2014/2/1

2878:コンビニコーヒー  

 最近の私のちょっとした流行りものは「コンビニコーヒー」である。100円から150円ほどの価格をレジで払うと紙製のコップをくれる。それを持ってレジの脇にあるコーヒーマシーンの前に行く。プラスチック製のふたを開けて所定の場所に紙コップを置いてから、ボタンを押す。すると1分ほどで淹れたてのホットコーヒーがその紙コップに満たされるのである。

 その味わいはなかなかのもの・・・コーヒーの味わいに特別にこだわりのない私にとって「これで十分美味しい・・・」と思えるものである。

 確かセブンイレブンが最初であったと記憶している。他のコンビニもそれに追随・・・ほとんどのコンビニで「コンビニコーヒー」は展開されている。

 様々なコンビニの「コンビニコーヒー」を飲み比べてみた。やはり、それぞれに味わいの差がある。値段も若干であるが違う。私の個人的な好みで言わせてもらうなら、先鞭を切ったセブンイレブンの「コンビニコーヒー」が一番美味しい。

 比べてみることにより、その個性なり差異がよりしっかりと把握できる。クラシック音楽愛好家の大きな楽しみは、「聴き比べ」である。同じ作品であっても、演奏家が違うと全く違う印象を持ったりするのである。「やっぱり、ブルックナーの9番は、〇〇だよね・・・」とか、腕組みしながら言ったりするのが、とても楽しいのである。

 今日は日が暮れてからGRFさんのお宅でそんな「聴き比べ」を行った。GRFさん、Oさん、そして私の三人は、頷いたり、驚いたり、笑ったりと・・・「聴き比べ」に興じた。

 「春の祭典」や「ブルックナー第9番」などなど、題材は様々ものが取り上げられた。演奏家の違いによる「聴き比べ」は、音楽愛好家ではわりと一般的なことである。

 しかし、それだけにとどまらないのが、オーディオマニアの性であろうか・・・「聴き比べ」は演奏家の違いだけでなく、やがて同じ作品・同じ演奏家・・・つまり音源は一緒であるが、CDの初版か再版か、あるいはレーベルが変わって出された再版ではどうか・・・更にはSACD化されたものはどうかといった、普通の音楽愛好家は行わないようなマニアックな「聴き比べ」も行った。

 アナログレコードの場合、初版か否かにより音に違いがある事は常識であるが、CDであっても同じように版によって大きな音質的な差異があることが、とても興味深かった。

 さらにSACDが、必ずしもCDよりも良い・・・というわけではないことも興味深い結果であった。「なるほどね・・・そうなんだ・・・」と心の中で何度となく呟いた。

 こういったマニアックな「聴き比べ」のお伴にはアルコールは必需品である。GRFさんの出してくた美味しい白ワインと、私が持参した「宝剣」の大吟醸をちびちびと口にしながら、「聴き比べ」の夜は更けていった。

 酔いが回ってくるに従って、GRFさんは「これは、ブログに書けないんだよね・・・」と笑う。具体的に書いてしまうと、そのCDのヤフオク相場が変わってしまうとのこと・・・

 夜もすっかりと更けてからGRFさんのお宅を後にした。最寄駅で地下鉄に乗り、荻窪でJRに乗り換えた。国分寺駅で降りた。駅そばのコンビニに寄った。セブンイレブンである。「ブレンド・・・レギュラーで・・・」とレジの店員に言って100円を払った。「100円でこの味わいなら・・・合格だよな・・・」そんな事を心の中で呟きながら、ホットコーヒーをすすった。マニアックな夜の締めくくりはこの「コンビニコーヒー」であった。



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