2013/8/16

2710:純正  

 LINNのホームページによると、「KANDID」は、英語で、“ありのま”“率直な”“偏見のない”“公平な”、ラテン語で“白く輝いている”というの意味を持つそうである。

 念のため、辞書をひいてみると、「率直な、腹蔵のない、遠慮のない、ずけずけ言う、歯に衣を着せない、公平な、偏見のない、ありのままの」とあった。

 「KANDID」はLINNの最新型のMCカートリッジである。従来の「AKIVA」に換わる、LINNの新たなフラッグシップである。名は体を表すではないが、KANDIDの意味からすると、脚色のないストレートな音調を狙ったのであろうか・・・そのスケルトン構造の見た目からも、そんな意思が見えてくるような気がする。

 ホームページの製品紹介には誇らしげに広告文書が並んでいた。

 「一切の余分をそぎ落とし、EKOS SEヘッドシェルと同一の航空アルミニウムで仕上げられたT 型シャーシ・スケルトン構造により、AKIVA が7.4g であったのに対し、5.7g の軽量を実現。グルーブの正確なトラッキングに絶大な貢献をします」

 「LINN 伝統の3 ポイント・マウント。LINNトーンアームとのコンビネーションにおいて、リジッド極まりない固定と正確なトラッキングアングルを維持します」

 「KANDID の発電アッセンブリー部分には、一切の平行面を持たせず、レゾナンスの発生を極小化」

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 私のアナログシステムはほとんどがLINNで占められている。唯一カートリッジだけが他社製である。そのカートリッジも私が使い始めて5年ほど経過した。中古で取得したので前のオーナーの使用期間を合わせると10年以上の使用期間が経過したものと考えられる。

 これといった不具合が露見しているわけではないが、次の候補となるカートリッジを検討すべき頃合いとなってきている。

 残念ながら、私が現在使っているメーカーの状況は深刻のようで、現在針交換は受け付けていない。また、針交換できたとしても、オリジナルの状態ではなくその後3世代ほどに渡ってマイナーチェンジを繰り返した新しいバージョンに変わってしまうという情報も入手した。

 そんな折に接したLINNの新しいMCカートリッジの一報であったので、心惹かれるものを感じた。早速ショップに連絡して自宅試聴をお願いした。自宅試聴が可能かどうかはまだ不明であるが、やはり一度自宅のシステムで聴いてみたいものである。

 もしもカートリッジがLINNに変わったならば、LINNの純正アナログシステムの完成となる。「純正」という響きにはなにかしら魅惑的なものがある。ピタッと嵌まり、見た目的にも違和感が全くないような・・・そんなイメージを持ってしまうのである。



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