2014/3/4

2909:アクティブ・ツアラー  

 BMWは、同ブランド初のFFモデルとなる「2シリーズ アクティブ ツアラー」を発表した。すでにデビューしている「2シリーズ クーペ」とおなじシリーズ名を名乗るが、こちらはFRで、両車はまったく異なるモデルとしてラインナップされることになる。

 ちょっとややこしいが、1シリーズのクーペモデルを2シリーズとして発表済みであったので、空いている数字がなくなってしまい、基本構造からして全く別のニューモデルであるのに、2シリーズの中に無理やり突っ込んだというのがその経緯のようである。

 ライバルはメルセデス・ベンツ Bクラス。Bクラスは売れている。ミニバン風のぽっちゃりした形状は威圧感はなく、室内は広い。奥さんと子供が2人いる標準的な4人家族において重宝する車の形である。

 特に「ファミリーカー = ミニバン」という公式がすっかりと定着している日本において、Bクラスは好調な売り上げを継続している。

 Bクラスの好調な売れ行きを、BMWが指をくわえて見ているわけにはいかない・・・ということで、MINIで培ったFFのシャシーを活用しニュ―モデルを投入したのである。

 BMWブランドで初となるFF車がラインナップされることについては、熱心なBMWファンの間では微妙な感覚で迎えられることになるであろうが、なりふりかまわずに販売台数を伸ばそうとする経営陣の決断があったのであろう。

 ボディサイズは、全長4,342×全幅1,800×全高1,555mm、ホイールベースは2,670mmで、これは先行するメルセデスのBクラスとほぼ同一となるサイズ。完全にBクラスをロックオンしている。

 丸形ツインヘッドライトに挟まれたキドニーグリル、Cピラーのうしろに付けくわえられたサイドウィンドウがキックアップする形状、L字型のリアコンビネーションなどのBMWのデザイン上のアイデンティティーはすべて盛り込まれていて、一目でBMWと分かる。

 これは売れるであろう・・・本来の2シリーズであるクーペモデルをはるかに凌駕するであろう・・・しかし、少々さびしい気持ちでこの新型モデルの写真を眺めたのは私だけであろうか。

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