2013/10/16

2771:ロイヤルホスト  

 ロイヤルホスト小平店の駐車場についたのは、午後1時近かった。それほど広くない駐車場は9割がた車で埋まっていた。

 ようやく見つけたスペースに車を誘導する。ここの駐車場は1台分のスペースが狭い。POLOに乗ってきたから良かったが、E350であれば、少々緊張感を持ってバックしないといけないところであった。

 駐車して、ドアを慎重に開けて降りた。雨は既に止んでいた。風もほぼ収まり、大型の台風は過ぎ去ったようで、空の色合いも明るくなってきていた。

 店の入り口に向かう途中で彼女のMitoを認めた。「今日は早いな・・・約束の時間よりも早く着いたようだ・・・」待ち合わせの時間は1時であった。腕時計を見ると5分前であった。

 店内もほぼ満席に近い状態。ロイヤルホストは最近勢いがある。テレビでも紹介されていたが矢崎社長に変わってからは、原点に立ち返る経営方針が貫かれていて、高級感のある内装や十二分に吟味されたメニューで客を呼び戻している。

 2002年からは採算が悪化した店舗を次々に閉店していったが、ここ最近は新規出店も再開している。やはり、客が求めているものを的確に掴み提供できれば、経営状態も改善されるのであろう。

 彼女から「ロイヤルホストのイタリア料理フェア、行きませんか・・・」とメールが来たのは1週間ほど前の事。

 そのメールのなかで「7回目になる今回のイタリア料理フェアは、今まで以上に気合が入っていて期待できそう・・・」と書かれてあった。

 店の扉を開けて中にはいた。「待ち合わせです・・・」と店員にことわってから、店内を眺めた。右奥の窓際の席に彼女が座っていた。

 ゆっくりと歩いて近づいていった。彼女はスマホの画面を眺めていた。少しうつむき加減であったので、すぐには気付かなかった。

 人が近づいてくる気配を察したのか、彼女はふと顔をあげた。目線があった。お互い微笑んだ。

 「早かったね・・・道空いてた?」

 私はそう言いながら席についた。

 「ええ、台風の影響かしら・・・学校も会社も用心して休みにしたのかも・・・普段よりも車が少なかった。」

 彼女はコップに入った水を一口飲んだ。そして、「イタリア料理フェア」のメニューを開いて一つを私に渡してくれた。

 「ランチメニューの方が安いけど・・・イタリア料理フェアでいい?」

 「もちろん、それが目的だからね・・・」

 私は水を飲んで、メニューを眺めた。明るい色合いのメニューには、鮮明に撮影された写真が綺麗に並んでいた。



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