2013/10/8

2763:マトリョーシカ  

 AUDI A3がフルモデルチェンジした。エクステリアデザインはほぼ予想通り。A6から取り入れられた幾つかのデザインポイントがしっかりとなぞられるように踏襲されていて、写真を見てもインパクトというか、予想外という感覚は皆無である。

 当面日本では「Sportback」と呼ばれる5ドアハッチバックのみが発売される。その後3ドアもラインナップに加わるのかは不明である。もしかしたら3ドアは遅れて発売されるであろうA3のスポーツモデルである「S3」のみとなるのかもしれない。

  確かに5ドアハッチバックの方が実用性が高い。3ドアハッチバックはやはり売れないのであろう。「S3」であれば、生粋のスポーツモデルであるので3ドアの方が似合う。そういった割り切りなのであろうか・・・

 AUDI A3はグループ会社のVWのGOLFと基本コンポーネントを共有する。それをベースにAUDIらしい洗練されたデザインをまとい、プレミアム感を演出し、BMW 1シリーズやMercedes-Benz Aクラスに対抗させる。

 AUDIのシングルフレームにはもう目は慣れた。当初は「なんで・・・」といった感想を持たざるえなかったが、何事にも慣れてくるものである。

 慣れてくると、最近のAUDIのデザインはさらっとしていて引っかかりないという気がしてくる。しかもモデルごとの差異がほとんどないので「またですか・・・この顔付・・・フロントライトの造形とそれに上手く合わせたシングルフレームグリルの造形・・・サイドプレスの処理・・・リアのコンビネーションランプ・・・どれれこれもA6やA4と同じ文法・・・」という感想を持ってしまう。

 ドイツのメーカーはコーポレートアイデンティティーを重視する。なのでデザインの共通文法を堅持する傾向がもともと強いが、その傾向が極端に強いのがAUDIである。

 マトリョーシカのようである。マトリョーシカは、ロシアの木製の人形。胴体の部分で上下に分割でき、中には少し小さい人形が入っている。これが何回か繰り返され、人形の中からまた人形が出てくる入れ子構造になっている。

 最近のAudiは益々「マトリョーシカ人形」のようなモデル構成になってきている。A3の新型を見てその感を強くした。

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