしれないが、TANNOY GRFも湿度の影響を受けるようである。

 TANNOY GRFの祖国であるイギリスは湿度が日本に比べて低い。ロンドンの場合、平均で40%ほどで、冬場などは20%まで下がる。

 日本も冬は湿度が低めで推移するのでいいのであるが、これから暖かいあるいは暑い季節を迎えるようになると湿度も上がってくる。特に梅雨の時期や真夏はその高い湿度が不快指数を跳ね上げる。

 モニターシルバーは、薄くて硬い。そのため湿度の影響を強く受ける。湿度が高くなる季節には除湿機をフル稼働させる必要がある。

 またキャビネット自体も60年ほど経過し乾ききっている。TANNOY GRFは現代のスピーカーと違いキャビネットを響かせて音を造っている。湿度が高くなると当然そのキャビネットの響きも鈍くなる。

 我が家にはTOSHIBA製の普通の家庭用除湿機がある。当面はこれを活用しようと思っている。除湿機にはいくつか方式があって、それらを組み合わせたハイブリッド型なる高機能のものも最近は出ているようである。

 普段このTOSHIBA製の除湿機は洗濯物を部屋干しする際に使われている。これをリスニングルーム専用に持って行ってしまうと、妻からのクレームが予想される。

 「ならば、もう一台買ってしまおうか・・・消費税が上がる前に・・・しかもハイブリッド型を・・・」などと考えている。しかし、ハイブリッド型は結構良い値段する。定価が4万円近いのである。GRFを良いコンディションに保つためにはいたしかたない出費であろう。



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